【hibinoパンと木と竹の中村さとみさん】山寺に住む若い女性にまな板を作ってもらいました。

先日、若い女性の声で突然電話があった。

まな板ができたから見に来てくれという。

場所はと聞くと、

「〇〇寺です。山奥ですから気をつけてください。」

その女性は山寺にひとりで住んでいるという。

尼僧なのかっ

あやしい。

若い女性がひとりで山寺に!

そして何やら木やら竹やらで細工物を作っているらしいのだ。

きつねだろうか?!

で、その山寺に行ってみました。

小さいながらもちゃんと山門があります。

イメージとしては、ほんとこんな感じ。(笑)

おもわず日本昔ばなしのオープニングが流れてきそうなのであった。

むかぁ~し、むかし

ある山寺にひとりの若い娘が住んでおったそうな

娘は木や竹やらを使い細工物を作っておった

そこへある日、ひとりの修行僧が通りがかったそうな

・・・

妄想はさておき。

対応してくれたのはごく普通の格好をした元気のいい女性で、

今は誰も住んでいないこのお寺を借りて、竹や木で作品作りに励む若い作家さんなのであった。

剃髪もしてない(当たり前じゃ!)

話のいきさつはこう。

実は私は「おおいた Organic Market」というのが大好きで、よく出かける。

そこでとてもおいしいパンを出品するひびのさんって方がいて、いつも買っていた。

その人が豊後高田の田舎の幼稚園跡で石窯を作って、カフェを兼ねたお店をつくるという。

で、ある日その石窯をつくる資金を集めるために、オーガニックマーケットで「クラウドファンディングをやります!」と説明していたわけです。

へぇ~若いのに色々おもしろいことにチャレンジする人がいるもんだと感心し、私もそのクラウドファンディングに参加したわけです。

そして、規定の人数を越えて見事クラウドファンディングが成立。

で、今とっても素敵な石窯とカフェができています。

BAKERY CAFE HIBINO

で、クラウドファンディングのお礼ということで、お手紙とパンやカフェのチケットをたくさん贈ってくださいました。

ある時、お店でパン買ったりカフェオレ飲んだりしていると、ふと棚に飾ってあるまな板を見つけます。

「これ売り物ですか?」とひびのさんに聞いてみると、

「それは売り物じゃないんですよ。でも作家さんに頼んであげますよ。のんびりした人だからいつになるかわからいけど・・・」、

「ああ~お願いします」ということで頼んでおいた。

それが去年の話し。(笑)

私も、もうすっかり忘れていた!

で、突電話があり「おお!」と思い出した。

「頼んでました!覚えていてくれたんですか!(涙)」ということで作品を取りに行ったというわけ。

ぜんぶで6個も作ってあってびっくり!

木目も美しくとっても素敵だったので、このまな板たちはほとんど私がもらって帰りました。

もちろん私はひとつしかいらないので、あとは誰かにあげるつもり。

だって、何ヶ月も待って、こんな山寺までわざわざ来たし。(笑)

和菓子と冷たいお茶を出してくださたったので、色々お話を聞いてみた。

もともと岐阜県の飛騨高山で木の作家さんだったが、竹のことを学びに別府に来たのだそう。

日本で竹のことを学ぶのは、京都か別府が一番いいそうだ。

木竹工房 竹と木のしごと 中村さとみさんです。

FBの写真にもなってるこの竹のハサミ。

私も紙を切らせてもらいましたが、すぱ~っ!とキレるんですよ!これが。

すごい!

彼女の作る一本の竹から作り出すハンガーはNHKで放送されたこともある。

世の中色んな人がいるもんだ

話していると「ああ~このテーブルも私が作ったんですよ。」という。

今お茶を頂いている木目の美しいしっかりしたテーブルも自分でつくったそう。

へぇ~@@

中村さとみさんの作品はこちら

8月17日から21日は、別府市の山田別荘で、

hibinoさんと15人のつくり手さんが参加するイベントがあります。

天然酵母パンや中村さとみさんの作品も買えます。

ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

(もうまな板はほとんどないけど!^^;)

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