前回の記事で我らが日本人のご祖先の遺徳、多年植物の柿の恩恵について書いたのだが、現実には田舎では、たくさんの柿が誰に採られることもなくぼとぼと落ちている。
このせっかくの「柿」を充分に生かすために、私もこの秋から導入したものが2つある。
敷地や実家に柿の木などがある方は、ぜひやってもらいたい。
柿を充分に生かすことができない2つの理由
柿を充分に生かすことができない2つの理由は、
・木が高くなりすぎて手が届かない。
・渋柿なので干し柿にするのに手間がかかる。
というものである。
私も何年か前に干し柿作りに挑戦したが、カビさせてしまいダメにしてしまった!><
この秋、この2点の改善に取り組んだので紹介したい!
マジックハンド
ひとつはマジックハンド。
正式名称は、アルス 超軽量伸縮式高枝鋏ライトチョキズーム 150Z-3.0-5Dというものである。
amazonのベストセラー1位になっていたのでこれにした。
こんな感じでスルスルと伸ばし、柿の実の上をハサミでチョッキンと切ると、そのまま枝をつかむ機能があって、地面に落ちることなく、果実が回収できる!
実に優れモノだ。
日本にはこんなものを使い勝手がいいように地道に開発してくださっている人がいる。
去年までは脚立の上に立って手を伸ばしたり、竹の先を二股にしたので何とか採っていたが、
このマジックハンドを導入し、脚立との併用で9割くらいの柿がとれるようになった。
あとの1割はあまりに高くて届かないので鳥さんにあげている(笑)
アルコールによる渋抜き
渋柿に対して私が今年初めて導入したのがアルコールによる渋抜きである。
・渋柿を採って、果実酒用アルコールを用意する。
度数の強いアルコールなら何でもいい。
これは198円。
・柿の枝を落として洗い、ヘタの部分にアルコールをつける。
・ヘタを下にして並べビニール袋に包んで数日間放置する。
数日たって触ってみて柔らかくなっていたら食べごろ。
私は2つに切ってスプーンですくって食べます。
種のまわりのちゅるんとした歯触りが最高!
こんなうまいゼリーはない!
ばんばんほおばり、種をぷいぷい出してまいりたい!
ということでこの秋マジックハンドと、アルコール渋抜きを導入し、我らが日本人の祖先の遺徳、柿を充分に生かせるようになった。
とっても簡単で楽しいので、柿の木がある人はぜひやってみて!