佐賀バルーンフェスタの帰り道の途中、突現見知らぬ番号の電話が着信しました。
出てみると中学校2年生の時の同級生です。
いや懐かしいねぇ~
実はしばらく前に実家に「あやしい電話」があったそうで、中2の時の同級生の〇〇と名乗ったという。
ん!確かに聞き覚えがあるぞ!
今度連絡があったら、私の携帯の電話を教えてやってと母に伝えておいた。
そして、電話があったわけです。
いやぁ懐かしいねぇ~
私たちはなぜか中三じゃなくて、中二なんですよ!(笑)
20代でも何回か飲み会があった。
しかし、それぞれ進路も決まり、自分の人生が忙しくなると、お互いにそのままになっていた感じ。
今みたいに、スマホやラインがある時代じゃないしね。
運転が終わって改めて電話をかけ直した。
しかし「よく私の実家の電話番号がわかったな」と聞くと、卒業アルバムに書いてあったそう。
そう言えば昔のは書いてあったのかな。
今は「個人情報保護」とか言ってそういうことはしないらしいけどね。
昔のアルバムを開けて思い出してくれる人がいるというのはうれしいね。
私なんかずっと開いたこともない^^;
実は地元に残っているやつらが声をかけて、1年半ほど前、本当に久しぶりに集まったらしい。
全国に散らばっているのに14人も集まったらしい。
中2が。(笑)
(ちょうど男7人、女7人)
私たちは中二の時、なぜかみんな仲がよくて、夏の野外活動の時に肝試し大会をやった。
夜の山道のコースを決めて、ところどころに「お化け」を配置して、そこで変装して「わぁ~っ」とやるわけです。
そこで女子が提案して、その肝試しは、男女でペアで回ることになった。
男子同士で「うちの女子は気が利くよなぁ~ なんちゅう楽しいことを提案してくれるんじゃ!」とか言いあってた(笑)
で、私もやらかしたわけです。
ペアになった女の子に、肝試しの前に、さんざんストーリーを話すわけです。
「実は俺、心臓が悪くて・・・今日初めて話すんだけど・・・もし具合悪くなったらごめん・・・実はいま調子悪いんだ・・・」みたいなことを言うわけです。
そして「夕食の時に残ったケチャップをめいっぱい口に含んで」歩きはじめた。(さすが中2!)
しばらくしてその子が言う訳です「ねぇもっちゃん。どうしたの?何かしゃべってよ・・・」(当時私のあだ名は(えの)「もっちゃん」と呼ばれていました。)
もちろん私はケチャップが口の中いっぱいで何もしゃべれないわけです。
そのまましばらく苦しそうに演技して歩いていました。
「ねぇ。どうしたの?きついの?」とか心配してくれるわけです。
時々お化けが「わぁ~っ」と出てくるなか、この子は「きゃ~っ」とか言いながら、私にしがみつき、
「ねぇ。何か話して。」というわけです。
「ねぇ。何か話してよっ!」
「なんで何もしゃべってくれないのっ」と言うわけです。
でも口の中はケチャップいっぱいでしゃべれない。
中盤にさしかかったころ、そろそろ潮時かなと思ってやりました。
「うっうううっ・・・」とやおら胸を押さえ苦しそうにします。
「どうしたのっ もっちゃんっ!」とその子は心配してくれます。
そして、やっちゃいました。
よく見えるように、口元をライトで照らし、「うわぁ~っ」と一気に「血(ケチャップ)」を吐いて、「う、う、う・・・」とその場に苦しそうにうずくまったわけです。
その後、その子の反応が、すごかった!
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~っ
大地も裂けんばかりの渾身の叫び声を7回あげ、(私はゆっくり数えていた^^;)
もっちゃんが~~~~っ
もっちゃんが~~~~っ
もっちゃんが~~~~っ
もっちゃんが血を吐いたぁ~~~~~~~っと叫んだ。
いやぁうまくいった!
今までで最高の「びっくり」だ!とひとり悦にいったが、その後がたいへんだった。
その後、「実はこれはケチャップなんだよ!ごめんごめん!」て言ってもぜんぜん収まらない。
その子は、ずっとしゃくりあげ続けた。
肝試しの後半、ずっとしゃくりあげ続けた・・・。
それどころか!
その後、建物のなかで、「終わりの集い」みたいなのがあったのだが、その間もずっとしゃくりあげ続いけていた・・・。
さすがの私も「あっちゃ~ ちょっとやりすぎた!」と思った。
その「終わりの集い」で、女子たちが「榎本くんは、ちょっとやりすぎとだ思います!」みたいな意見が飛び出した。
「そう思いま~す。」と女子賛成多数みたいな感じで、
「榎本くんはふざけすぎです。反省してください!」みたいな結論になったように記憶している。
あっちゃ~><
同窓会では(榎)もっちゃんと言えば、まずはそのエピソードが話題になったらしい^^;
う~ん、あのころは私も中二であった!
それで電話の中で懐かしい名前が出るわけです。
あ~いたな!と思い出します!
私が思い出すのは当然ながら、中二の時の顔なんですよ。
その後はまったく知らないから。
「みんな生きてるの?」と聞くと、「みんな生きてるよ!元気にしてる。」と、
そうか。
生きてるか。
それは何より。
ちなみに、彼らも私が大学をどこに行ったのかまでは知ってるが、それ以後の私の足取りはまったく知らない。
私も行方不明だった(笑)
まぁ私もたまに盆と正月に帰るくらいだったからなぁ。
しっかし、懐かしいねぇ~
そいつがその14名とあと何人かで中二の同窓会のライングループをやっているから、そこにみんなの写真もあって見れるから「榎本も入れ」という。
「それは興味あるけどね。」
「でもまぁ待て。」
私としてはまだ彼らのことは中二のままの姿しか思い出すことができないわけです。
それ以後のことは何も知らないから。
私はその貴重な玉手箱を「ライン」なんかで開けたくないわけです。
実際にあって、あいつらがどうなったのか、どういう人生を歩んだのかこの目で見て、直接聞いてみたい。
だからとにかく今度の年末年始でもいいしGWでもいいから、何人かでもいいから声をかけて、飯でも食おうやと言っておいた。
最初はそんなに人数が多くなくてもいい、数人でいい。
そうしないととても話が尽きないし、ひとりひとりの話を聞けない。
実際前回14人で集まった時も、午前三時まで話が盛り上がったけど、話が尽きることはなかったという。
そうだろうなぁ。
14人もいちゃとてもひとりひとりのこれまでの人生について聞く時間がない。
まぁ飯でも食って、酒でも飲んで、カフェにでも入って、「それであれからどうしてたの?」って聞きたいわけですよ。
それぞれの人生のドラマが一体どんな風に展開したのかこの耳で聞きたい。その年月をこの目で見てみたいわけです。
そして、どんな風に変わったのか、何がかわらないのか、確かめてみたい。
電話で話した限りは、そいつは中二の頃と何も変わってないように思えるわけです。
すぐに当時とお同じ話し方が口をついて出てくる。
お互いに。
そうかあ~
中二のころから何も変わらないのかぁ。
と言うことは、もう中二をかなり越えたうちの子も、もう内面の本質においては、これから何十年も変わらないってことなのか。
私はどうなんだろう。
中二の頃から、私の何が変わって、何が変わっていないんだろう。
私の中ではあれからはるかな歳月が流れずいぶん変わったような気もしてるだが、その実何も変わっていないんだろうか、どうなんだろう。
私の中二しか知らない彼らにはどう写るのか、それも聞いてみたいわけです。
ふ~ん。
中二かぁ。
中二と言えば、今の私の子供より私が若かったんですよ!
すげぇ!
私もそんな頃があったのをすっかり忘れてた(笑)
当時私も青二才もいいところだし、みんな青二才だったわけです。
ガキですよ。
私も女子をびっくりさせることに情熱を傾けていた(笑)
中二です。
まぁしかしそれなりに個性もあった。
それがそれぞれ一体どうなったのか。
何も変わっていないのか、歳月がどんなところを変えたのか。
そこんとこどうなのよ!
知りたいわぁ。
私の大切な玉手箱、ついに発見された中二の同窓生たちよ!
まあみんな生きてて元気にしているらしい。
何よりじゃ!
ええことじゃなぁ~
そうかぁ。
みんな元気にしてて、当時を懐かしく思ってくれてるのかぁ。
私も元気に生きているが、中二から今まではとても一言では言えないさまざまなことがあった。
みんなそれぞれにあったにちがいない。
聞いてみたいわけです。
あってみたいなぁ~
何が変わって、何が変わらないのか。
ちょうどあの頃学校で習った歌を思い出した。
「思い出」(伊藤武雄作詞)
よ~く訪ねてくれたね~ よくまあ~ ねえきみ~♪
よく訪ねてくれたね~ さあさあかけたまえ~♪
きょうまでの出来事を~ みんな話そうお互いに~♪
よく訪ねてくれたね~ さあさあかけたまえ~♪
(メロディー)
まさにそういう心境なのであった!