今日はイエスの奥さま(マグダラの)マリアがイエスの子を産み育てた聖なる岩窟(grotto of Sainte-Baume)を目指す。
目指すサント・ボーム山塊が見えてきた。
途中に集落などがまったくない。
野生のラベンダーの群落がいたるところにあった。
宿に荷物を置いていよいよ聖なる岩窟(grotto of Sainte-Baume)に向かう。
ここが聖なる岩窟への道だ。
ここからは聖域だ。
自転車を木の根につないでおく。
聖なる岩窟は崖の中腹にへばりつくようにあった。
天然の洞窟がそのまま聖堂になっている。
今日は暑い日だが中に入ると涼しく心地よい。冬は外気よりずっと暖かいのだろう。
来訪者の9割以上が女性だ。
ひとりでこの場のエネルギーに向き合ってる人が多い。
素足で山道を登ってくる女性も何人かいた。
そういう参拝方法があるのかもしれない。
ここは長い間秘密にされた聖地で、ひとり一人が直感に導かれてはるばるやって来て、この場のエネルギーを静かに感じている。
ここには生きていくために必要な十分な水がある。
この水をイエスの子の産湯としたのだろう。
水場近くのプレート。
ここは迫害を逃れた(マグダラの)マリアが、安全にイエスの子を産み育てるためにの、申し分のない特徴を持っている。
ダ・ビンチコードでは真の聖杯は子宮であるとされている。
この像は比較的新しいものだが、左の岩にじっと目を閉じてしばらく触れている人がいた。
この岩は女性の会陰のように見える。
ここの秘密を知る人々によって、この岩が密かに信仰されてきたのだろう。
レオナルド・ダ・ビンチが描いた「岩窟の聖母」とは、ここサント・ボーム(sainte baume聖なる岩窟)でイエスの子を産み育てた、マグダラのマリアであり、この岩窟こそが聖杯だろう。