大本山永平寺で一泊二日参禅してきた。
結論から言うと今まで座禅に興味が自分でやって足が痺れた経験のある人はぜひ行くべき。一般の参拝の100倍くらい濃い経験ができる。
送られてきた予定は以下の通り。
13時到着
15:00 上山(到着)
15:30 坐禅①
16:20 入浴
17:30薬石(夕食)
18:30 坐禅講話
19:40 映画
20:20 坐禅②
21:00 開枕(消灯)
3:50起床・洗面
4:20坐禅③
5:30朝課(朝のおつとめ)
終わって諸堂案内
終わって小食(朝食)
終わって坐禅④
終わって感想文作成 茶話
9時までに下山(出発)
当日早目に到着すると、若く小柄なお坊さんがひとり立っておられたので、「一泊二日の参禅体験に申し込んだのですが。」と聞くと、本来の時間なら拝観料はいらないけど、今なら必要になるから、鐘つき堂に行って、鐘をついていたらいいと教えてくれた。
しかもその若いお坊さんは、白人の外国人のようだ。
何年か修行されてるのだろう世間の澱(おり)がすっかり落ちて、実にサッパリした表情をされている。
この世には街では出会えないこういう表情の人たちがいるの知ることも経験だ。
大本山永平寺「唐門(勅使門)」。
上山すると相部屋の大広間に案内される。布団がピシッと揃えて並べてあり、使用後は自分で同じ状態に戻すことが求められる。
折り目の方向などをしっかりチェックしておく。
移動する際は常に、叉手(しゃしゅ)を保つことが求められる。
あ〜
俺は本当に日常漫然と生きていたんだなと実感する。
この日程に4つの坐禅が組まれている。
1回目は丁寧に説明してくださる。
お尻に敷く坐蒲(ざふ)にも作法がある。
2回目は自分でどんどんやるように言われるが、案外いろいろ抜け落ちてる。
具体的にはどう坐禅をやるのかは、坐禅講話での西田 正法(しょうぼう) 大本山永平寺副監院(ふくかんにん)老師のお話しが秀逸だった。我流の人はここでかなりの疑問が解消できるだろう。
当日の薬石(夕食)
箸の置き方まで作法がある。
これは雲水(修行僧)みんなさんが作ってくださったそうで、シンプルながらに実に滋味深い。おそらく調理方法のひとつひとつにも決められた手順があるのであろう。
食事前にはこの箸袋を合掌してもち、一斉に唱える。
一つには作ったり運んだりするのにどれだけ大変だかを計り。これがどうやって来たのかを図る。
2つには、自分の徳行がそれに値するのかをはかって頂く。
3つには貪ってはならない。
・・・
自分がいかに日頃漫然と生きていることよ。
朝は午前3時50分に起床の鐘が鳴らされ、布団を整え、洗顔し、自分で坐禅堂にむかい、4時20分までに昨日習った通りの方法で自分で坐禅をはじめる。
坐禅堂に入るにも作法があり、早朝にもかかわらずすでに西田 正法副監院も座っておられる。
私はいろいろ気をとられ叉手(しゃしゅ)をすっかり忘れていた。
警策(きょうさく)はここでは坐禅中に自分の判断で受けたいと思った時、合掌して待っておく。
すると後ろに立ってくださって、右肩に警策(きょうさく)があてられる。
すると左斜め前に前傾すると、打ちすえてくださる。
パチンと大きな音がして、痛いのだけど痛くない。不思議な感覚がある。
そこがじわっと血行がよくなって癒されていく感覚さえある。
大分から永平寺はちょっと距離があるが、帰宅後いろいろ生活を整え、また再訪してみたい。
またいくつもの発見がある気がする。