今日は、朝起きてセミナリオ（神学校）の巡礼宿を出て、
左が巡礼のスタンプラリー。巡礼宿（アルベルゲ）
午前１１時までに巡礼証書を発行してもらうと、
今年はローマ法王が大聖年であると宣言したそうで、大聖堂では、
こらぁ！お前たちは、門をくぐるだけで罪を許してもらわずにちゃんと巡礼せんか！
巡礼者もこの列に並ぶ。中に入るとやがて聖ヤコブ像に後ろから抱きつける場所にたどり着き、
ヨーロッパから来たグループは広場で、円陣を組み、
なんかそういう伝統的な「打ち上げ」方法があるみたいだ。
かつてヨーロッパからはるばる歩いてやってきた巡礼グループで最
巡礼途中では、先がホタテ貝なっている日本の火消しまといみたいなものを掲げ
正午に始まったミサは大半がスペイン語でさっぱりわからない。
ただ、
このサンティアゴ大聖堂には、独自のボタフメイロ（大香炉）
ガイドブックによると年に１０回程度振られる日が決まっている。
今日はその日ではなかったが、このボタフメイロが振られた！
かなり大きなものでロープの一方をお揃いのコスチュームの大人６人ぐらいが力加減を操作して上手に振り上げていく。
パイプオルガンが鳴り響くなか、最終的には
それが今度は聖堂の反対側の天井まで、
下にはたくさんのミサ参加者がいてロープが切れたり結び目がほどけたりすると大惨事である。長い歴史の中では実際に事故もあったそうだ。
この日に聖堂に着いたのはまったくの偶然だがとってもラッキーだ
徒歩で２週間も巡礼していると、いつ到着するかは正確に予測することができない。ヨガもしなければいけないし、途中で雨も降る。
（ヨガについてはこちらを参照：セニョーラの熱いキス）
だからこのサンティアゴから帰国便の出るバルセロナへ移動する方法は予約できなかった。
巡礼中スペイン人の友達に聞くとやっぱり飛行機がお勧めということだった。
それでいよいよ明日歩けばサンティアゴに確実に着ける日に飛行機を予約した。
私は海外ではExpediaをよく使うのだが、このローカル便では使えない。色々調べているとイベリア航空で予約できるが、よくよく調べてみるとvuelingという見たことも聞いたこともない航空会社が運行していることがわかった。自社のHPから申し込む方が一番安かった。
サンティアゴ空港には早めに到着した。
２時間前になったのでチェックインするとチケットに「SBY」と書いてある。
話を聞くと、座席が満席で空席が出れば乗れる。いっぱいならホテルを用意して明日の便が予約できると言っている。
こらぁ！それは要するにそれはダブルブッキングということじゃないかっ！
搭乗手続きは離陸の３０分前になっても全然始まらない。
この便は本来２３：５５バルセロナ着の予定で、バルセロナ空港からホテルに行くバスは午前１時が最終便だ。
実は巡礼中手持ちのユーロを使い果たし、今バス代しか残っていない。サンティアゴ空港で両替しようと思っていたがローカル空港すぎて両替できなかったのだ。
しかもバルセロナの宿はもうチェックイン時間に入っておりキャンセルできない。
そんなことより、この飛行機に乗れるのか！
下手をすると帰国便の航空券がパーになる。
えらいこっちゃ><