「自分のやりたいことを知る」の続きです。
「(高校生の息子さんに)理想を高くもて、日頃からいつもいっているのですが、本人的には行きたい学校も目指すべき理想もないといっています。
親の私もそうなのでしょうがないのですが、自分本来の本当にしたいことをみつけるには、天命をしるには何か良い方法があれば教えて下さい。
・・・
これは自分が一番よくわかっているんですが、私自身この年になっても(57歳)自分のやりたいことがわからないんです。
なんとなく生きている感じです。」Yさま(2016年2月1日 15:28)
息子さんに高い理想を持ち、自分のやりたいことをもち、それを実現する人生を歩んでもらいたければ、自分がまずそうすることです。
子供にとって親は大人の代表です。
もし、親がつまらなそうに生きていたら、子供は「ああ、大人になるというのはつまらないことなんだな、みじめなことなんだな つらいことなんだな」ということを学びます。
そんなことなら「大人になんてなりたくない」と思われてしまいます。
そのような意識がニートなどのさまざまな温床にもなっています。
大人がまず見本を見せます。
大人になるってのは最高だ!
面白くてしかたがないぜ!
ん!お前まだ子供なのか!
早く大人になって俺みたいに、エキサイティングでわくわくする人生を歩けよ!
こう言えるようになることです。
それを背中で示してもいいです。
何もお金をかけなくてもいいんですよ。
自分のやりたいことをすることを自分に許すのです。
何でもいいですよ。
例えば、私は以前ふと旅に出たくなって、古くてさびた埃まみれの自転車を取り出して、拭いて、旅に出たのです。
自転車だから金も大してかかりませんよ。
はっきり言って、手も痛いしお尻も痛いし、全身くたくたになって走り続けました。
でも見知らぬ初めての土地を旅して楽しかったです。
そうしたら、子供たちが自転車に乗れるようになり、中学になると、一緒に旅に出たいというんです。
ですから、一緒に自転車で旅をするようになったのです。
要するに、お父さんは勝手に楽しそうなことをしている。
ぼくも行く!
ということなんです。
ついにサンフランシスコで親子で自転車旅をするまで発展してしまいました。
この思いでは本当に楽しかったみたいで、今でもサンフランシスコは世界で一番楽しい街だと思っています。
よくまた行きたいと言います。
新婚旅行はサンフランシスコに行くとまで言います。(笑)
「おい!世界は広いぞ!まだ他にも色んな街がある。」と言うんですけどね。
サンフランシスコは彼らの理想の街になってしまっています。
結婚して、サンフランシスコに新婚旅行に行って、彼女をこのコースに案内し、子供を早く作って自転車に乗れるようにして、親子で自転車旅をするとまで言うんですよ!
いや本当に。
お前ちょっと気が早いぞ!と思うくらいです。
そのためには、早く大人になっていっぱいお金を稼いで、きれいな彼女を作り、サンフランシスコに行って、子供をいっぱい作り、一緒に自転車旅をするともう、意欲満々なんですよ(笑)でもそれでいいと思っています。
要するにこれは、私がふと旅に出たくなって一人で自転車旅に出たことから端を発しているんですよ。
自分自身が喜びに満ちた生き生きしたことをすると、その波及効果は本当に大きいのです。
どうか自分がやりたいことを思い切って自分に許す勇気を持ってください。
そしてそれを実行してください。
金がかからないことでいいですよ。
でも自分の生命エネルギーを爆発させ、めいっぱい楽しむことです。
お金の多い少ないじゃなくて、自分の生命エネルギーを目いっぱい輝かせることが大切です。
そうするとの強く強烈な生命エネルギーが、仕事に家族に、あらゆるところに生き生きとしたものをもたらします。
それはそうならざるを得ないのです。
そしてその生命エネルギーは誰でももっているのです。
必要なことはただ、それを解き放つだけです!