ラウターブルンネン近くのメンリッヒェンでアルプホルンフェスティバルがあるというので近くの山小屋に前泊した。
ズッペンアルプ。
ぐずついた天気だったが、ガスが晴れると屋の窓からは眺望が広がった。
左アイガー 中央メンヒ 右ユングフラウだ。
小屋には荷揚げ用の四駆があった。
年代物のランドローバーだ。
日本では見たことがない。
すでにクラッシックカーの領域に入っていると思われるが現役だ!@@
この小屋の看板娘はとてもいい人で、食事の時私をファーストネーム(下の名前)で読んでくれた。私の名前は外国人にとってとても難しい発音なので、彼女は練習したに違いない(笑)うれしいね。
明日メンリッヒェンのアルプホルンフェスティバルに行きたので朝早く出たいというと、シェフに相談してくれて朝食代をまけてくれた。
彼女は「ここから駅まで40分かかるわ。夏は面倒ね、冬なら2分で行けるのに」と言った。
私が驚いていると「スキーで行くのよ」と笑った(笑)
このあたりの駅にはスキー用のロッカーが完備されている。
住民は家から駅までスキーで来るそうだ(笑)
私は歩いて駅に向かった(笑)
ラウターブルンネンで乗り換えメンリッヒェンに向う。
ネットにはイベントは9時スタート書いてあったので30分前には到着したが一向に始まる気配ない(笑)
10時頃からぼつぼつスイス民族音楽のアコーディオン演奏がはじまった。
こういうのね。
11時頃から本格的にはじまった。
こういうスローなヨーデルでした。
いよいよお待ちかねのアルプホルンフェスティバル本番。
こんな曲です。
もう山々が鳴り響いているような荘厳さでしびれる。
コンサート自体は無料なので夏に来る人は、ぜひ日を合わせて来たらいい。
ビールとソーセージで腹ごしらえをしてトレッキングに出発する。
アイガートレッキングルート
メンリッヒェンからアイガー北壁を正面に見ながら歩ける絶景ルートがある。
実は2年前にもここをトレッキングしてた、同じルートは芸がないなと思わないでもなかったが、ホルンフェスティバルが同じ場所であったのでしかたがない(笑)
しかし何度来ても非現実的で壮大な景色に出会える。
アイガー北壁と登山鉄道。
正面の北壁の内部を貫通して氷河の覆うユングフラウヨッホ(鞍部)まで鉄道が登り詰めるのだから恐れ入る。
アイガー北壁からユングフラウの方へルートは続く。
ラウターブルンネンの滝が見えてきた。
このルートはメンリッヒェンから登山鉄道のクライネシャイデック駅ベビーカーでも行けるルートが続く基本水平か下りのルートである。
そこから先ラウターブルンネンまでルート沿いに登山鉄道が通っており、きつくなれば列車に乗ればいい。
比較的簡単で、アイガー北壁から、メンヒ、ユングフラウといったベルナー・アルプスの名だたる名峰を長時間正面に見ながらトレッキングできる初心者にもお勧めのルートだ。