【しあわせなパン屋さんとは?】昨日パン屋さんにパンを焼いて持って行きました!(笑)

パン屋さんにパンを焼いて持って行きました!

あなたはパン屋さんにパンを焼いて持って行ったことがありますか?

私はあるんですよ。

昨日持って行きました。

パン屋さんって普通パンを買って帰るところですよね。

そのパン屋さんになぜ私はパンを焼いて持って行ったのか?(笑)

普通のお店では会話をしない

普通はパン屋に行っても、パンをトレイに乗せてレジでお金を払って帰るだけです。

ほとんど話をしない。

レジを打っている人が自分の知り合いでもない限り、

「ポイントカードはお持ちですか?」「いいえ」くらいの話しかしないわけです(笑)

レジには後ろに人が並んでいるし、アルバイトやパートさんは忙しいわけです。

仕事中にのんびり会話を楽しむような余裕はない。

私もそのことをよく知っているから、仕事の邪魔などしない。

だから普通のお店では会話をしないわけです。

会話をするのは暇なお店

買い物に必要なやりとり以上の会話をすることもたまにあります。

そのお店の特徴は、暇だということです(笑)

のんびりしている。

少なくとも次のお客さんが待っている状態では会話はできない。

私も遠慮する。

暇そうだなと思うと、こちらが関心のあることをやっている店だと質問したくなる。(笑)

会話をするのは自分でやっているお店

たとえ暇でも工場で大量生産されている商品について、そのお店の人に聞いてもしょうがないわけです。

その店の人に聞くよりネットで調べた方が早い。(笑)

そして店内で焼いているパン屋さんでも、チェーン店ではあまり会話にならない。

そこで働いている人に聞いても、「マニュアルでそうなっているから」以外の答えはないわけです。

マクドナルドに行って、「このチーズバーガーのチーズはどこのですか?」「なぜこうやって作るの?」などと聞く人はいない。

彼らには「そう決まっているから」としか答えようがない。

だから、会話をするのは、「自分のオリジナルのパン」を作っているちいさな個人のパン屋さんです。

会話をするのは人を雇っていないお店

たとえ「自分のオリジナルのパン」を焼いていても、レジがパートさんでお店の人は奥でパンを焼いていることはよくあります。

そうなるとレジの人に聞いてもしかたがないし、次のお客さんも待っているので、会話はしませんね。

だから作っている本人が接客しているお店じゃないとその商品についての質問をしてもしかたがない。

会話をするお店とは

結局会話をするパン屋さんというのは、「自分のオリジナルのパン」を焼いていて、レジがパートさんではなく、(人を雇っておらず)

いいパンを焼いており、(いいパンじゃないと、そもそもそのパンについて聞こうと思わない)

しかも、暇なパン屋さん!

ひとりでパン屋をやっているとパンを焼いたり接客したり、忙しいわけです。

そんなてんてこ舞いの人には話しかけられない。

あとは、明るいパン屋さんですね(笑)

これらの条件をほとんど満たしているけど、何か深刻そうだと、やっぱり会話はしません。考え事の邪魔しちゃ悪いからね(笑)

私が昨日、パンを焼いて持って行ったパン屋さんはこれらの条件をすべて満たしていますね。

会話のきっかけは

そのパン屋さんは、若い女性がひとりでやっているとっても小さなパン屋さんで、昼過ぎにはだいたい商品がなくなるわけです。

その日は私が買うと、あと残すところ数個になっていた。

私のすぐ後にはお客さんがいない。

私も次のお客さんが来たらすぐに失礼します。

それでパンについて聞いていたら、話がはずんだ。

「このパンは何パンですか?」

「これは古代小麦のパンなんですよ。・・・」といろいろ教えてくれる。

「へぇ~!」

こんなきっかけで会話がはずんできた。

商売っ気がないパン屋さん

彼女はまったく商売っ気がない。

店の片隅にはグリーンコープの国産小麦の袋が積み上げてある。

私が使っているのと同じ小麦です。

1kg380円もする。

スーパーに行けば、半額以下で強力粉はいくらでもあるわけです。

商売ならもっと安く仕入れるルートもあるでしょう。

でもすごく割高なグリーンコープの小麦を使っている。

しかも、そのことを宣伝するわけでもない。

グリーンコープの小麦はたまたま私が同じものを使っているからわかっただけであって、ほかの小麦なら、たとえいいものでも私にはわかならなかった。

古代小麦のパンも「このパンは何ですか?」と聞いて、初めて教えてもらった。

だから、聞かなければわからないし、そのことを別に表示しようとも思っていない様子。

彼女にとってはごく自然なことで、別にそれをいちいち表示するようなことでもないといった風なのだ。

場末のパン屋さん

お店はへんぴなところにあるわけです。

あまり人通りのない道から、横に入って「こんなところにパン屋さんあるの?!」

みたいなところにある。

通りを歩いてもそこにパン屋があることには気づかない。

大きな看板もない。

近づくと、何やら手書きの小さな立て看板があるだけ。

通りからは誰も読めない(笑)

だからパン屋があることがわからない(笑)

私もたまたまグーグルマップで引っかかって存在を知った。

きっと家賃が安いからそこを借りているんだと思う。

だから昼過ぎにパンが売り切れてしまっても、もっと焼かなくても大丈夫なんだろう。(笑)

まぁだから会話ができた。

次のお客さんがきたら、接客できるようにしてあげなくちゃいけないからね。

その日、次のお客さんはこなかった。(笑)

なぜ私がパンを焼いて持っていくことになったのか

そんなこんなで暇そうなので、「実は私もパンを焼くんですよ。」と話した。

私は庭木の枝や、手入れで切った細い竹を燃やしてパンを焼いていると言うと、そのパン屋さんはすごく面白がった。

「食べてみたいです!」

そうなのか。

パン屋さんが私みたいな素人の焼くパンを「食べてみたいです」と言ってくれるのか。

なら今度焼いたら持って行ってあげようかなと思っていた。

そして、これが昨日持っていってあげたパンです。

大分のエコファーマーがEM栽培した地粉で焼いたというと、すごく興味を持ってくれた。

焼いてから2~3時間経っていたけれども、すごく香りがいいと。

それでニコニコして、「わぁ~」ととても喜んでくれるわけです。

パン屋さんにパンを焼いて持って行きました!(笑)

有名店がしあわせか?

大分で有名な天然酵母パン屋にホルン石田さんがある。

地元デパートのトキハ系列のスーパーでも取り扱いがあって、便利だった。

しかし、何年か前に「体調不良で」パン屋をやめると張り紙が貼ってあった。

よく買っていたので、とてもがっかりしたがしばらくすると農家の直販店系の店で若干販売を再開され、今は手に入るようになっている。

私は、直接は会ったことはない。

スーパーで買えるので会う機会はない。

しかし、これだけたくさんのお店に毎日開店に間に合うように届けるには、ほんとうに朝早く(私たちなら深夜と考える時間)から焼き、配達して回っていたのだろう。

長年そんなことをしていたら体に無理が来る。

もしかしたら、大分では一番有名で成功した天然酵母パン屋さんかもしれないが、体を壊しては何にもならない。

その人のお店に行っても会話はしなかったと思う。

きっと忙しいから邪魔しちゃ悪いからね。

つぶれた繁盛店

別府市には誰でも知っている「きこり」という繁盛しているケーキ屋さんがあった。

山小屋風の外観で、駐車場はいつもいっぱいで車を整理する警備員さんがいた。

おそらく別府では一番成功したケーキ屋さんだったと思うが、ある日突然閉店してしまった。

聞くところによると、資金繰りに行き詰まったという。

こんなに有名で繁盛しているお店でもつぶれてしまうなら、個人でケーキ屋とかパン屋を開いても成功するのはほとんど不可能ではないかと思ったほどだ。

近所にコンビニが増え、どうもコンビニスイーツと競合したようだ。

銀行に大きな借金をして開店すると、繁盛していてもつぶれてしまうことがある。

あるローカルな駅前通り開店したあるパン屋さんも、当初は人が多かったが、しばらくぶりに行くと、ずいぶんパンが小さくなって、顔には悲壮感がにじんでいた。

パンのコストを削減しているのは明らかで、「これではお客さんが来なくなりますよ」と教えてあげたかったが、込み入った会話をするような雰囲気でもなく、しばらくするとつぶれてしまっていた。

この2店は技術をしっかり習得し、大きな夢と希望をもって、いい立地に、素敵なお店を作ったが、開店にあたって設備投資のために借金したのだろう。

それが焦りを生み出した。

しあせなパン屋さんとは

私は、お客としていくつかのパン屋さんを見てきたが、長く成功しているのは、最初は自宅を改装したような小さなお店でスタートしたところだ。

そして、一番ニコニコしていて、何の焦りも「追われている感じ」も感じさせない、パン屋さんは、昨日私がパンを焼いて持って行ったちいさなパン屋さんなのである。

彼女はまったく商売っ気がない。

いい小麦粉もごく普通に何の気負いもなく使う。

パンの値段も高くない。

ひとりでやっているから人に払う人件費もない。

管理もない。

人事もない。

宣伝広告もする風でもない。

小さな看板なども手作りしているようで、ささやかな設備も貯金やせいぜい家族に借りるくらいの感じではじめたのではないだろうか。

のんびりしている(笑)

でも、私が見たパン屋さんのなかでは彼女が一番しあわせそうだ(笑)

立派なお店を持っても

いい立地に立派なお店を持っても、結局借金に返済に追いまくられ、追い越されてつぶれてしまっては何にもならない。

何とかお金を返そうと、販路を広げ、たくさんのパンを深夜から焼いて、成功しても、最後に体を壊しては何にもならない。

結局、小さなお店で自分の焼きたいパンをニコニコして焼いている、午後にはパンがなくなって「暇」になってしまうような店が一番しあわせそうなのだ。

もっと焼けば、まだ売れるのは確実だけど、売れ残ったらもったいないとでも思っているのだろうか。

ぜんぜん売り上げを大きくしようとしないのだ。(笑)

『メキシコ人の漁師とハーバード大卒のコンサルタントの話』を思い出した。

『メキシコ人の漁師とハーバード大卒のコンサルタントの話』

あるメキシコの海岸沿いの小さな村を、アメリカ人エリートコンサルタントが訪れました。
波止場に止めてある漁師の船を見ると、黄色い背びれを持つ活きのいいマグロが獲れています。
そのアメリカ人コンサルタントはその船の漁師に尋ねます。

「その魚を釣り上げるのにどれくらいかかったのですか?」

メキシコ人漁師は答えます。

「数時間くらいかな。」

「なんでもっと長く海に残って、もっと魚を獲らないんですか?」

「家族が必要としている分があればそれでいいのさ。」

「では、仕事以外のときは何をして過ごしているんですか?」

「遅くまで寝て、魚を少しばかり獲って、子どもと遊び、妻のマリアと一緒にゆっくり昼寝をして、夕方頃には村に散歩に出て仲間たちとワイン片手にギターを弾いて楽しむね。本当に充実した毎日だよ。」

それを聞いて、コンサルタントは鼻で笑いながら言いました。

「私はハーバード大学を卒業してMBA(経営学修士)を取得したコンサルタントです。そこであなたに助言をしましょう。
まず、あなたはもっと漁をする時間を長く取るべきです。そして、大きな漁船を買ってください。そうすれば、もっと魚を取ることが出来て、さらに多くの船を買うことができますよ。最終的には大きな漁船団を手に入れることが出来るでしょう。」

「また、仲介業者を挟まずに獲れた魚は加工業者に直接出荷しましょう。最終的には自分の加工工場を作ることが出来るでしょう。製品、加工、流通に関してすべて自分でコントロールできるようになりますよ。」

「そしたら、こんな小さな漁村を離れてメキシコ・シティに移り、その後ロサンゼルスに、最終的にニューヨーク・シティへ進出するんです。あなたの大きくなった会社を経営できるようにね。」

それを聞いた漁師は、コンサルタントに聞きます。

「で、それはどれくらいかかるんだい?」

「15~20年くらいですかね。」

「じゃあ、その後は?」

コンサルタントは興奮気味に答えます。

「ここからが最高ですよ。あなたの会社を株式公開して、自社株を大々的に売り出すんです!あなたは巨万の富を手に入れ、一躍億万長者に成り上がるのです!」

「巨万の富か…それで、次は?」

コンサルタントは満面の笑みで答えます。

「そしたら、大金を持って早期リタイヤですよ!あなたの好きなことがなんでも出来るんです!遅くまで寝て、魚を少しばかり獲って、子どもと遊び、妻のマリアさんと一緒にゆっくり昼寝をして、夕方頃には村に散歩に出て仲間たちとワイン片手にギターを弾いて楽しんだりできるでしょうね!」

結局

結局、彼女はこんなへんぴなところに小さな手作りのパン屋を開いて、自分のつくりたいパンを少しばかり焼いて、のんびりにこにこしているだけだけど、

彼女からは、何の焦りも、何の野心も感じられないわけです。

そうしたら、私みたいな変わり者が薪で焼いた地粉パンを持って来ることになってしまった。(笑)

だからって、どうってことはないんですが、彼女は「わぁ~」ととても喜んでくれた。

そういうなんでもないようなエピソードが実は「しあわせ」とか「喜び」とかいうものではないかなと思うわけです。

それが時間に追われたり、人に言われた仕事をやっていたり、借金に追われたり、野心に追われていたりしたら、そもそもそのきっかけになる会話が生まれない。

みんな何かに追われて忙しくあくせくしているからね。

東大卒のエリートキャリア官僚も、ストレスで頭に部分脱毛ができたりしていて、まったく幸せそうには見えない。(笑)

結局彼女みたいな生き方が一番しあわせなんじゃないかなと思うわけです。

私が「パンを焼いた後の灰は、自然菜園の畑にまき、果物の皮や野菜のくずなどは、柿の木の下の繁みに投げておくと、どんどん分解されて、自然に堆肥になっていくんですよ。

だから私は生ごみは一切出さないし、ゴミ箱やビニール袋に入れることもない、皮をむいたらボウルに入れて、そのまま木の下にとことこ歩いていって、ポイと放り投げたらすべて完了です!その瞬間から全自動で堆肥化されて、柿がたくさんなってとても甘くなるんですよ。」などと言うと、彼女はわ~と笑ってとても喜んでくれる。

「私もそんな生活がしたいんです。もう既に実践している人がいてびっくりしました。」

ああ、やっぱりね。

類は友を呼ぶんですよ!

だから私みたいな変わり者は、こういう少々変わったパン屋さんがお気に入りなのだ(笑)

そうすると、

パン屋さんにパンを焼いて持って行くなどという、不思議なことが起こる。(笑)

いや、別になんてことはないんですけどね、

なんかおもしろいな~と(笑)

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