今日は宿のあるトスカーナ地方オルチャ渓谷のトッレ二エリから青いルートを通って、赤いピンのピエンツァを自転車で目指す。
帰りは最適ルート使って、サン・クイーリコ・ドルチャを通るルートにする。
白い道
行きの道はストラーダ ビアンカ(白い道)と呼ばれているようだ。
たしかに道が白い(笑)
干し草^^
向こうの丘の上に杉が小さく点々と見えるところへ道は続いていく。
ビルみたいな干し草の山!
玄関のヒサシにぶどうを這わしてる。
どうしてこういうカワイイことを思いつくのか(笑)
白い道は続く。
池もある。
世界遺産ピエンツァ
トスカーナのオルチャ渓谷はほんとにのどかな田舎だが、1458年この辺り出身のエネア・シルヴィオ(Enea Silvio)が、第210代ローマ教皇に選出されピウス2世として即位した。
そうすると、ルネッサンスを代表する建築家でベルナルド・ロッセッリーノ(Bernardo Rossellino)に命じてど田舎を「理想郷」都市に作り変えさせてしまった!@@
そして自らの教皇名にちなみここをピエンツァと改名する。
すごい故郷に錦の飾り方!(笑)
都市と言っても、ど田舎ゆえ、人口2千人のとっても小さな都市だ。村と言ってもいいくらい(笑)
歩くと10分くらいで反対側に到着する(笑)
香水屋さん。
こびとのおうちみたいだ(笑)
ピエンツァの外はのどかなトスカーナのオルチャの景色が広がってる。
大聖堂。
向かいにある市庁舎。
人ひとりしか通れないような路地に入って迷ってみる。
しかしどう歩いても街が小さすぎて迷えない(笑)
ピエンツァの外周はこういう塀で守られている。
生活の香りがするところもある(笑)
色々かわいいこと考えるね(笑)
すぐに街はずれだ!(笑)
そろそろ街を出ることにします。
楽しくさ迷いました!^^小さすぎて迷えないけど(笑)
自転車は門の前にロックしておきました。
ちゃんとあってよかった(笑)
これがないと宿に帰れないので(笑)
街があまりにかわいすぎて車輌禁止のようです。というか道が狭くて走れない(笑)
だから街を歩いてて、車をよけたり、排気ガスが臭ったりすることがない。中世の街をさ迷っていて、現実に引き戻されなれない(笑)
門を出るまで魔法が解けない。
それがピエンツァのとってもいいところ^^
帰り道
さて、ここから違う道を通って帰る。
ピエンツァのすぐ外。
ここを押して歩いていると、犬を散歩させてるシスターとすれ違がった。
犬が私の足元にまとわりついて来きたので、シスターはボンジョルノの挨拶してリードをさっと引いてくれました。
私がのんびり自転車を押してると、また同じシスターが戻ってきます。
すれ違う時、何やらブツブツ言っています。
「・・・・サンタ・マリーア・・・・」というのだけ聞き取れた。聖母マリアさまに祈りを捧げながら犬の散歩をしているようです!(笑)さすがシスター(笑)
ピエンツァを少し離れても立派なベンチがあります。
草原を渡る雲の影がどんどん動いて不思議な感じ。
かわいいチャペルがありました^^
中では少年がたくさんのキャンドルに一所懸命火を灯していました。
途中の街。
サン・クイーリコ・ドルチャという街で、フランチジェナ(ローマ巡礼路・フランス人の道)の拠点として栄えたようです。
宿に着くと時計は16時を少し回っていました。朝8時前に出発したので、今日もとてもいい疲労感です。
今回のイタリア旅で一番気に入ったオステリア(料理居酒屋)再び!^^
それに!
昨日のランチで満席なのに何とかテーブルを作ってくれたお気入りのオステリア(料理居酒屋)に行くために、今日は朝も昼も抜いたのだ(笑)
まずはビノ ロッソ(赤ワイン)
昨日のお昼と同じ銘柄と思うが、今日の方がデキャンティング(空気に触れさせる)の具合がほどよく飲み頃だ。昨日のお昼は満席の中で席を作ってもらったので、新しいボトルをどんどん開けてた感じだ。それでちょっとまだ新しく角が取れていない印象だった。
プリモピアット(第一の皿)。
タリアテッレ(パスタ)のアラビアータ。
昨日と変わって、酸味は控えめ、辛味が少しアップ、濃厚にチーズを絡めてがっつりいきます!^^
う〜む
いい!(笑)
セコンドピアット(第二の皿)は、
ポークにした。
骨と軟骨があるうまいところを、酸味と少しの辛味で濃厚に仕上げてある。
「付け合せにポテトもつけるかい?」と言うので、そいつもお願いした。
3〜4ミリくらいで少し厚めに切るのがここ流。味は薄塩。
まぁじゃがいもを揚げたのがうまいのは世界共通(笑)
ワインが進む^^
ドルチェはティラミス。
昨日のお昼同席した、地元の人の3人中2人が頼んでいたので、きっとうまいと踏んでいた。
的中!^^
クリームが濃厚だけどしつこくなくていい。
カフェアメリカーノももらいました。
昨日のカプチーノ・ルンゴ(ロングお湯の多いやつ)でもまだ濃かった^^;
でもまぁイタリアンドルチェにはカフェが欲しいね。
私が8時前に入店した時は、私を含めて3人で、ん?夜は人が少ないのかな。と思っていたら、8時半くらいからぼつぼつ人が増え、9時過ぎくらいにはほぼ満席になりました。
イタリア人、晩ごはん遅いのね(笑)
こちらが店主。
イタリア人って注文が長いのよ。
あれをちょっとこうしてくれ、あれはあるかい?ならそれはこうしてもらおうか。みたいなことを言ってる。(らしい)
私もごちゃごちゃイタリア語をしゃべって、うまいものを注文できるようになりたいっ!(笑)
帰りの会計の時、英語で話しかけると、ちょっと待ってと隣りにいた娘さんらしき若い女性とかわった。
彼女に「私が今回イタリアを旅して回った中で、ここがベストリストランテだ」と伝えた。
すると彼女の顔がぱっと明るくなって「わぉ! ありがとう」と言ってくれた^^
隣にいた常連客も満足そうに笑った。
昨日のランチが27ユーロだったが、ディナーでたった3ユーロ高いだけの30ユーロ。
いいっ!
夜道を歩いて帰ります。
たった400mほどだが(笑)
宿についた。
自分の部屋に戻ってやすむとします。