失敗した時、ミスをした時、なんであんなことをしてしまったんだ!という強い後悔に囚われて動けなくなってしまいます。

ご質問をいただきました。

私は物事を引きずる癖が強いです。
失敗した時、ミスをした時、なんであんなことをしてしまったんだ!という強い後悔に囚われて動けなくなってしまいます。
一刻も早く後悔に囚われないで、未来を見て歩いていきたいです。
どうしたらできるようになりますか
Y( 2018/10/29 16:25)

失敗やミスというものはこの世に存在しない

「失敗やミスというものはこの世に存在しない」ということを知ることによってです。

人の本質は輪廻転生を越えた永遠の魂です。

その永遠の魂の旅路において、「失敗やミスというものは存在しない」のです。

あるのはただ永遠に続いていく「プロセス」だけです。

一本の永遠に続く糸なのですよ。

その糸の一部を切り取って、これは失敗だとか、あれはミスだとかいってもしかたがないのです。

そんなことは毎瞬毎瞬続いていく、永遠のプロセスの一コマに過ぎないのです。

もっとこうなったらいいな、ああなったらいいなという思いをもつことはあるでしょう。

それは「常に」あることなのです。

よりよい状態を求めることに何も悪いことはありません。

それが進化への情熱です。

ですから、常にもっと「こうしてみたい」「ああしてみたい」という思いをもつことを止めることはできないのです。

それは正常なことです。

何も後悔するようなことではありません。

そういう思いがなくなれば進化はとまり、やがて宇宙は停止してしまいますからね(笑)

例えば今日初めて野球を習った少年がいたとします。

もっと上手に打てたらなぁときっと思うことでしょう。

ところがイチローのような達人になっても、「もっとこうしたらいいんじゃないかな」ということは必ずあるんですよ。

そのプロセスに終わりはありません。

ですから、何か改善したいことがあるのは止められないし、改善したいと思うことも正常です。

そして、それはずっと続いていきます。

そのごく正常なプロセスを、「失敗とかミス」などと呼ぶのがいけないのです。

そうではなく、改善したいことが発見された!ということなのです。

思考は現実化する

そして「思うことは現実化します」

「あ~失敗した、ミスした、私はダメだ!」と思っているとそのような結果を引き寄せてしまうのです。

スポーツ界ではイメージトレーニングは有効性が知られ、広く取り入られています。

メンタルトレーナーという職業まであるんですよ!

彼らは、自分が見ごとなバッティングをしているイメージを繰り返し、自分に定着させます。

それがヒットやホームランを打つのに有効であることが知られているからです。

ですから、必要なことはこれも宇宙の正常なプロセスと受け止め、これをどう改善したいのかを考える材料にし、

どう改善したいのかが決まったら、それがうまく出来ている自分を体感できるまでイメージトレーニングするのです。

それが最先端のプロ選手がやっていることです。

内面が穏やかでも冷静でもない時に「行動」してもダメ

あらゆる出来事は起こります。

しかし、それをミスや失敗と呼ぶことはないのです。

ただ、どう改善したいのかを考える材料にするだけです。

そして、深呼吸して落ち着いて、新しいイメージ、ワクワクするビジョンに従って行動するのです。

思考や、イメージ、内面を整えるのが先なんですよ。

例えば、ケンカしてお互いにカッカしているとき「何を言っても関係は改善しない」ですよね。

もうそのカッカしている内面にふさわしい状況を引き寄せるのです。

ああ言えばこう言うみたいなことですね(笑)

しかし、ちょっと落ち着いて、深呼吸して穏やかになって、本当は仲良くしたかったんだよな、と思い出し、

その「仲良くなりたい」というイメージ、内面を先にもって、話しをすると、穏やかに冷静に話ができるものです。

そして、ケンカを乗り越えて仲良くする方法が見えてくるのです。

まず内面を整えるのが先なんですよ。

カッカして、言いたいことをいったら、関係ない以前のことまで持ち出して「だいたいあんなたは!」傷口を広げます。

そして、修復不能なところまで突撃することもあります(笑)

それは内面が穏やかでもないし、冷静でもないからですよ。

そういうカッカしている時に「行動」してもダメなんですよ。

決していい結果にはつながりません。

もちろん「カッカ」した怒りにふさわしい現実を創造します。

それが思うことが現実化するということです。

人間は「精神、思考、行動」の三位一体

ですから、まずすべては永遠のプロセスの一コマに過ぎない、この世のミスや失敗は存在しない、ただ改善したいことがあるだけ、という宇宙の現実を受け入れます。

そして、深呼吸でもして、それをどう改善したいのか、落ち着いて考えます。

そして、「自分がしたいことはこうだ!」というのが定まったら、それはワクワクし、喜びを感じることです。

それが自分にフィットしているということの合図です。

そういうメンタルになってから、「そのイメージに沿った」情報を集めて考え、それを参考にして、行動します。

人間は「精神、思考、行動」の三位一体なのですよ。

まずはメンタル、精神を整えます。
次にそのメンタルに沿った情報を集めて思考します。
そして、そのメンタル、思考に沿って行動します。

そうすると自分が改善したい状況に最短で到達することができます。

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