先日自転車で国東半島を一周したが、半島の東端に旧県社の伊美別宮社がある。
ご神体
負けた。
(なにが!神さまと競うんじゃない!>自分)
立派じゃ!
青筋まで克明に再現してある。
日本では何でも、しめ縄をかければ神様だ。
(私のもしめ縄かければ神様っぽくなるかもしれんが、常時このような姿勢はとても無理。まだまだ修行が足りん>なんの?サイズアップも数十倍は計らねばならんし、神への道は遠いのであった。)
裏面
いやいやいやいや。
裏の筋や、玉袋の筋までまことに丁寧に作り込んである。
女神さまは?
陰陽神ということで、女神さまはどこかな?と探してみる。
上の写真にも男神の正面に、小さな鳥居が並んでいるのが見える。
人が通るにはいかにも小さい。
(男神さまの紙垂(しで)がネクタイみたいで、おしゃれ*^^*)
向こうにおわします巨大男神さまが通るにはちょうどいいサイズなので、ああなるほど!鳥居を女神さまにたとえたのかな、と思ったが、手前の鳥居には「男鳥居」と書いてある。そうでもなさそうだ。
ちなみに真ん中が「女鳥居」一番向こうが「子鳥居」となっている。
セックスのことを隠語で「おめこ」というがこの鳥居の並びと同じ「男女子」が由来である。
ありがたし!
男神さまが通るのにちょうどいいサイズの鳥居が女神さまでないとすると、女神さまはどこにおられるのか?
改めて由来を読んでみる。
台石が女陰となっているそうな。
根元をよく見ると。
あ~なるほど!
男神さまが女神さまを突き抜けて、地上にそそり立っておられるのであった!
ありがたし2乗!
しかし、この男神さま、ほんとよくできているなぁと思ったら、
「伊美随一の名工に命じて現物模写等数多の秘話や逸話を残して完成された逸物である」そうな。
いや、これはやっぱり現物を模写しているでしょうよ。
モデルさんもたいへんよ!
ずっと同じ姿勢を保たないと、名工さんが仕事にならんからね。
なんとかこの姿勢を保たせるための「秘話、逸話の数々」もあると思われる。
しかし、こういうモノを作る時の日本人の熱い情熱よ!(笑)
粗末にする者は局部に激痛や高熱
由来書きによると「一時は風紀紊乱(びんらん)の謗り(そしり)を受けて、土中埋没や海中投棄等されたが、その行為者は悉く(ことごとく)局部に激痛や高熱に苦悶する等神罰に遭い、恐懼(きょうく)その非を悔いて此処に複座奉鎮(ほうちん)した」のだそう。
(※恐懼(きょうく)=おそれかしこまること)
よく見ると根元に一度切られて再度接続された跡がある。痛そう~><
あなたも、ゆめ粗末にされることなきよう、篤く参拝されますように。
ぱんぱんっ!