夢の国みたいな【トスカーナ・オルチャ渓谷】

朝、キャンプ場のテントで目覚めると身支度をして自転車でシエナ駅に向かった。

今日はシエナ駅からBuonconvento(ブオンコンヴェント)駅まで列車で35分ほどだ。

こちらが車窓からの風景。

今日はトスカーナの世界遺産オルチャ渓谷を自転車で走る。

Buonconvento(ブオンコンヴェント)駅からローマ巡礼路に入る。

via Francigena(ヴィア フランチジェナ)フランス人の道と呼ばれる巡礼路がローマへ続いている。

徒歩の巡礼路だがgooglemapの自転車ルートでも案内する。

巡礼路沿いには杉がよく植えてある。

巡礼路の目印はしっかりしており迷うことはない。

徒歩巡礼者も何人か見かけた。スペイン巡礼路ほどではないが、歩かれている。

巡礼路沿いの葡萄畑。

ワインシャトーもある。

杉並木沿いに巡礼路が続いていく。

サボテンでかっ!@@

巡礼路はS字に丘を越えて続く。

朝早く出たので、お昼ころには今日の宿のある町、Torrenieri(トッレ二エリ)に到着した。

チェックイン時間前だったので先に昼食にしようと徒歩圏内にあるこちらに行ってみる。

Osteria dei Briganti e dei Poeti

あいにく予約で一杯だと言う。

しかし1時間後に来てくれたらなんとかテーブルを用意すると言ってくれます。

見れば地元の人がたくさん集まっています。

私はもう今日の目的地に着いてしまったし、こんな田舎のオステリア(居酒屋的な店)で人気ならと待ってみることにしました。

テーブルを用意する言ってくれた心意気もうれしい^^

近所を散策し1時間後に戻ると、4人テーブルにご夫婦と、地元の男性ひとりと私の相席でテーブルを作ってくれました。

ご夫婦はあの洗練されたシエナからわざわざこの店に通ってるそう。

すごくおいしくて、お店の人の人柄もいいのよ、と言う。

地元の男性も、英語はダメなようだが、ボンジョルノと陽気に挨拶してくれます。

私みたいな異国の一見さんに適度に構ってくれるのだからありがたい話です^^

メニューはなく、店員さんと話をして決めていくイタリアの伝統的スタイルです。

プリモピアット(第一皿)でパスタの好みを聞いてくるが、難しいことはわからないし、お兄さんに、リコマンドをお願いする。そうすると、ほんの少しピリ辛を入れて、こうして、ああするのはどうか?と聞いてくるので、「OK それでよろしく」と言っておく。

飲み物はビノ ロッソ(赤ワイン)をグラスでもらう。

ああ〜いいね〜

トスカーナのロッソ^^

こいつをぼつぼつやっていると、

生パスタ。言うなればトマトミートソースなんだけど、出汁がよく出てる。何か魚をベースにした旨味のようだが、何かはわからない。そして微妙なピリ辛と適度な酸味。

こりゃうまい。

チーズもたっぷりかけてもりもり絡めて食べます。

その相性がまたいい。

相席のマダムが「どう?」って聞いてくるので、今までで食べた中で一番うまいパスタだと答えた。

まず日本では食べたことのないうまさ。

どの料理でも酸味が上手に使える料理人は一流だという。中華なら甘酢あんかけとか、トムヤンクンとか、日本でも酢の物とか、酢を使った料理が上手なら、その人は料理がうまい。

このパスタも酸味の使い方がとてもうまい。

お兄さんが来て、セコンドピアット(第二皿)も行くか?と聞いてきた。

普通は私は昼にはそんなに食べないが、このパスタならぜひほかも食べてみたい。

YESと答えると、牛肉をどうして、こうして、こういう加減でどうか?と聞いてくるので「OK〜それでよろしく」と頼む。

しばらくまたビノ ロッソをちびちびやっておく。

私が赤ワインを選んだので、ミートソースとかビーフとかを提案してきたのかな。

これが柔らかくてね。

夏野菜のいんげんとよくあう。

ホロっとうまいのよ^^

これも微妙に酸味が入ってる。

いいね〜

赤ワインが進む。

パンでソースまで拭って食べちゃうよ。

しばらくするとまたお兄ちゃんがやって来て「ドルチェ」(デザート)はどうすると聞いてくる。

ご同席のお三人は、みんなもうドルチェに進んでる。

私もいく。

メニューがないので、自分で注文するとティラミスしか頼めないが、マダムが何か違うのを頼んでいたので、それを頼む。

また小一時して出てきた。

なんての、軽やかなクリームと濃厚でビターなチョコと、

マダムによるとここはクリームとかも出来合いのものは使わずすべてホームメイドなのよと教えてくれた。

いや〜

いい!

またしばらくするとあまり英語がしゃべれない女将さんが「カフェはどうする?」と聞いてくる。

ここでもお三人みなさん、カフェで〆てる。

私もイタリアの流儀でいく。

エスプレッソ・ルンゴ(ロング)を頼む。(ショートはあまりにキツイので^^;)

いい香り^^

こいつに砂糖をいれて、クイと飲むのがイタリア流だ。(私は普段はブラックなのだが)

いやいやいやいや。

ごちそうさま。

常連のお三人方、一見の日本人を上手に構ってくれてありがとう。

笑顔で挨拶を交わし見送ってくれました。

地元の人が愛するいいお店^^

私の世話をしてくれた英語の話せるお兄さんに最後に会計を頼むと27ユーロ。

4千円くらい。

いや〜

これいいよ。

(日本でもバイトが作る居酒屋でも飲み食いすればこれくらいいく)

今回のイタリア旅での最高の食事はここ!^^

ということで、明日の夜も予約を入れてもらった(笑)

連泊する(笑)

トスカーナ・オルチャ渓谷いいわ。

ということでチェックイン時間も過ぎたのでお宿に行く。

I DUE CIPRESSI

今回旅で一番高いお宿。といっても1泊1万円。(この辺りにドミトリオ(相部屋)はなかった(笑))

お部屋がなんと3部屋!

ベッドルーム

キッチン

テーブルのボウルがすごい!@@

リビング

スイートルームじゃないか!

手前からベッドルーム、キッチン、リビングルーム。この他に化粧室が2つ。

もちろんシャワーも。

アメニティも充実。

カーテンにチョウチョまで止まっています(笑)

リビングに置いてあるオレンジの甘すぎないスイーツがおいしく、ハーブティーも色々あったがオレンジ系を選択。

トスカーナの夕景色を見ながらお庭でティータイムにしました。

あっ

そうそう。

ここには毛並みのいい猫がたくさん遊んでます(笑)

ガチョウもいます(笑)

なんだか夢の国みたいです(笑)

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