自転車による環島は一応完了し、無事自転車を返した。長男は台北から香港経由で広州方面に友達を訪ねて旅立った。
ここからはそれぞれひとり旅だ。
この写真は、阿妹茶樓(アーメイチャロウ)と呼ばれるところで日本人の間で一番有名な台湾スポットのひとつだ。
まぁ私もせっかくだから夕暮れ時に行ってみたら、その時間帯になるとこの周辺の日本人密度が急激に高まってびっくりした(笑)
もちろんこの茶館に入ってしまったらこの写真はとれない。実はこの写真は向かいの海悦楼観景茶坊の3階からしかとれない。
なぜこの写真が撮れたかというと、私も入ったからだ。(笑)
夕方の時刻になるともう店では係の人がロープを張って入場制限をしていた。
この写真を撮るためだけに、ここのお客になることを決める日本人がたくさんいる。まぁ私もそのひとりなのだが^^;
で、実際に入ってみるとあまりの繁盛ぶりに「食事はもうできない」ということで、ドリンク一杯だけでこの写真を撮ることができた。
ところで、バリ島やら台湾に来てみて思うのは日本人の女性は美しいということだ。
その理由を私なりに考察してみた。
まぁだいだい夕暮れ時の九份で阿妹茶樓(アーメイチャロウ)に集結してくる日本人は、当然写真目当てである。
そして今どきインスタグラマーやSNSで発信する人なのだろう。
そうすると自撮りもするわけで、やっぱり、写真写りのいい服で写りたい。
そして自撮りして写真をアップするような人はダイエットにも気を配り、写真写りのいいボディをキープしていると思われる。
そしてバッチリお化粧も決めてくる。
もちろん日本はアジアの先進国であり、今はほんとおしゃれになった。
非常にこなれていて、板についている。
台湾でも、日本人女性たちがつくりあげたファッションを真似ているところがずいぶんある感じ。
しかし、やっぱりそれは日本人の方が板についているわけです。
それでいきおい日本人女性がきれいに見える。
あか抜けて見えるわけですな。
楽しく旅行して表情が笑顔でいきいきしているのもある。
もちろん、日本人のもつ奥ゆかしい大和なでしこの血が流れておしとやかであるからだ(と信じたい。)
九份に来たことがある人は知っていると思うが、ここからは海がよく見える。
その海には「象の鼻」と呼ばれる奇岩がある。
グーグルマップで調べていると歩いて1時間半くらいだ。
宿の人に「象の鼻」に行きたいというと、バス停を教えようとしたが、歩いて行くというと、びっくりした眼差しで見てにっこりして親指を立て、道を教えてくれた。
行き方は阿妹茶樓(アーメイチャロウ)の前の坂道をどんどん海まで行くだけだ。(笑)
このゲートをくぐって行く。
このすぐ下に香川の金比羅さんと友好を結んだ記念植樹があった。
まもなくこんな道になる。
石畳の道で歴史を感じさせる道だ。
自動車道が整備される前は、この道が海辺の集落と九份を結ぶ主要な道だったのだろう。
九份老街と同じように労力をかけて作った立派な石段が続く。
自転車でも通ることはできない。
こういう道を行けるのが歩き旅の醍醐味。
熊野古道のように九份古道とでも名付けたいいい道だ。
こういう道に出会い、バックパックを背負って今日の宿も決めずに歩く時、未知の探検に踏み出したようで、旅の醍醐味を感じて思わず笑みがこぼれる。
この瞬間が、旅って感じ(笑)
あの向こうにどんな景色が見えるのかな?
徒歩で知らないところを歩くと、この先バスにうまく乗れるかわからないし、近隣の街まで歩くことになるかも知れないので次の宿は決められないのだ。
1つ目の橋。
途中トロピカルフルーツもなっていた。
2つめの橋。
結局、この道を歩いている間誰にも合わなかったが、ちゃんと名前のある歩道だった。
結局、このおいしい歩道は30分位で、やがてアスファルトの道に出る。
どんどん下るとやがて海に出る。
この辺の海岸はきのこみたいで面白い。
もうしばらく歩くと「象の鼻」に到着。
九份から1時間40分くらい。
日頃運動を心がけている人にとっては楽しいトレッキングになるだろう。
ずっと下りだし。
通りに出るとうまくバスがやって来て、近隣の主要都市、基隆駅(キールン)で下車すると、これまたうまく「女王の頭」がある野柳への接続バスがあった。
バスの番号まで書いてあったので、次の790系統のバスに迷わず乗れた。
無事「女王の頭」を見ることができた。
女王の頭は50年前は首も太く中年太り気味だったのだが今ではすっかりスレンダーになりどんどん若返っている。
今ではすっかりオードリー・ヘップバーンくらいになってしまった!
このペースでスレンダーになると一説ではあと20年くらいで首が落ちてしまうとも言われている。台湾に行った際にはぜひ見ておきたい。
台北からバスがあります。
私はそのバスで台北に戻った。
他にもシュールでフォトジェニックな岩がたくさんあり結構楽しめます。