大邱(テグ)では韓屋に泊まり、朝は庭で同宿のメキシコ人たちと一緒にご飯を食べた。
地球の反対から日本でも中国でもなく韓国だけを旅して来るメキシコ人の若者
彼女たちは、日本でも中国でも台湾でもなく、韓国だけを旅行してメキシコに帰るそう。
地球の反対からわざわざ東アジアを旅して選ぶ国は韓国なのだ!ソウルと釜山、テグの三都市を2週間で回って帰るという。
地球の反対に住むメキシコ人にとって韓国は東アジアで最も魅力的に映る何かがあるのだろう。
こちらは韓屋のリビング。
韓屋のオーナー
元技術者で、日本と韓国で隔年で交代で技術者の交流大会に参加してきたそうで、その時の写真のアルバムなどを見せてくれた。
麻薬パン(三松パン本店)とキムグァンソク通り
韓国で「麻薬パン」として知られる三松(サムソン)パンの本店が大邱にある。
ここで麻薬パン(笑)などを買い、近くのキムガァンソク通りに行く。
大邱(テグ)のキムガァンソク通り
キムガァンソクは韓国の尾崎豊と言われる31歳で亡くなったシンガーソングライターだ。
壁に彼の絵が描かれ、通りには歌が流れている。
この通りのカフェでカフェラテをテイクアウトし、ベンチで食べる。
これが麻薬パンだ!
そこまで甘くないメロンパン的生地の中にトウモロコシが入っています。
そのあまり主張しない甘さのハーモニーが絶妙!(笑)
なんの派手さもなく、ある意味大した特徴もないように思えるごく普通のパンが「麻薬パン」として大ブレイクするのは、なかなかおもしろい。
バランスの妙というやつか?!
ふとまた食べたくなる(笑)
私はキムガァンソクという歌手がいるということを大邱で初めて知った^^;
ファンがひっきりなしに訪れ、写真を撮ったり、ひたったりしている。
尾崎豊にもこういうスポットがあれば大変な「巡礼地」になっていたことだろう。
この通りにはカフェやスイーツ屋さん食べ物屋さんなどがたくさん並んでいます。
大邱(テグ)→亀尾(クミ)へ
韓国縦断自転車道に戻り、大邱(テグ)から亀尾(クミ)へ向かいます。
韓国の自転車道は車道からも9割方分離しており、川沿いでとても走りやすい。
陸に道を作りにくいところは、川の上に自転車道が整備されているところも多い。
素晴らしいサイクリングルートである。
ただ、この日は向かい風が強かった。
冬、北風が吹く季節には、ソウルから釜山に向かって走った方がいいかもしれない。
亀尾(クミ)の宿に無事到着。
この日は次男の誕生日であり、歩いて行ける韓国焼肉のお店に行く。
備長炭韓国焼肉
写真ではわかりにくかもしれないが、日本では備長炭として知られる白炭をふんだんにつかった立派な焼肉である。
「違う肉を乗せてはダメだよ!」と言うのでどうしてかなと思っていると、肉の種類が変わると焼き網も変えてくれる。
金属の種類や目の大きさも変わって焼き具合が一番いい網になっている。
たいへんなコリようだ!
焼く肉をおいしく食べる深いノウハウがある。
ちなみに左下のパスタのように見えるのはゴボウのキムチで結構うまい。
韓国では、野菜やサラダ類、何種類もの漬物はサービスの場合がほとんどで、なくなればどんどん新しい皿に盛って持ってきてくれる。
日本ではレストランでサラダを頼むと数百円はすることは普通だ。
旅では野菜不足になりがちだが、韓国ではこちらが食べてしまえば野菜キムチ類はどんどんお代わりしてくれるので、無料でサラダや野菜がたくさん食べられることはうれしい限り!
マッコリ
右の白いボトルはマッコリで、日本で言うどぶろくそのものである。
実にうまい!
自転車で走ったあとはついビールを「ぐいっ あ゛~」とやってしまうのだが、次男はどぶろく(マッコリ)の方がうまいと言っていた(笑)
日本人のテイストに合うものがこれほどふんだんにある外国は他にない。
以後マッコリはビールの座をおびやかすことになる(笑)