政府は米ドル輪転機売りに、私たちの年金をぶつけて不毛な消耗戦に突入させようとしている

米政府のドル売りに、私たちの年金をぶつけようとしている！

日経新聞（8月28日）によると、

米トランプ政権によるドル安を促す動きがやまない。米中貿易戦争で景気の不透明感は強まり、米連邦準備理事会（FRB）に追加利下げを迫る異常事態が続く。市場には米政府がドル売り為替介入に踏み切るとの観測もある。円高圧力の波状攻撃に対抗するため、日本政府が秘策として「クジラ」と称される世界最大級の年金基金を使うとの見方が浮上してきた。

世界最大年金基金って、もちろん私たち日本人の年金基金です。

トランプさんが現在激しい貿易戦争を繰り広げているのはご存知の通り。自国通貨高になると輸出が不利になるため、トランプさんは「米政府がドル売り為替介入」しそうなわけです。

ある政府が断固、自国通貨を安くしようと思えば最終的に絶対にそれは実現可能です。

自国通貨は無限に刷れる

なぜなら、どの国の政府でも自国通貨は無限に刷れるからです。

（逆に自国通貨を上げる介入は遥かに難しい）

その無限に刷った米ドル札で、外為市場でドル売り介入すれば、絶対に最終的にアメリカ政府のドル売りが勝つ。米ドル安になる。

どんな巨大ファンドも無限に米ドルを印刷できる米国政府にはかなわない。

それに対して「日本政府が秘策として「クジラ」と称される世界最大級の年金基金を使うとの見方が浮上してきた。」わけです。

（頼むから浮上せんでくれ～）

日本の年金基金は私たちが長年働き続けてコツコツためてきたものです。いくら世界最大でも「米国政府の無限印刷能力」には勝てない。

米ドルは世界の基軸通貨です。世界の百数十か国が米ドルと為替取引をしている。

日本はその１国にすぎない。

そのわずか１国の国民の年金を、アメリカのドル輪転機にぶつけようとしているわけです。

私たちの長年のコツコツと働いた労働と、ドル輪転機の戦いです。どんなに頑張っても輪転機が勝つ。

もう既に日本人は働き疲れて参っている。

それなのにまだ輪転機と不毛な消耗戦に突入させるのか！

日本円を持っているのが一番いい

8月18日の日経新聞によると7月末に比べて「日本円」が金に次いで価値があがった。

下記グラフで大別すると、株は下がったが通貨は上がった国と、株も通貨も下がった国が。両者の差は大きい　－－　リスク資産回避強まる　新興国株・原油・銅など下落　景気後退を懸念：日本経済新聞 https://t.co/qF5Qx5pf38 pic.twitter.com/3ALPTs5KjL

— 清水功哉（日本経済新聞） (@IsayaShimizu) August 17, 2019

つまり何も考えずに郵便局にお金を預けているおじいちゃん、おばあちゃんが一番の勝ち組なのです。

小賢しいことして、外国に投資したり、株を買ったりした人は、ただ郵便局にお金を預けていたおじいちゃん、おばあちゃんに全員負けた。

その私たち日本人がコツコツ働いた結果である強い日本円を、私たち年金を、どんどん価値が安くなる米ドルと交換しようとしている。超大国アメリカ大統領が、これから米ドルの価値をどんどん下げるぞ！と宣言しているのに、私たちの「価値ある日本円」の年金を「秘策」として日本円を売り、米ドルに買い向かおうとしている。

日本政府は私たちの生活が苦しくなるようにわざとこういうことをしているのでしょう。