【子どもに幸せな人生をプレゼントする方法】人間関係のストレスが解決しない真の原因

【和して同ぜずの賢い女子になる!】を読んでメールをいただきました。

さず同ぜす。
これが、うちの娘の現状でしょうね。
バイト先でも、大学でも、つっかかってますもんね。
きっと彼女はこのままでは、どのバイト先に行ってもまた同じでしょう。
和すことを学ぶのがとりあえずの宿題ですね。
浄化できるのでしょうか?
それとも、言葉でまず説得してみるほうがいいのかなぁ、、、 K(2017年7月10日 23:58)

まず言葉で説明する方がいいですね。

 説得ではなく納得

「説得」じゃないですよ。

説得というと何か説き伏せる感じがあるじゃないですか。

そうじゃなくて「あっそうか お母さんの言うことはほんとだな・・・」と納得することが大事なことなのです。

それが真の気づきです。

決して説得じゃないんですよ。

ですから伝えることは「真実」である必要があります。

そして真実は決して説得するようなものじゃないんですよ。

「あっ そうか」と静かに納得できるようなことです。

 このままでは何度やっても同じことの繰り返し

「きっと彼女はこのままでは、どのバイト先に行ってもまた同じでしょう。」

それが大人の叡智というものです!

娘さんはいかに「バイト先がダメか」、「大学がダメか」かいくらでも「まともな」理由を言うでしょう。

しかし、そのバイト先でもつっかからない人はいるし、その大学でもつっかからない人はいるのです。

実際そうですよね。

ということは、その「つっかかる原因」というのは、バイト先や大学にあるんじゃなくて、「彼女自身」にあるのです。

それは真実なんですよ。

しかも多くの人が認めない真実です。

そして、いかにバイト先が悪いか、いかに大学が悪いか、いかに今つきあっている人間関係の相手が悪いか言いつのって人生を浪費します。

それで人生を終える人がいかに多いことか!

私に言わせれば、それが人生最大の損失なのです。

人生を無駄に生きるというのはそういうことです。

いかに相手が悪いかを言いつのることが無意味だと悟ることが真の理解なのです。

何もそれを一生かけて気づくことはないんですよ。

「きっと彼女はこのままでは、どのバイト先に行ってもまた同じでしょう。」

あなたはそのことに気づいている。

どのバイト先だけでなく、どの職場、どの人間関係においても同じなのです。

「説得」しようとすると余計にむきになって、「私は絶対悪くない!」と言い張る

「あっ こんなことになっちゃうのは、私の中に原因があるんだ!」

これが真実なのです。

別に娘さんだけじゃないですよ。

すべての人にとっての真実なのです。

しかし、いかに「バイト先がダメか」、「大学がダメか」言いつのっている間は決してそのことが「見えない」し、たとえそれを説得しようとしても、認めないでのすよ!

だって、ついさっきまでいかに「バイト先がダメか」、「大学がダメか」言っていたわけです。

それを急に「それもそうね。 私の中に原因があるわ。」というとプライドが傷つくんですよ。

バカみたいじゃないですか。

ですから「説得」しようとすると余計にむきになって、「私は絶対悪くない!」と言い張るということがよくあるのです。

よくあるというか、それが普通のリアクションです。

だって、それが見えていないから、そうなっているわけですから。

「お母さんは何も私のことがわからない!」

「どうして、こんなつらい思いをしているのに、お母さんまで私を責めるの!」

そういうのです。

世の中そういうことだらけなんですよ。

ですからいかに、「それが生じている原因は自分の中にある」ということをスムーズにわかってもらうかなのです。

それは娘さんの人生の時間を大いに大切にすることなのです。

それは娘さんを責めているのじゃなくて、娘さんの人生を大切にすることなのです。

だって、そこにはまっていたら決して幸せにはなれないから!

それは娘さんを責めているのではなくて、すべての人の共通する普遍的な真理なのです。

だから、娘さんが自分が責められていると感じないように、いかにこれが「すべての人の共通する普遍的な真理」なのかやんわり伝えてください。

 人間関係のストレスが解決しない真の原因

何か娘さんを「説得する」のではなく、これは人類共通の真理である。ということを伝えたらいいのです。

実際真理ですから!

多くの「バイト先」、「大学」、職場、人間関係で相手につっかかり続けて最終的に気づくことは、人生でこのようなことが起こり続けるのは「私のなかに原因があるに違いない」という真実なのです。

それを決して認めず、自分の人生に登場する相手がいかに悪いか言いつのっているのが、人間のストレスの主要な原因です。

そして、「本当は原因は自分の中にある」のに、いつも相手が悪いと考えていますから、そのストレスは「絶対に解決しない」のです。

常に自分の人生で再現されます。

ですから、娘さんはバイト先であろうと、大学であろうと、これからの人間関係であろうと、常につっかり続けるのです。

まさに、

「きっと彼女はこのままでは、どのバイト先に行ってもまた同じでしょう。」なのです。

お母さんはそれがわかっている。

私も予言しておきますが、

「きっと彼女はこのままでは、人生のどの場面でもそれを再現し続けるでしょう。」

そして、ひとはいつかの時点で、人生でこんなことばかり起こるのはなぜだろう?「ん!これは私に原因があるんじゃないか!」と気づくのです。

それに気づけなかった人は、永遠のストレスに身も心も参ってしまい、病気になっていくのです。

どうやって「和する」かはというのは次の問題です。

相手に原因があると思っている限り、真に「和する」ことは不可能なのです。

相手を責めることに忙しいですから。

相手に原因があると考え続け、真に「和する」ことができず、妥協して生きているのが多くの人の現実です。

真に「和する」ことは決して妥協ではありません。

妥協とは、本当は相手が悪いと思っているけど、「自分にもメリットがある」からしかたがないので我慢しているという状態です。

それは「自分のメリット」がなくなったり、我慢の限界に達したら「いつでも爆発」するのです。

そういうのは決して真の幸せはないし、真に満たされた人間関係でもないのです。

今の社会、今の家庭の多くは、そういう妥協のバランス成立しているのです。

それが世の中に非常に病気が多い原因ですよ。(笑)

娘さんに、これだけ同じようなこと連続するんだから「きっと私の中に原因があるわ。」という「見方」を叡智を伝えることができたら、それは親が子供に送れる最大のプレゼントのひとつです。

その「見方」で初めて娘さんは、「つっかかり続ける」人生の方向転換の可能性が見えてくるのです。

どうやって転換するかは、いつも書いてることですから、ここでは改めて書きませんが、必ず幸せになれるし、そのためにこういう出来事はあるということだけははっきりしています。

それは娘さんを責めて、「あなたが悪いっ」ていうことじゃなくて、自分や世の中に対する真の見方を手にするということなのです。

この「見方」が娘さんが幸せな人生を開けるための鍵なのです。

親が子供に贈れるこれほど大切なプレゼントはありません。

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