ウィキペディアによると「さとり世代」とは
2010年代に若年世代であった者たちが物欲にこだわる煩悩から解脱し、あたかも悟りを開いているかのように見えたところから生まれた言葉。範囲は、一説として1987年から2004年生まれを指すことが一般的である。wikipedia
と、いうことだ。
ついに19の秋にして物欲から解放されたかもしれん
去年の秋、大学2年生で19歳の次男と以下のラインのやり取りをした。
次男は私に似たのか自転車が好きでクロモリの伝統的なスタイルの比較的高級な自転車を買った。それからこの秋に自分のまもなくの成人と3年次から希望するゼミに入れた記念にモンブランのボールペンをデパートで買った。どうやらそれ以後欲しいものがなくなったらしい。すべて満たした。
本人いわく「ゾーンに入った」そうだ。(笑)
長男はお金にも興味を失ってた
それにもまして先日の長男のラインに驚いた。
長男はビットコインを持っているのでそれが100万円を超えたことを教えた。
学生にとっては小さくない金額のお金のはずだが、もう興味がないらしい(笑)
私はこの歳になっても、自分が持っているポジションで利益が伸びればそれなりにうれしいが、二十歳そこらで、もうどうでもよくなっている。
こりゃ悟ってるマジで!(笑)
この年末長男が、私の秘密基地に泊まりにきた。
長男は県内で一番の進学校に進学し、3年次は東大受験クラスに在籍していた。
しかし第一志望に合格した大学1年次、数学があまりに難しく「俺は数学に向いていない」と言っていた。
それが4年次の今は、数学がすごく面白いんだそう。
長男に、東大受験クラスの数学の大学1年の数学はどのくらい難しいの?と聞いてみると、「まぁだいたい10倍やな」ということだった。考え方が高校までの数学とまったく変わるらしい、その思考の転換がポイントだという。
その大学1年の数学と今やっている数学は何倍くらい難しいの?と聞くとこれまた10倍という。
つまり今やっている数学は東大受験クラスの数学の100倍高難しいことやってるの?と聞くと、だいたいそんなもんやという。
そんなに勉強が好きなら大学院に行ったらどうかと言ったこともある。
理系はだいたい7~8割は大学院に進学する。
しかし学歴にはまったく興味がないらしい(笑)
長男は「必要があって」数学を勉強しているわけではない
話はずれたが、長男は「もう今数学以外にあんま興味ねぇ」と自分が持っているビットコインが値上がりしても興味がなくなったらしく、新たに「代数幾何」の勉強をはじめた。
これはまったく単純に自分の興味に従っているだけで、「必要があって」やっているわけではない。
つまり、大学の授業のためだとか、受験のためだとか、就職のためでもない。
長男は大学院は受験しないし、大学の卒論はすでに完成していて卒業がすでに確定している。(ちなみに新たな数学の定理を証明したそうだ)就職は決まっているが、もちろん入社はまだなので、別に何の必要もない。
ただ単に興味があって、数学を勉強している。
お金にも興味がなくなるほど数学とは面白いものらしい(笑)
人生の目標は「悟りを開くこと」
私は、学生時代には塾講師のアルバイトにハマったのだが、生徒に配る自己紹介プリントに「人生の目標は悟りを開くこと」と書いて、ずいぶん生徒たちに面白がられた(笑)
私も二十歳そこらから「人生の目標は悟りを開くこと」と思っていたが、それはあくまで目標であった。
その後私もおおむね煩悩の日々を過ごしてきたのはこのブログの読者さんはご存知の通り(笑)
しかし、この長男や次男の金欲や、物欲のなさったらどうよ!
すでに悟りを開いているではないか!
さとり世代というのは本当である。
「一説として1987年から2004年生まれを指すことが一般的である。」ということだが、うちの子たちもジャストこの間に生まれている。
この子たちはほんとうにさとり世代だ!
実は私も最近物欲がなくなってきた
実は私も最近物欲がなくなってきた。
もうほしいものがほとんどない。
今私の欲と言えるものは、アナスタシアの言う「我が祖国」を充実させることと、あとはたまにまだ見知らぬところを旅してみたいということくらいだ。
その他のことにはほとんど興味を失ってしまった(笑)
困ったものだなぁと思っていたが、長男も次男も二十歳前後にしてこの調子なので、なにか時代的なものなのかとな思ってしまった。
私の身の周りは、私自身や長男、次男を含めて多くの人が何だかさとり気味なのであるが、
あなたはどうですか?
もしかしたら人類みんなが悟りに向かってたりして(笑)
少なくとも私の周囲はそんな感じなのである(笑)