小麦は遺伝子組み換えではない
小麦は、大豆やトウモロコシと違ってアメリカでもまだ遺伝子組み換えは普及していない。
人間の主食である小麦に対してはさすがのアメリカでも拒否反応が激しいそう。
(なら家畜に遺伝子組み換え穀物を食べさせて、それを人が食べるのはいいんかいっ?と思うが、それはいいようだ(笑)私は嫌だが^^;)
輸入小麦の問題はポストハーベスト
収穫後の作物に農薬をかけることは日本では法律で禁止されているが、輸入小麦についてはこれがおこなわれている。
そんな直接食べる小麦に、農薬なんかまかんでいただきたい!と思うのだが、行われているのでしかたがない。
このホストハーベストは米国産に多く、カナダ産は少ない。
それはカナダは北の冷涼な港から、北回りの最短距離を航海して日本に運ぶので、荷物の温度が低温のまま保たれ、小麦に農薬をまかなくても、虫がわいたりしないからだそう。
だから、輸入小麦を食べる場合はカナダ産がいい。
しかし、はじめから国産小麦ならこういうことはないので、私は今までグリーンコープの北海道産強力粉をパン作りに使ってきた。
しかし、それでも北海道からわざわざ九州までトラックで運んできているわけです。
石油のムダ!
地元大分産の小麦があれば一番いい
できたら地元大分産の小麦があれば一番いい。
そう思っていた矢先、直販所で「認定エコファーマーがEM栽培した地粉」というのが売っていた。 エコファーマーとは「持続性の高い農業生産方式」をとっている農家だそう。EMとはEffective(有用)Microorganisms(微生物)ということで、大分には最近増えている。
こういう方が作った小麦でパンが焼けたらいいなぁと思って今日挑戦してみた。
グリーンコープの北海道産強力粉はたしか1kg380円だったが、この地粉は330円。
パン焼き器で生地を作る
ネットで調べると、地粉はパン焼き器ではダメだとか、何とかシロップを使うとか、色々書いてある。
まぁいい、一度自分でやって失敗したらいろいろ考えようと、まずは通常のパン生地レシピでスイッチポンをしただけでである。
私のパン焼き器ではパン生地の小麦の量は280gとなっているが私は250gとした。
なぜか?
だって、小麦は1kg単位で売ってるんですよ!
250gずつ使ったちょうど4回分でキリがいいじゃないですか。
ということで、ただ手間を省きたいという理由だけで250gとしたのであった(笑)
どうせ、ダッチオーブンで焼くんだから少しくらい量が違ってもなんてことはない。
ということで生地完成!
クッキングペーパーを敷いて、生地をダッチオーブンに入れます。
確かに強力粉と比べて柔らかい。
でも扱いにくいほどじゃない。
丸く成型して包丁でクープ(切れ目)を入れておいた。
このままふたをして、お日様に当てて二次発酵。
1時間くらい経過すると、このくらいに膨らんできました。
さて、あとはパンを焼くのに必要なのは、電動ノコとマッチ、ダンボールです!(笑)
焚火でパンを焼く
私の秘密基地では細い姫竹が結構生えてくる。
それを時々切って片付けないといけないのだが、片付けがてらパンを焼くのである!
まずダッチオーブンを横にかけておいて、火を起こす。
アマゾンの段ボールにマッチで点火!
あとは電動ノコでホイホイ竹を切って、乗せていくのである!
ええ感じに燃えてきました!^^
ダッチオーブンを火の上に移動。ふたの上に燃えている竹を乗せていきます。
こんな感じ。
熱というものは上に上がるものであり、下はこのくらいでも結構焼けます。
鍋の上の方が7~8割になる感じにします。
15分後。
いい感じに焼けました!
ふたを閉めて鎮火。
これは実はモキ無煙炭化器というもので、炭を作る道具です。
こうして鎮火した後には炭が残り、これを囲炉裏に使っています。
灰は自然菜園にまきます。
つまり、庭木の剪定木を片付けながら、パンを焼き、炭を焼き、灰を製造しているのであった!
まぁ何はともあれふたをしたら後片付けは終わり!
酸欠になって火が消えます。
簡単!^^
これ大事!
完成!
じゃん!
完成しました!
強力粉と比べるとちょっとふくらみが少ないかなぁ~
でもいい表情です。
切ってみました。
ああ!
ふっくらして、うまいですよ!
香りもとてもいい。
私のパンの主力小麦はこの地元大分のエコファーマーのEM栽培小麦に決定!
もう北米産も北海道産も使う必要なし!
地粉でもとってもおいしい天然酵母パンが焼けることがわかった。
日本では小麦は米の裏作として、秋に種蒔し春に収穫する。
冬は虫も少なく、本来小麦は農薬をあまりかける必要がない作物だ。
それに加えてEM栽培してくれたら言うことはない。
あなたもぜひ地粉を使ってパンを焼き、地元のエコファーマーを応援しよう!