レマン湖郊外の農泊に宿をとった。
途中、村の教会に寄ってみる。
最前列の男性は、教会の木の扉をずっと手で押さえて、私が入るのをうながしてくれた。メルシ。
よそ者の私にとってはこういう小さな心遣いがとてもうれしい。
私が最後列の椅子に座っている間、男性はひざまづき、30分以上も祈りを捧げている。
見ている私の方まで敬虔な気持ちになってしまう。
翌日もう一度この教会に立ち寄るとパイプオルガンが演奏されていた。
私もしばらく数名の村人としばらく聞き入った。
こういうガイドブックに載っていないような小さな村にも宝石に出会える。
この白ワインは隣村のものだそう。
農泊の朝ベッドでまどろんでいると、カラカラ、コロコロとたくさんのカウベルの音が聞こえる。
カーテンを開けるとペーターが牛追いをしていた!
牧童の朝は早い。
宿から駅に向う途中、この小さなお店でスグリのジャムを一瓶買った。
写真の右上に見える小川沿いの小屋は村の共同洗濯場だ。
ヨーロッパはガイドブックに載ってるような有名な観光地より、あまり知られていない小さな村の方がいい。