GW初日突然「旅に出たい」と言い出した長男とふたりで、何とか160km走って柳川の宿に到着した。
柳川の宿でネットで次の日の宿を探すが、福岡県も大分県もどこにもない。しかも翌日の天気予報はは雨だ。
明日雨の中160km走って大分に帰るのは難しい。
熊本県の大津に唯一ホテルの空き室が1つだけあった。
熊本市から阿蘇方面に少し上った国道57号沿いのホテルである。
いいも悪いもない。
そこしか空いてないのだから仕方がない。
明日の目的地は熊本県の大津になった。
翌日は朝から雨だ。
昨日ほどは走る必要もない。
ホテルの目の前は川下りで有名な柳川の堀がある。
フロントで聞くと、ちょうど道路の向かい側が乗り場だと言う。
そのままフロントでチケットを買い、川下りにでかけた。
途中の石橋はちょうど茶室の入り口のように、頭を下げないと通過できないほど低い。
もともと城下町として作られており、川下りは本来の目的ではない。
(あたるぅ~)
降りたところではしまきなど食べて腹ごしらえをする。
柳川を出発当初、河口付近を右往左往しているのは、海と陸を手だてる堤防の手前に堀がぐるっと巡っており、なかなか海にでることができないのだ!
長男は「筑後川のフィナーレ」を見ることにこだわっており、あちこち走り回って堤防の上にでる方法を探し回った。
1時間は探し回ってようやく「筑後川のフィナーレ」を見ることができた。
合唱「筑後川」「フィナーレ」という言葉がやたら出てくるが、本当の河口(フィナーレ)を見るのは結構難しい。
自動車は堰堤の上を走れないし、徒歩では堰堤上の移動距離が長すぎる。
自転車がなければ、この「フィナーレ」はなかなか見られないのだ。
有明海の干潟が水平線のかなたまで続いており、雄大な眺めである。
午後2頃柳川を出発し、やがて体験会に時々くる大牟田を通過した。
やれやれ自転車でこんなところまでくるとは夢にも思わなかった。
いったいどんな展開なんじゃ!
熊本県大津市のホテルに入ったのはやはり日暮れになっていた。
走行距離はちょうど100km 6時間52分。
今日は本当に近県に空き部屋はここしかなかったのだが、
明日はいったどうなるのか?!
続く・・・