多重人格者の副人格は、それぞれ
・異なった脳波の波形
・個々の副人格は、独自の名前・年齢・記憶・能力を持つ
・異なった字のクセ
・異なった性別
・異なった文化人類学的背景
・芸術的才能
・語学能力(例えば、知っている筈のない外国の言語を扱える)
・IQ
を持つことがわかっている。
これらがある人の中で入れ変わる。
しかし「内面」のみならず「肉体」まで瞬時に変化することが知られている。
いくつか例をあげると、
シカゴにある国際多重人格研究協会のベネット・ブローン博士
「アレルギー体質の人格がコントロールしているときにオレンジジュースを飲むと、この男性はひどい発疹を起こすのだが、アレルギーをもたない人格に変わると、発疹は直ちに収まりはじめ、好きなだけオレンジジュースが飲めるのである。」
「ある人格では鎮静剤ジアゼパーム5ミリグラムで鎮静効果を生むというのに、別の人格では100ミリグラムでもほとんど、あるいはまったく効果がなかった」
エール大学の精神科医、フランシーヌ・ハウランド博士
「ある患者がスズメバチに目のまわりを刺されたとき、偶然にも彼の副人格のひとつが「麻酔人格」痛みをまったく感じない人格であり、その人格を表に出すことによって、痛みを消すことができた。さらに腫れはおさまり、開ける事ができなかった目も正常になった。
しかし、帰宅後「麻酔人格」から元の人格に戻った時、痛みも腫れもすべて戻ってしまった。」
言語障害矯正の専門医クリスティ・ラドロウ
「多重人格者のそれぞれの人格では声紋までちがうことを発見した。これはかなり根本的な人体機能の変更が要求されるもので、一流の俳優でさえ声紋を偽れるほどに声を変えることはできない。」
心理学者のロバート・A・フィリップス・ジュニア
「人格の変化とともにてんかん症状が出たり消えたりするケースのほか、腫瘍までが現われたり消えてしまったりする実例を報告している、」
『シビル』という本に著したセラピスト、コーネリア・ウィルバー博士
「多重人格者は他の人々に比べて老いるスピードが遅い」
その他、人格によって変わることがあるものとしては、傷や火傷の跡、嚢胞、そして利き腕の区別などがある。
視力も変わるため、複数の人格に合った眼鏡をいくつも持って歩かなければならない多重人格者もいるということだ。
肉体の症状は、内面人格の変化によって一瞬に入れ替わるものなのだ。
要は自分の内面を変化させることで、やけどのあとから癌、老いのスピードまで一瞬で変化するのだ。
私たちはみなそのような存在である。
大切なのは、その方法といかに実行するのかということだ。
遠隔浄化で症状がよくなっても、このことに取り組まなければ、また同じ人格が症状を戻すことになる。
この人体のもつ不思議な能力を、自らを健康で長寿に、美しくするために積極的に活用したい。
その自分が欲しい状態を自分の内面を変えることで獲得することが人生の醍醐味なのである。