今日は、万里の長城・八達嶺に行ってきた。
書店で最新版の「地球の歩き方 北京」を持ってきているのだが、記載された方法では八達嶺長城へは行けない!
結論から言うとバスで行くことをお勧めします。(私は列車で往復したが)
しかし列車で行くと座席間の広い天井も高い、和かい号で、1時間少しかかるところに、観光地のミネラルウォーターと同じ6元(120円)で行けてしまう!
(出発駅までの地下鉄は別にかかるが) 日本ではバスは渋滞などもあるし鉄道の方がいい感じがするが、長城・八達嶺に行くのはバスがいい(と思う)。
まず、列車は2時間に1本くらいだがすべて自由席、駅の待合席も充分でなく、ずっと立って待っていなければならない。(そうしないと今度は列車で席に座れない)
出発時刻前になるとゲートを開けてくれるが、みんな走る!走らないと席に座れない! 郷に入れば郷に従え! 私も走った。
で、行きも帰りも座れたが、列車で座るために1時間以上立って待っとく必要があるってどうなのよ!
バスは人がいっぱいになったら次々発車する方式らしい。 しかも、列車はディーゼルカーでのんびり走る。
途中トラックに抜かされる(涙)バスの方が所要時間が短い。
ということで、待ち時間も出発時間もフレキシブルなバスに次回はチャレンジしたい(そうそう北京に来ないだろうが)
地球の歩き方には、北京北駅から、八達嶺へ専用列車が出ていると書いてあるが、9月4日現在、出ていない!
黄土店駅から出ている。 ここに行くには「地鉄13号線 霍营駅」で歩いて乗り換えられる。 ちなみにgooglemapに今現在、霍营駅は掲載されていない。 (なぜ私が北京でgooglemapを使っているのかな?と思ったあなたは鋭い! 中国では、googleのサービスはブロックされて使えないからだ。 この説明は話が長くなるのでまた後日)
まぁ北京北駅で、八達嶺長城に行く列車がないとわかり、新しい駅がどこか理解し、そこまで行くまで少しバタバタした。
八達嶺長城に列車で行くポイントは、
1、「地鉄13号線 霍营駅」に行く。
2、黄土店駅に徒歩で移動する。看板が充実しており、ほぼ線路沿いを歩くので迷うことはないだろう。
3、窓口で「八達嶺(バーダーリン」と言って必要な枚数を指で示せば切符が買える。
4、列に並びゲートが開いたらダッシュする(笑)
以上が2017年9月現在の列車で八達嶺長城に行く方法です。
地下鉄に乗れない人ははじめからあきらめてツアーに参加しよう。(地下鉄に乗るポイントはできるだけきれいな10元札と1元玉を持っていることだ。そうしないと発券機が使えない!)
八達嶺行きの列車の車中から途中左手に長城が見えることがある。
で、八達嶺駅到着。 八達嶺長城の入り口は谷間にあり、その谷は二重城壁の城になっている。
そこから山脈の一番険しい稜線上に長城は築いてある。 何しろ長城は敵の侵入を防ぐためのものであり、旅行者が歩きやすいように作られたものではまったくないことに注意が必要だ。 通常の一般人が見学する場所にしては非常に厳しいアップダウンがある。
まずは急な「男坂」呼ばれる南側を行く。
こういう歩きやすいところもあるが、
こういう急坂もある。
こんな感じでうねうね続いていく。
途中、要所要所に「楼」と呼ばれる拠点がある。
人が住むエリアを見渡せる独立した望楼はすっかり携帯電話のアンテナ基地になっていた(笑)
「楼」には窓があり、石などが投げ落とせるようになっている。
「南六楼」に到着。
まだまだ先は続いているが、
ここから先は通行禁止になっている。
引き返して谷間の入城地点に戻る。
今度は比較的緩やかで「女坂」と呼ばれる北側を行く。
こちらも立派な楼を通過していく。
女坂は途中で断崖で途切れており迂回して再度、長城上に戻る。
通行禁止になっている分岐している長城は崩壊していた。
「女坂」もこの先はすごいアップダウンが続く。
終点「北十二楼」に到着した。
この遥かな長城を歩いてきた。
南北両方終点まで歩いたが、北の「女坂」の方が、距離も長く後半アップダウンも激しくきついと思う。
両方の往復で4時間くらいかかった。
八達嶺を両端まで歩きたければ、4時間のトレッキングの準備をしておいた方がいい。
夏でも北京市内より涼しく感じ、風もあるので快適に歩けた。
中国の観光地は紫禁場でも、頤和園でも万里の長城でも、とても車椅子で行けるような場所ではない。
規模がとても大きいので、とにかく歩く!
私も毎日10数キロは歩いた。
とてもいいウォーキングだ^^;
歩きやすい靴はもちろんだが、足腰、膝を鍛えて北京に来ることをお薦めします。