自分で幸せを見つけられない家族をどうやったら救い出せるのか

よしみ(仮名)さんから、ご質問をいただきました。

私の姉は、未婚で小姑で仕事も不規則な老健の給食のパートです。しかも給与も少なく、独り暮らしも出来ないんです。不規則な仕事から目眩や思考能力の低下で常にボーッとしているので、結局仕事が体に合わないと、姉自身も分かっているのに辞めることに踏切れずずっと、ぶつぶつと文句ばかり言っていました。それに加えて、よきパートナー(彼氏)にも出会えず。ちなみに、我が姉はこのかた男性の方と付き合ったことが一度もないのです。たぶん、人を信じられないのかなぁって、、。
こんな姉と、毎週のように電話して毎回、もっと楽しめる事を考えて。もっと自分に素直になって、仕事を辞めなさい。←これは、本人が辞めたいと言った時だけ言います。
仕事に関しては、やっと姉が辞め時と思ったらしく1月に辞めます。
とにかく、話をするたびに私は「やりたい事をしたら?」や話の中で出てきた事を「してみたら?」と言いますが、「やりたい事が分からない。そう言われても、霧がかかっていて、何も見えない。」とか言われて、早三年。難しい姉です。
どう言ってみても怒り&うつ のようになってしまうのです。姉には、友達と呼べるような人もこれと言っていない感じです。同級生で2人くらい、年賀状くらいのやり取りです。

ふむ。

その人の人生はハンドルを握っているのはその人自身です。

最終的に誰もその人に代わって幸せになってあげることはできません。

まずは周囲の人は、決してそれに巻き込まれないことです。

自分の幸せ、自分の生活はしっかり守り、その上でできることがあれば力になればいいです。

自分がお姉さんと同じ地点に下りるのではなく、どうやったらお姉さんを私のところへ連れてきてあげることがきるかですね。

おぼれる人を助けるには、自分はしっかり陸に足をつけて、枝なりロープなりを投げて「こちら」に引き寄せることが大事なのです。

自分も一緒になって巻き込まれてしまっては、不幸が増えるだけですからね。

一人の家族の不幸が周囲の家族を巻き込んでみんなを不幸にするということは結構あることなのです。

決して巻き込まれてはいけません。

たとえおぼれてしまっても、一人だけで済むのが一番被害が少ないのです。

家族が一緒に巻き込まれて全員がおぼれるのが一番悪い形です。

決して依存させないことです。

おぼれる人は藁をもつかみますから、相手のことなどなりふり構わずしがみつき、あなたが私を助けるのは当たり前だ。という状況に心優しい家族は巻き込まれてしまいがちなのです。

まずは「自分の人生は自分で幸せにするしかない」という覚悟を決めてもらうことですね。

その覚悟がない人は、ただ人に依存しようとするだけですから、結局誰にも救えないのです。

もっとこうしてくれてもいいでしょ、家族なんだから。

何よ冷たいわね。

でも私には私の生活があるのよ。

それが永遠に続くだけです。

ですから「自分の人生は自分で幸せにするしかない」という覚悟が決めてもらうのがスタートです。

時々「誰もが自分の人生は自分で幸せにするしかない」からね。と言っておきます。

しかし、人間には無限の可能性があるんだよ。

思考は実現するからね。

自分の思考を変えるだけでいいんだよ。と言います。

それほんと?

じゃあ一体どうしたらいいの?

こうなって初めてアドバイスが可能です。

ですから、それまでは

「自分の人生は自分で幸せにするしかない。」

自分の人生は思いと感情と行動でできているから、思いを変えれば無限の可能性がある。

それを折あるごとに繰り返します。

そしてお姉さんが、

そうね。

自分の人生は自分で幸せにするしかないわね。

でも無限の可能性があるの?

いったいどうしたらいいの?

こう思い始めた人はいろんなアドバイスが可能なのです。

実際これ以外の方法で、その人が幸せになる可能性はありません。

人に依存したところで「本人は何も変わらない」からです。

今の人生の結果を作った思考パターンは何も変わらないのです。

その人の思考パターンを変えることができるのはその人だけなのです。

自分の人生で自分で100%の責任を持ち、自分で何とかしようと!思った時、誰でも道が開けます。

「自分で自分を変えよう」と思ったからです。

そこがすべてのスタート地点になります。

それまでは人に依存して「なんとかして」と思うだけで、

「自分で自分を変えようと」と思わないからです。

その人以外にその人を変えることはできませんから、その人の人生は何も変わらないのです。

ですから「自分で自分を変えようと」と思う地点にどうやってお手伝いするか、それが最初のステップです。

そのためには

「自分の人生は自分で幸せにするしかない。」

「思いが現実化しているから、思いや感情を変えれば現実が変わる。」

「思いを変えれば無限の可能性がある。」これをいろんな方法で伝え、

なるほどそうかもしれない。

「どうすれば変えることができるのか?」そう思ってもらうことです。

そこまでリードしていくのが周囲の人の役割です。

希望は常にあり、無限の可能性は常にあります。

ただ、それを「私はどうしたらいいの?」と自分から求めることが大切なのです。

不幸というのは、「私はどうしたらいいの?」と思うために存在しているのです。

「私はどうしたらいいの?」と早く問いはじめたらいいのですけどね。

人のせいにしたり、自分には可能性がない、私はもうダメだと思っていると、そこまで至るのに長い時間がかかります。

学校の授業で教えてくれたらいいんですよ。

「自分の人生は自分で幸せにするしかない。」

「思いが現実化しているから、思いや感情を変えれば現実が変わる」

「思いを変えれば無限の可能性がある」

こんな大事なことを教えずにつまらんことをばっかり暗記させすぎるんですよ!(笑)

たったこれだけのことを知っていればいいんですよ。

そうすると、そうだ!

これは私が欲しい現実とは違う。

私は一体何をどう思ったらいいんだろう?

そうすると、色んなアドバイスができます。

ああ、ここはこう考えればいいのよ!

なるほど!

その連続が自分の人生を変えていくのですよ。

それ以外タネも仕掛けもありません。

しかし、それだけであらゆる人に無限の可能性があります。

だって思考には制限がありませんからね。

そして、思考と感情は必ず現実化するのです。

いったいその人の思考の何が今のその人を作り、その人自身の可能性を制限しているのか。

問題はそこだけなんですよ。

お姉さんを観察されたら多くの思考でご自分を縛っていることがわかるでしょう。

私はダメだ。

これはできない、あれはできない。

わからない。

そういうことを繰り返し言っていますよね。

まさにそう思っているから、「できない」し、「わからない」のです。

思いが実現しているだけなんですよ。

だから、もうこんな生活イヤだ!「どうしたらここから抜けられるの!」と思ってもらうことなのです。

「どうやったらできるんだろうか?」

「どうやったらわかるんだろうか?」と問い始めて初めて答えがわかるようになるのです。

ぜひそれを手伝ってあげてください。

先の子育ての記事で「親は子どもの無限の可能性をみなければいけない」というのがありましたが、周囲の人がお姉さんの無限の可能性を見てあげるのです。

そして、自分の無限の可能性を受け入れてもらうのです。

そうすると無限の可能性が開き始めます。

だって、誰もが魂をもっており、

その魂には本当に無限の可能性があるのです。

実際に誰にも無限の可能性があるのですよ。

それが自分にもあると気づいてもらうことが第一歩です。

「もしかして私にも可能性があるの!」と思ってもらえればしめたものです。

親の子どもに対する最も大切な仕事、

幸せになれない家族に対する周囲の最も大切な仕事は、

「あなたにも無限の可能性がある」と教え、

「もしかして私にも可能性があるの!」というフィーリングをもってもらうことです。

そして「もしかしたらできるかもしれない」

「できそうなきがする」

「きっとできるよね」

「できるはずよ」

「私にだってできるわ」

そういう思いを育てていくことなんですよ。

そうすればあらゆることが可能です。

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク