スペイン巡礼3日目 世界一おいしい魔法の生ビール発見! イラゴ峠到着

アストルガは古代ローマの砦を意味するアストゥカが語源の城壁に囲まれた小高い丘にある街だ。

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古い街並みの中に何ヵ所か広場があり、地元の人がくつろいでいる。子供たちが笑いながら走り回っており、昔ながらのヨーロッパの暮らしがある。
こんなちいさな街のバルにも、よそ者の日本人が何の違和感もなく溶け込んでいられるのは、千年以上も巡礼者というよそ者を受け入れて続けてきた伝統だろう。

この街のバルで世界一おいしい魔法の生ビールを見つけた!
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「Mahou」と綴ってある。魔法だ!地元の人もこれを一番注文している。喉ごし味わい香り、私が飲んだ生ビールでは一番うまい。巡礼中は水でも最高においしい、魔法がかかる。だから巡礼中のこの魔法の生ビールを世界一おいしい生ビールに認定する!スペインでは生ビールを「カーニャ」という。ビールは「セルベッサ」であり、別の飲み物だ。

ぜひ巡礼中はバルで「ウナ カーニャ ペルファボル!」(生ビール一杯ください!)とニッコリいい、この世界一の魔法の生ビールを堪能してもらいたい。

地元に人に聞くとスペイン語では「h」を発音しないので、マオウとなる。魔王ビールだ。しかし、ここはぜひローマ字読みで「魔法の生ビール」としたい(笑)

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これがアストルガの巡礼宿(アルベルゲ)。

朝の気温は9度。

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ガウディ作の建物の側を通り街を抜けた。

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郊外に出てしばらく歩くと、イエスが旅姿であるちいさな教会がある。

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今日は終日登りでイラゴ峠に向かう。

所々で巡礼者が休憩がてら石を積んだり枝で十字架を作ったりしている。

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人生

ちいさな集落に「SuperMarket」 の手製の看板があり昼食を買いに立ち寄った。小柄な品の良さそうな老婦人がひとりでやっている。田舎のちいさな何でも屋だ。

アベ・マリアのメロディーを鼻唄で歌いながら手作りのアクセサリーを楽しげに並べている。こんなスペインの山のちいさな田舎の老婦人と、東の果てからきた日本人の私が同じメロディを知っているのが不思議な感じがした。

この「SuperMarket」 では大きなメロンがカットして冷やしてあるのと、オレンジ1個、バナナ1本、それからカフェコンレチェ(カフェオレ)をいただく。店の前のきれいな花が植えられたテラスでのんびり食べる。とにかく果物が甘くておいしい。メロンの大きな大きなカットが1.3ユーロ(150円)日本人女性ならこれだけでおなかいっぱいになりそうだ。

素朴な人々だが、実に生活を楽しんでいる。

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彼女のエプロンは一体何年使っているのだろう。
縁がすっかりほつれていた。

途中松ぼっくりが落ちていた。
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でかい!

自転車巡礼の人たち。
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「ブエン カミーノ!」(よい巡礼を!)と声をかけ走り去って行く。

何もない山中に村人たちが水場を整備してくれている。

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石の横からちょよちょろと水が流れていてる。
冷たくておいしい。
何よりのごちそうだ。

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イラゴ峠の集落、フォンセバドンに着いた。

今日の巡礼宿(アルべルゲ)は山小屋みたいなところだ。外にはにわとりが走り回っている。

これを書いていると外からコロコロと鈴の音が聞こえてくる。

近くで、ヤギが草をはんでいるのだろう。

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