去年、以下のメールとともに水なすの漬物をいただきました。
私がこの地に住んで、何が良かったか?と聞かれれば、即! 「水ナスのお漬物が有るから!」と答えます😅
各お店で味は違いますが、15年ほど前に、7軒のお店を巡って味見をして ここのお店に決めました。
ここのお店は、添加物や着色料などを全く使ってないので、そこも「評価 大」のところです😊私があまりにも張り切り過ぎて、後々 先生に
がっかりされるのはツラいので、この辺りで宣伝?するのは止めておきます😅💦
そこに住む理由が、交通の便や、買い物が便利とか、自然環境が豊かとか、そういう理由は聞いたことがあるが、「水ナスのお漬物が有るから」とは!
おいしいお漬物は、そこに住む理由たりえるのであった!
ということで、去年初めて私は水ナスの漬物をいただき、エライ感動したのであるが、コメント欄に、
泉州自慢の水ナス、喜んで頂いてうれしいです。
でも、写真を見てビックリ!
まさか、まさか、 ぬか床のヌカと一緒に切っておられるとは⁈
最初にちゃんと お伝えしておくべきでした
水ナスは糠を洗い
お尻から指で割いて
お召し上がり下さいませ。
そうすると
ジューシィな水ナス 独特の
水分がお口を爽やかにしてくれます。
なんと指で割くのか!
今年はあらかじめメールで、
今度は ちゃんと洗って、手で割いて お召し上がり下さいませ。
包丁は、頭の部分の切れ目を入れるだけにして下さい。
包丁で切ると、なんとなく…
味が変わると思いますので。
漬物の切り方で味が変わるというところまで、味わい尽くしているわけですよ!泉州の人は。
泉州というのは大きく言えば関空の陸側ですが、さすが「大阪食い倒れ!」と思うわけです。
こちらの泉州観光のページのイラストにも、大阪城や関空に並んで水ナスが描かれている。(笑)
泉州の人にとって、水ナスの漬物は、大阪城と同じくらい重要度なんですね。
他の地方で、観光案内のメインに「漬物」を載せるところがあるだろうか?!
水ナスとの対峙
さて、その偉大なる水ナスの漬物に対峙するため、ご飯と味噌汁だけを用意した。
合掌!礼拝ぃ~ (^人^)
このコロンとした容姿がかわいい。
このヌカがまたうまくて、私は大好きなので、洗わずにちょこちょこっとついてるままにした。
今年は包丁を使わずに手でちぎります!
ああ、この漬かったナスとヌカのいい香り!^^
白めしに乗せてかっくらいます!
くはぁ~
みずみずしい食感と絶妙の歯触り、香り!
たまらん!
指でちぎってがんがん食うぜ!
いやいやいやいや。
このワイルドさがいい!
普段、食べ物を素手でちぎって食べるのは行儀が悪い、やっちゃいけない感があるわけです。
しかし、こうして指でひきちぎり、口に放り込み、指に付いた麹なんぞを舐めたりすると、なんといいますが、指でも食べ物を楽しむというか、舌と鼻以外に、もうひとつ触感も加わり、より多重的な味わいになるのです。
感覚が1次元加わり、味覚が次元上昇したといえよ~(笑)
何はともあれ。
ナスの漬物みたいなある意味、ありふれた食べ物をここまで高次に昇華させた、泉州の人の心意気に感じ入るのであった。
日本にもフランスワインみたいに、ここの漬物はああだこうだとうんちくを言ってもっと楽しんだらいい。
という訳で、私も今年の「泉州ヌーボー水ナス」を存分に味わったのであった!
ごちそうさま!
漬物男子に!
しかし、漬物を食べたあとのヌカを捨ててしまうのはいかにももったいない!
とってもおいしいので。
そこで空いてる壷にヌカを集めた。
自然菜園を見てみると、ちょうどいい感じのきゅうりがあった。
太さ反り具合も立派ながら、そのイボのトゲトゲがチクチク痛いほど、ワイルドなのであった。
他にも万願寺唐辛子などを収穫する。
壷に入る大きさに切ります。
みずみずしくって、いい香り!
ぬか床に漬け込みます。
周囲のヌカをほじって野菜を埋めておきました。
ということで、私も漬物男子になったのであった!
ぬか漬けというと私は今までやったことがなく、ちょっと敷居が高い気がしていたが、こうして貰い物のヌカなら気軽にチャレンジできる。
あなたも今が旬の泉州水ナスの漬物を食べて、ぬか漬けに挑戦しよう!
上手にできるかなぁ~