【空海】「心があなたの世界の中心、慈悲心が世界の根底にある、ハートの声に耳を傾け、人々の役に立つことを究極の目的となせ」

私は自分が理解できないものを闇雲に拝むことが嫌いである。

だから、意味がわらからずお経をただ読んだり、特定の方法で神社に参ったりすることも好きではない。

で空海。

弘法大師。

お大師さま。

もちろん、私も名前は聞いたことはある。

日本全国に弘法大師が見つけたとされる水や温泉があることも知っている。

ただ、私は迷信に興味がないので、まあ昔のエライ坊さんだろうくらいに思っていた。

しかし私は「みんながエライ人というから、エライのだろう」というだけでは尊敬できない。

その人がどんな人なのかちゃんと理解できないと。

去年の夏、私はスペイン巡礼に行ったわけです。

よく考えたら私の住んでる隣には「四国88箇所」という巡礼路があるわけです。

もちろん弘法大師、空海にちなむわけです。

外国人も来るらしいんですよ。

それで、どんな人だったのか調べてみました。(今ごろ!)

香川県に生まれ、子供のころから賢かったようで、18歳で地方からは異例中の異例で、京都の「大学寮」に入ることを認められます。

そこを出れば都の官僚として大出世できるわけですが、そこでの学びに飽き足らずたった1年、19歳で飛び出して山野でひとり駆け回って修行します。

室戸岬の海岸沿いの岩屋(御厨人窟(みくろど))でひとり修行していたある朝、悟りを開きます。

目を開けるとただ空と海があるだけだった。

それから彼は空海と名乗ります。

日本ではもう何も学ぶものがないと思った彼は遣唐使の正式の留学僧にもぐりこむことに成功。

超エリート僧しか選ばれない遣唐使に「京の大学寮」を飛び出し、ひとり野山を駆け回っていた彼がどうやってもぐりこむことができたのかは不明。天皇から20年間唐で学ぶよう勅命を受けます。

4隻派遣された遣唐使船は半分の2隻は途中沈没。彼は無事中国に着くことができました。

そして当時の中国の首都長安に入ります。

青龍寺の恵果(えか)を訪れます。

恵果は当時世界最大の帝国だった唐の皇帝が三代(代宗・徳宗・順宗)に渡って帰依した、当時の世界最高の僧でした。

恵果には千人を越える弟子がいましたが、高齢にも関わらずまだ後継者を指名していません。

そこに空海がやってきます。

すると恵果は、

「我れ先に汝が来たらんことを知り、相い待つこと久しかりつ。今日相い見ゆ。はなはだ良し、はなはだ良し。」と話しかけます。

私は前からお前が来ることを知っていた、ずいぶん長い間待っていた。今日ようやく会えた。はなはだうれしい、実にうれしいぞ!そして、自分の持っているものを全てお前に伝える。

長い間彼のもとで修行してきた千人を超える中国人僧をさしおいて、日本から来たばかりの空海を後継者に指名します。

そして恵果は空海に自分のすべてを教え「すぐに日本に帰ってこの教えを広めよ」と言い残して空海と出会って半年後に死去します。

これはボディー達磨がインドから中国にやってきて、弟子が来るまで待つ、と何年も岩に向かって座禅を組み続け、誰かが来ても振り向きもしなかったが「慧可(えか)」が来て、自分の腕を切り落として教えを請うた時、ようやく振り向いて「私はお前を待っていた」と言った逸話によく似ていますね。

こういう人たちはシンクロニシティ、今生自分は何を果たすべきかという使命に気づいています。

こうして仏陀の教えの精髄は日本にもたらされました。

今やインドはヒンドゥーに席巻され、中国は道教に席巻され、仏陀の教えがここまで大切にされている国は日本くらいしかない。(まぁチベットなどの小国はありますが)

ボディー達磨も、恵果も空海も、こうしてリレーを果たしながら仏陀の教えの精髄を現代日本にまで伝えてきた。

この空海の受け取り方も、まさに真の叡智の受け渡し方です。

さて、恵果は天皇から20年間、唐で学べと勅命を受けています。

しかし、彼はそれを無視し、たった2年でたまたまやってきた遣唐使船に乗って帰国してしまいます。

次の遣唐使船は30年後だったため、この船で帰国しなければ当時の寿命を考えれば空海の帰国は難しかったことでしょう。

勅命に反して帰国した空海は3年間大宰府に留め置かれますが、やがて帰京を許され、当時京都に2箇所しかなかった平安京の入り口にある東西の守護寺の一方、東寺を任されます。

やがて修行用の高野山も与えられ、日本仏教を大きく変えていきました。

さて、空海はどんな人だったのか。

なるほど!

自分の魂の声、ハートの声に耳を傾け実行する人だった。

当時最高のエリートだった「京の大学寮」をさっさとやめてしまい、唐から天皇の勅命に反して2年で帰国します。

当時の最高権威にさえ従わず、自分の魂だけに従って生きています。

なるほど!

私も遠隔浄化を進めるにあって、「自分のハートの喜びにしたがう」というのを何度も書いているのはご存知だと思います。

そうか!空海も!わが意を得たり!

そうなんですよ!

みんな神性なんです。

みんな神の一部なんですよ

誰だってみんなそれを思い出すだけでいいんだ。

そうか空海もそう思っていた!

それまでの奈良の仏教の性悪説から、みな本来仏性を持つという思想に日本仏教の大転換をもたらします。素晴らしい!

空海がいなければ日本もキリスト教みたいに、「人は生まれながらに罪びと」みたいな国になっていた可能性が極めて高い。

空海は日本人の意識を大いに救った。

その通り!

いくら御託を並べてもまず、目の前の苦しんでいる人を救えなければただのガラクタなんですよ!

おお~

空海、すげぇ!

菩提心を因とし、

(みんな誰もが心の中に幸せになりたい、向上したいという心をもっている。私の言葉でいうとハートの声、ハートの喜びに耳を傾けるだ!(笑))

大悲を根とし、

(仏の人々を救おうとする大いなる慈悲心が世界の根底にあり、)

方便を究竟となす。

人々の役に立つことを究極の目的となす。

すげえ!

マスター空海!

日本にはすごい人がいる。

私たち日本人は本当に幸せだ。

日本は本当に恵まれたいい国だ。

空海語録

「仏法は遥かに在らず、心中にして即ち近し」 幸せの青い鳥は自分の心中にいる!

「仏は自分の心のなかにいる」 その通り!自分のハートの喜びに従え!

「悟りを求め、涅槃に行くより、悟りを求め、衆生を救わん」

そうじゃ!「力の使い手」も衆生を救え!それが自分の幸せの道じゃ!

「荒廃は必ずその人による。人の昇沈は必ずその道の学び方にある」

そうそう! その人の人生はすべてその人の思い、言葉、行動に原因がある。それだけが結果を左右している。

「大日如来は、世界の中央に位置している。世界の中央とは何処か、我が心の中である」

すげえ!

自分の人生のすべては、自分の映し鏡である。

私たちの心がその世界を創る言葉と行動の源であり、自分の世界における世界の中心とは、自分の心なのである。

まいった~

マスター空海大好き!

四国遍路行こうかしらん。

まぁお寺を回ってもこういう空海の教えは学べんだろうなぁ。

今日は空海の教えの本を一冊注文してみました。

ちゃんと現在の私達に役立つ「方便」になってるのかな。

空海は私の敬愛する偉大なマスターだ。

日本人に生まれてしあわせ~

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