【鬱】虚ろで空っぽ、夢遊病のようになって自分のやりたいことが見つからない

メールをいただきました。

自分のやりたいことが見つからない

今は自分の中がボロボロで上手く整理できないのですが、ただ今の状況が苦しくて限界のようなのです。

普通の時の酷い鬱状態から、カチッとスイッチを入れて外に出たり仕事をしている感じです。

スイッチが入っている時は自分の中に自分がいない、ただ体だけがやらなければならないことを必死でこなしていて、そんなことが続いてどんどん自分が虚ろで空っぽに、夢遊病のようになっていってます。

いろいろ考えていたのですが、自分のやりたいことが見つからないのです。

目的がないので、何も絞れないでいます。選ぶ、決める基準がなくて。

自分の心惹かれること、もの、場所などを探していても、これといって見つけられなくて。

何かに多少惹かれても長続きしなくて、すぐに冷めてしまうし、ただ無気力で、何の力も思いも湧いてこないのです。

K(2021/06/07)
まずですね。
ゆっくり休んでください。
ぐっすりぐっすり寝てください。
休みの日は1日のんびりしてください。
公園とか自然の中を散歩するのはお勧めですよ。
「自分のやりたいことが見つからない」ということですが、「今自分が認識している社会、価値観の中で、やりたいことが見つからない」だけです。
人生そのものを諦めてしまってはいけませんよ!
くれぐれも早まらないように!

今の社会は色んな意味で行き詰ってる

今の社会は色んな意味で行き詰っています。
たとえば不登校児がすごく増えていますね。
スマホで簡単に調べられることを暗記させるようなことを何年もやり続ける教育にうんざりしています。
せっかく官僚になった若い人が今どんどん辞めています。まぁ忖度ばかりして、くだらない書類隠しが仕事なら、普通の人ならバカバカしくてやってられません(笑)
日本は税収50兆円のところ、医療費だけで40兆円使い、毎年50兆円ずつ借金が増えています。
働いても働いても増税され、それは利息で消えています。
年金などの問題もご存知の通り。
ですから、今の社会を見渡して、「やりたいことが見つからない」というのはある意味マトモです(笑)。
もう色々限界に近付いている。
社会制度というのは、大日本帝国もそうですが、鎌倉幕府、室町幕府・・・とまあ何年かで行き詰るものなんですよ!(笑)
 永続した社会制度というのは存在しません。
 会社の寿命も今は2、30年程度だそうですから、末期の会社に勤めていると、虚しい感じがするでしょう。希望がないですね。
その社会の価値観に埋没していると「自分のやりたいことが見つからない」ということになりかねないのです。

自分の心惹かれることが見つからない

「目的がないので、何も絞れないでいます。選ぶ、決める基準がなくて。

自分の心惹かれること、もの、場所などを探していても、これといって見つけられなくて。」

私たちは、物心ついたら中学受験、高校受験、大学受験、入社試験、仕事の目標・・・とずっと「誰かが決めた目的」クリアするように目的を与えられてきました。
さて、そういう目的はあなたにはもうもう「心惹かれず、何の力も思いも湧いてこない」わけですよね。
それでも「普通の時の酷い鬱状態から、カチッとスイッチを入れて外に出たり仕事をしている」「スイッチが入っている時は自分の中に自分がいない、ただ体だけがやらなければならないことを必死でこなしていて、そんなことが続いてどんどん自分が虚ろで空っぽに、夢遊病のようになって」いる。
今自分が認識しているもの(社会)の中に探すからみつからないんですよ。
例えば戦争を遂行する大日本帝国の社会の中で目的がわからなくなったとします。
どうすればいいのか?
「鬼畜米英!欲しがりません勝つまでは!」と言っている、親や先生、大人たちの価値観目的に耳を傾けても無駄ですよね。
どうしたらそういう中で希望が見つかるでしょうか?
社会の集合意識の外に出ることです。
例えば「この調子では日本は次期に負ける」「そうなったら社会体制も変わな」とか。
世情が落ち着くまで田舎に疎開して、そこで農業しながら行くへを見極めようとか。
何か今まで自分がやってきた枠組みの外に出て思考してみることで初めて何か意義あることが見つかることがよくあります。
江戸時代の価値観の中では「何かに多少惹かれても長続きしなくて、すぐに冷めてしまう」かもしれませんが、その外に目を向けると情熱をかきたてられるものが見つかるかもしれませんよ(笑)

集合意識

江戸幕府の集合意識の中に埋没していると、それ以外のことは認識できませんし、大日本帝国の集合意識の中に埋没していると、それ以外のことは認識できません。
「欲しがりません勝つまでは!」の中でがんばるだけですね。
その中で何かがおかしくて行き詰っていること感じ、自分が埋没している集合意識に疑問をもつかもしれません。

人生に喜びをもたらすのは部屋をきれいにするのと同じ!

人生に喜びをもたらすのは部屋をきれいにするのと同じです(笑)
ある人が部屋が散らかって喜びが感じられないので、自分の部屋を自分の喜びが感じられるものに変えたいとしますね。
最初に必要なことは何ですか?
ゆっくり休むことです(笑)
なぜ部屋が散らかっているのか?
忙しすぎて片付ける余裕がないからです。
それと同じです。
忙しすぎると人生をきれいにする時間がとれないのです。
ですから、まずはゆっくりやすみ、疲れた体では片づけられませんから、たっぷり寝るのです!そして時間を作って片付けに取り掛かります。

次にすべきことは役に立たないものを捨てること!

次にいきなり「心惹かれるもの」を置こうとしてもダメですよ!
なぜなら部屋の中には、「もう自分の役に立たないもの」がたくさんあるからです。
必ず断捨離から入らないといけません。
それは「思考」についても同じです。
もはや自分の人生の幸せに役立っていない「〇〇べき。○○ねばならない。」がいっぱいあるはずです。
それを手放さなければ、何かいいものを置こうと思っても、そのスペースがありません。
まずはすっかり断捨離して、スペースを作ることです。
それは今まで惰性で続けてきた、もはや自分に喜びをもたらさないものを手放すことです。
それは自分の中で「〇〇べき。○○ねばならない。」などと認識されていることをすっかり手放すことです。

別の部屋に引っ越しますか?仕事は?人間関係は?

さあお部屋がすっかり片付きました。
部屋に何かを置く前に、本当にこの部屋のままでいいですか?
もしかしたら別のところに引っ越した方がよくないですか?
今の仕事、今の人間関係はどうですか?
一度に全部片付けるのはたいへんかもしれませんが、
自分の人生に喜びをもたらさないものが残っているなら、そこに喜びをもたらすものを置くスペースはありません。
何しろ自分の人生には役に立たないガラクタがびっしり詰まっているのですからね。
それを片付けるのはあなた以外誰もいません。
自分のペースでかまいませんからまずはスペースを空けなければいけません。
一度に無理なら、先ずはコーナーだけでもいいです!(笑)
もし「私には無理」「変えられない」ということであれば、それは無理だし、変えられません。部屋でも人生でも同じことです。
しかしもう限界、既存のやり方で生きるのはもう無理となっているのではないですか?
それならば未知かもしれませんが新しいことにチャレンジした方がよくないですかね?

さあ、人生に何を置こうか?

さあ、自分の幸せに役立っていない集合意識からの価値観、仕事、人間関係など、役立たないものはすべて手放しました。
それは一度にすべて絶縁するということはなく、それらに対する「〇〇べき。○○ねばならない。」を手放したということです。
自分の中でそういう思い、執着がなくなれば、その後の人生でそういう役に立たないものは自然と消えて行きます。
もしあなたの思い執着が残って居れば、そういう幸せに役立たないものがあなたの人生に存在し続けるでしょう。
人によっては今生ここまでたどりつけない人もたくさんいます。
「自分の部屋にある役立たないものを捨てるのも捨てないものその人次第」です。
他の誰にもできません。

心を取り戻したら

心を亡くしていたら何も気づけないのです。
ですからあまり先走って書いても仕方がありませんが、
あなたに喜びをもたらす人生は必ずあります。
既存の社会の価値観の中にはないかもしれません。
既存の社会の集合意識の中にはないかもしれません。
既存の仕事や人間関係の中には見つけられないかもしれません。
(しかしそれは意識、無意識に自分が受け入れてきたものです)
しかし「あなたに喜びをもたらす人生は必ずある」のです。
それは何か与えられるものじゃないんですよ。
それはあなたが創造するものです。
思考が現実化するというのを聞いたことがありますか?
既存のものの中に自分を満たすものがなければ新しく創造すればいいんですよ!
新しい生き方を含めて創造すればいいのです。
まずはゆっくり休んで、自然の中でも散歩して、グラウンディングし、
忙しさの中で亡くした心を取り戻してください。
心がなければ何も感じることができませんからね。
しかし、喜びを感じる人生への希望は常にあります。
今の社会、今の集合意識、今の価値観、今の仕事、今の人間関係の中ではないかもしれませんが「喜びを感じる人生への希望は常にあります」
今日その一歩を踏み出そうと思えば誰にでも可能です。
すっかり休んで忙しさに亡くしていた心を取り戻しました。
自分の幸せに役立っていない、諸々を手放しました。
さあ、次はどうしたらいいですか?とご質問されることを待っていますね(笑)
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