二週間自転車で旅してわかった現在の韓国の実際「日本は韓国より手取り給料が低かった」

二週間韓国を旅して、日本で伝えられている印象と現地で実際に見ることにはいくつかギャップがあった。

韓国の人々は親日

まず、韓国では他の諸外国に比べて圧倒的に日本語を使える人が多く、親日な人ばかりだ。

現地で反日的な経験をすることは「まったく」なかった。

みんないい人である。

これが日本で伝えられていることと実際がずいぶん違う第一点。

車が大きくてきれい

日本は車がきれいな国として外国人旅行者に知られている。

私も外国を旅していて、日本人はやはり一番車をきれいにして乗っていると思う。

ところが韓国は日本に負けず劣らず車をきれいにして乗っている。

特に「地方」でその傾向が強い。

日本では新車における軽自動車の比率は2017年で35.9パーセントであり3台に一台以上軽自動車である。

特に「地方」では半分程度は軽自動車だ。

1. 沖縄県 53.55%
2. 長崎県 51.13%
3. 高知県 49.67%
4. 和歌山県 48.88%
5. 鹿児島県 48.24%
6. 佐賀県 48.18%
7. 宮崎県 47.77%
8. 島根県 47.76%
9. 愛媛県 47.75%
10. 鳥取県 47.18%
11. 熊本県 45.31%
12. 香川県 45.16%
13. 大分県 44.88%

2017年 全国軽自動車の割合ランキング

韓国に軽自動車に該当するものはなく、小さい車でも日本の軽の2回り、3回りは大きい。

それをみんなピカピカにして乗っている。

それでカフェなど乗ってくる。

どんな地方都市にもカフェがある

正直こんなにたくさんカフェがあるとは思わなかった。

台湾では地方では、コンビニのイートインがカフェ代わりになっている感じだった。

韓国のカフェ比率は日本よりも多いんじゃないだろうか。

どんな地方都市にもマンション群がある

自転車道を走っていて、夕方目的の地方都市には必ずマンション群があり、いい目印になった。

「あ~マンション群が見えて来た。あと少しだ!」という感じだ。

大分県でも、日田や竹田、宇佐といった地方都市に、単発のマンションはあっても、20数階はあるマンション群はないわけです。

日本では、まだまだ戸建志向が強く、地価が安くてそれが可能な地方でわざわざマンションに住む人は多くない。

しかし、韓国ではどんな地方都市でもマンション群がある。

まるで戸建よりもマンションの方がいいと言わんばかりだ。

韓流ドラマの見すぎではないか?

それにしても特に地方では、マンションに住み、ピカピカの車でカフェに行くのか、かっこいい「素敵な暮らしのモデル」になっていると感じられた。

私なんかは「自然菜園」がある方がよほど、いいと思うのだが・・・

都市周辺ではファミリーキャンプがはやり、クラインガルテンがある

特にソウル郊外では、日本ではスノーピークが提唱するようなファミリーキャンプがはやっている。

こんな感じですな。

上の2つの写真は日本の写真です。

韓国の写真は撮り損ねたのですが、まぁこんな感じ。

私は以前日本100名山を登っていたこともあって、「キャンプ道具はザックに入れて背負える」というのが絶対条件で、テーブルとか椅子とかの重量物は論外なわけです。

実は、下の写真のテーブルはスノーピークのガーデンユニットテーブルで、私ももってます。

しかしこれはあくまで自宅用で、大きなテントにテーブルや椅子などを車に満載して、週末にキャンプに行くという発想は私にはありません。

そんな面倒で疲れることはしたくない(笑)

2日間くらいであれば、移動と道具の運搬と、テントなどの設営と、キャンプ後のテントなどの撤去と運搬と移動などに大部分の時間を使ってしまうのでないかと思うわけです。

キャンプに行ったのか、モノを運んで設営と撤去に行ったのかわからない(笑)

だから私はスノーピークのファミリーキャンプ戦略に決して乗らなかった(笑)

だけど韓国では流行っていたわけです。

びっくり。

マンションに住んで自然が恋しくなったのかな・・・

なら豊かな自然があるのだからそのまま平地に住んで、自然豊かな暮らしを楽しんだらいいのにね。特に地方ではそれが十分可能なのだから。

まぁとにかく、少なくともソウル郊外では道具満載のキャンプが流行ってました。

実は日本は韓国より手取り給料が低かった

それにしても韓国では、大きくてきれいな立派な車や、マンション群、素敵なカフェ、道具たくさんのファミリーキャンプなどの消費社会が非常に充実しているわけです。

それで韓国の給与水準を調べてみたら日本より高いことがわかりました。

(2018年OECD加盟国中)

出典:howmuch

なるほど。

日本人より手取り給料が高いなら、この充実した消費の理由を理解できる。

日本は今年は消費税増税も控えており、この差は今後も広がるのではないか。

日本は世界第三位の経済大国と思っていたが、手取り給与で韓国に抜かされていたとは!

知らなかった・・・

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