子どもを「娯楽を消費する人」にしてはいけません。自分で創意工夫して、創造性を発揮する人に育てます。ここがポイントです。
塾などの教育業界では子どもが勉強できる家庭では「勉強しなさい」とは一切言われないということはよく知られています。
本来「何かを知るこということは、喜びに満ちたこと」です。
何かを知ること=喜びに満ちたことである家庭には「勉強しなさい」という言葉は必要ありません。自分の喜びのためにするからです。
「勉強しなさい」といわなければならないとしたら、その家庭では
「何かを知るこということは、我慢して取り組むべき苦役である。」と言っているのと同じなのです。
人は誰もが「我慢して取り組むべき苦役」はできるだけ避けようとするのが当然なのです。
ですから、子どもが勉強できる子に育てたければ、「何かを知るこということは、喜びに満ちたこと」という人が本来もつ性質を引きだすことをすることをする。それ以外のことはしないとうことです。
例えば子どものころの「読み聞かせ」はすごくいいです。
お話の続きをすることは楽しい、本を読むことは楽しいという経験を何度も繰り返しているからです。
そして「創意工夫してだんだん上手になるもの」を与えることなのです。
積み木はいいですね。
だんだん複雑なものが作れるようになります。
私もレゴブロックでずいぶん遊びました。
外遊びはもちろん素晴らしいです。
山や川や木々で遊ぶと無限の創意工夫が必要です。
一方与えるべきでないものは、「創意工夫の余地のない娯楽」です。
それをやったからと言って「創意工夫してだんだん上手になるもの」ではないものです。
テレビを見ても、何かを工夫して、より上手になるということはありませんね。
ゲームもそうです。
決められたルールの中でよりすばやく反射神経を発達させることはあるかもしれませんが、「自分で何かを工夫する」ということがありません。
子どもを「娯楽を消費する人」にしてはいけません。
自分で創意工夫して、創造性を発揮する人に育てます。
ここがポイントです。
子どもは無限に創意工夫できる遊びをさせてください。
なぜなら、人生は無限に創意工夫して楽しむ遊びだからです。
テレビもゲームも「動き」があります。
動物は「動き」のあるものに興味をひかれます。
その「動き」と「条件反射」の世界に入り込むと、
「自分で本などを読んで自分に必要な知識を調べ、経験してみる。」
「それらを組み合わせて創意工夫してみる」という、「人間の世界」の時間が人生の中でなくなってしまいます。
「勉強しなさい」と繰り返し言われたことで、「何かを知るこということは、我慢して取り組むべき苦役である。」と思っており、
テレビやゲームなどの「動き」と「条件反射」の世界に自分の生活の大半を使ってしまうようになると、「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」がなくなってしまいます。
自分を幸せにするとは「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」ことが必要です。
新しいことを知り、無限の創意工夫することが幸せ道です。
テレビとゲームを与えることで、「動き」と「条件反射」の「動物の世界」に人間を引き入れてしまい、思索し創意工夫という「人間の世界」の時間がなくなってしまうのです。
どうやったらそれを防げるのか。
幼児のころから「創造する喜び」をたくさん味あわせることです。
積み木やブロック、砂遊びです。
だんだん上手になる遊びです。
無限に創意工夫でき、無限に上手になる遊びです。
そういう喜びを存分に味あわせておきます。
次にできるだけ、テレビとゲームなどの「動き」と「条件反射」の「動物の世界」から引き離しておくことです。
そして「人間の世界の喜び」、
「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」時間をできるだけたくさん長く持たせることです。
それを十分に味あわせると、学年があがって、友達がテレビやゲームの話題をしても、やってみることがあっても、それに自分の時間のすべてを使ってしまうような子にはなりません。
なぜなら「動き」と「条件反射」の「動物の世界」よりも、
「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」「人間の世界」の方が楽しいことを知っているからです。
もちろんテレビを見ることもあるでしょうし、ゲームをすることもあるでしょう。
しかし、その創意工夫のない「動き」と「条件反射」の「動物の世界」にあまり魅力を感じません。
それも楽しみますが、それ以上の楽しみを知っているからです。
そんなことよりも、「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」ことの方がはるかに自分自身に喜びと満足を与えること知っているのです。
私たち親のチャレンジは、
「動き」と「条件反射」の「動物の世界」から、
「自分のしあわせのために何が必要か考え、それを知るためにはどこを探したらいいか探求して必要な知識を知り、それをどう組み合わせたらうまくいくか創意工夫し、そしてそれを経験する」「人間の世界」へいかにスムーズに成長させることができるか。
そしてそのための環境を整えるためにベストを尽くすことです。
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