ご質問をいただきました。
「魂って消滅するのですか?」
「消滅」というのは「生じた」ものについて当てはまる現象です。
死というのは生まれたものについて当てはまる現象です。
ところが魂は輪廻転生を繰り返す永遠の存在なのです。
「永遠」というのは終わりがないということです。
終わりがないということは始まりがなかったということです。
始まりがあれば必ず終わりがありますからね。
この宇宙はビッグバンによって「生じ」ました、ですからこの宇宙に属するものはやがてすべて「消滅する」可能性があります。
しかしそのビッグバンの原因者である無から宇宙を生じたるもの。
神と呼ばれる意識体は、宇宙のビッグバン以前、宇宙が無であったときから存在しています。
宇宙が無であったときからなぜ、それがあったのかはわかりません。
永遠のなぞでしょう。
その神と呼ばれる意識体は生じたのではありませんせから、消滅することはありません。
だから神は永遠であるのと言われるのです。
私たちの本質は永遠の輪廻転生を繰り返す魂です。存在で唯一永遠と呼ぶにふさわしいもの。
(宇宙自体は永遠ではありません。生じていますから、いつか消滅するでしょう。)
神と同じものでできているからこそ永遠の性質を帯びることができるのです。
私たちの魂は、臨死体験において、自らの体を天井から見つめるものです。
その魂は永遠です。
私たちの魂は決して生じたことはなく決して消滅することもない神と同じものでできているのです。
それが「神は自らに似せて人間を創造された」という意味です。
私たちの魂は、無から宇宙を生じさせた意識体である、神御自らが、この物質宇宙を観察し、経験するための自らの意識を分けたものです。
この宇宙を支えているのはこの意識です。
この宇宙には神という原料しかないのです。
だからその宇宙のすべてを支えているのもまた神です。
神は宇宙のすべてを知っていると言われます。
どうやって知っているのか。
私たちひとりひとりすべての魂(意識)を通じて万物を観察しておられるのです。
すべての生命の意識(魂)を通じて、神は宇宙のすべてを観察し、体験し、お知りになっているのです。
そして魂に与えた創造の力によって絶えず宇宙を創造されています。
ビッグバン前の無の宇宙には、神と呼ばれる意識体しかなかったのです。
万物はその神と呼ばれる意識体からできているのです。
私たちの魂もです。
万物の本質である神が永遠不滅であるなら、私たちの本質である魂もまた永遠不滅です。
だから私たちの魂は神と同様に、決して生じたことはなく、決して消滅することもありません。
それが永遠という性質をもつものの唯一の特徴です。
この宇宙が神によって生じている以上、
この宇宙が神しか原料がない以上、
万物の本質(魂)を突き詰めればすべて神に行き着くのは当然のことなのです。
それ以外にはあり得ません。
だから私たちの本質である魂は決して消滅することはないのです。