メールをいただきました。
ブログを拝見したところだったので、マスター空海の教えが体と心に響きます。
(四国遍路を)私もいつか歩いて回りたいです。
お経の言葉を理解しながら、毎日唱えて歩き続けていたら色々な出会いや閃きがありそうな予感はあります。
(なぜお遍路というものが出来たかまだ勉強不足で知らないのですが(*_*)
・・・
何か不思議な助けの手が差し伸べられるそんな場所だと思います。理屈をこねるのではなくまず助ける。と空海についてかかれた榎本さんのブログで知りました。
キリストについてのブログでも、そのような言葉を見たように思います。まるで北風と太陽の話のようだと感じました。
私は誰かからあたたかい気持ちをもらったら、その人もその気持ちを出したくなると感じています。逆もしかりですが。そういう循環を家庭に起こしていきたいなと今書いてて思いました。
こないだのメルマガにあった自分を愛で満たしてという事、中心あってこその温もり、ほんと大事ですね!
歩き遍路ですか!
1200kmあるんですよ!
相当な覚悟がいります(笑)
四国では「おせったい」と言って、お遍路さんに奉仕する長年の伝統があるそうです。
お遍路をしていると、声をかけてもらったり、お菓子をもらったり、お茶をもらったりすることがあるそうなのです。
これってすごいことですよね!
見ず知らずの人が、まったく知らない人に声をかけ、手を差し伸べるんですよ。
ちょっと都会では考えられないです。
もしもらったとしても、怪しがって食べないかもしれませんね(笑)
しかし、それが四国では見ず知らずの人に手を差し伸べ、それを感謝で受け取る生きた伝統がいまだに行われているのです。
空海の死後1200年も経っているのにもかからずですよ!
情けは人のためならず(自分のため)という言葉が、言葉だけでなく生きた行為として1200年も四国に受け継がれ、今も行われているというのは本当にすごいことです。
それだけでも空海の遺徳がいかいに偉大なものであったかということが察せられるというものです。
多くの宗教がイエスの名において、ムハンマドの名において、神の名において人を傷つけ殺しています。
しかし、四国においては遍路をする人は同行二人と言われ、お大師さまとふたりで巡礼されているのだからと空海の名において、1200年もおせったいが続けられているのです。
空海は誰も傷つけさせなかかった。
いまだに見ず知らずの人にお菓子を配らせているのです!
空海はイエスやムハンマドにたちに、お前は本当にうまくやった!とうらやましがられているに違いありません(笑)
一番時間がかかるのに惹かれるんです(笑)
歩き遍路が最上とされていますね。
わたしも去年歩きでスペイン巡礼やりましたから、歩き巡礼の素晴らしさはよくわかっているつもりです。
しかし、去年は300数十キロだったんですよ。
それでも、灼熱の乾燥したスペインの大地を2週間、結構な経験でしたよ。
マメもできます。足も痛みます。
実にその4倍 1200キロ!@@
スペインの巡礼宿は5ユーロ 600円くらいで泊まれますが、日本は10倍の一泊6千円以上かかるでしょう。
色んな意味で本当に歩き遍路はハードルが高いです。
お遍路は年間30万人ですが、歩き遍路はその1%、3千人だそうです。
そして、挑戦したひとの3分の2は途中で挫折するそうです。
まぁ、そのあと、後日乗り物を使ってもOKなところが四国遍路のおおらかなところです。
途中で電車やバスに乗ってもいいし、今では一番多いのは観光バスで回る人だそうですからね。
どこからはじめてもいいし、何回にわけてもいいし、何を使ってもいいというのはいかにも日本的ですね(笑)