大学生の息子のと接し方

この週末は、関西でブログの読者さんとお会いした。

素敵な水辺のカフェで待ち合わせしたのだが、あいにく駐車場が満車で入れず、近くのファミレスに移動。

車は停められたが、席は30分待ち(関西は人が多いね!@@)

席に案内されるとたまたま彼女は、そこのドリンク割引券を持っており、マルガリータを頼んでふたりで食べた。

「色々聞こうと考えてきましたが、何だか忘れてしまいました。」

そういう人は多い(笑)

まぁ大した悩みではないということだ。

悩みと言うのは悩まなければ悩みでない(これ本当)

色白の彼女は離婚していて、大学生と短大の子供さんがいる。

本当にえらいね。

今の時代は男性でも、ふたりの子供を学校にやるというのは本当に大変なことだ。

主なご相談は息子さんに関することで、まぁ難しい年頃ではある。

このくらいの年頃の男の子は距離感を保ち、もう独立するのだからと自分で決めさせ、親に期待させないことだ。
「自分でしっかりしなきゃな」ということを自覚してもらう。

親に何も話さず、よく様子がわからないというのは「正常」だ。

気持ちはわからなくもないが、お母さんというのは心配でついちょっかいを出したくなるのだが、そうすると話がややこしくなる。

暖かく見守りながらも干渉せず、彼のスペースを大切にしてあげることだ。

なおかつ甘えさせない。

「もう自分でやっていかなきゃ。これ以上母さんに迷惑をかけられないぞ。」そう思わせることだ。

子供が生まれて約20年間、母親というのは子供のために自分の人生を捧げてきた。

だから、どうしても子供の世話が自分の「アイデンティティ」(存在意義)になってしまう。

しかし、そこは卒業しなければならない。

人生はまだまだ続く。

また親子の関係も一生続く、しかしそれは今まで依存関係ではない、お互いが自立したライトなもの変化していかなければならない。

依存はないが、信頼感、親密さはそのままだ。

たとえ年に何度も会わず、大した話をしないとしてもだ。

それでいい。

具体的な個別のアドバイスも色々したがここでは省略する。

彼女は離婚しているので「人のせい」がなくていい。

人の大半の悩み事は人間関係で「主人が・・・」「家内が・・・」「○○が・・・」

その場合、基本的にふたつの対策がある。

・気にしないこと。

・自分が立ち去ること。(自分が変わること)

相手が気に入らないけど、立ち去る気はない。「相手に変わって欲しい」というのは基本できない相談だ。
なぜなら人には自由意志があり、その人の意に反してその人を変えることはできないからだ。
それは人生の原則だ。

しかし、「相手の行動が気になる、許せない、しかし自分は立ち去る気がないし変わる気もない。」(相手が悪い。相手が変われ。)

そういう人は、その状態を何年も続けることになる。
一生配偶者の文句を言い続ける人も多い。
「亭主元気で留守がいい」という名言が生み出される(笑)

その点彼女はもう一方のオプションを選んでいて、これがいかに堂々巡りかという説明が不要だ。

彼女は自分の人生に責任をもって生きている。

それはとても美しいことだ。

ただ男ではないし、時にどうしていいかわからない時がある。

それはしかたがない。

だから自分の人生をどう変えるかという話がたくさんできた。

誰の人生も基本それしかない。彼女も息子さんも、私も、あなたもみんなそうだ。

私はそういう前向きな話が好きだ。

だから彼女との時間は予定を大幅にオーバーした。

私は今まで百人以上も集まるような場所で話すことが多く、少ない場合でも10人前後の場合が多かった。

複数の人に話すとなると、当然ながら複数向けの話を私が用意して話すしかない。

それはそれで得意でもあるのだが、それは、ある意味「私には」新鮮味がない。

ところがこうしてふたりで話すると、彼女には彼女のドラマがある。

それは「私が知らなかったこと」だ。

だから、大勢に話し、次々に相談に乗るのもいいが、こうしてゆっくりお話できるのもいいなぁと思った。肩ひじ張って気合を入れて行かなくていいしね。(笑)

ほんと旅先で初めての人に出会ったのと一緒。

このリラックスした感じがいいわぁ(笑)

(他に関西で会いしたいと申し出てくださった方。こんな感じで個人的なご相談もあるということがわかったので、一般的なお話はまたの機会とさせていただきました。彼女も遠い他県からわざわざ来られていましたしね。次回いつ一般的は話をする機会があるかは未定ですが(笑))

彼女は今住んでいる県からあまり遠くに出たことがないと言う。

せっかくだからと楽しみにしていた水辺のカフェに入れず残念そうだった。

このあたりまでは車で来ることができると言う。

結局時間ぎりぎりに駅まで送ってくださった。

どうもありがとう。

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク