広島に観光に訪れた人が誰もが訪れる世界遺産の原爆ドーム。そこから徒歩で行ける【この世界の片隅に】の撮影スポット、いわゆる聖地をご紹介します。
原爆ドーム
まずは原爆ドームですね。
すずちゃんが広島から呉に嫁入りしたのち、一度里帰りします。
その際に原爆ドームの被爆前の姿をスケッチしています。
中島本町付近の船着き場
幼少のすずちゃんはお使いで実家で作っている海苔を、船に乗せてもらって中島本町に届けます。
中島本町は現在平和公園になっている中州の島です。
中島本町は当時広島一の繁華街でした。
下の画像の上部中央には被爆前の原爆ドームがあります。
その中島本町付近の船着き場にすずちゃんは到着します。
このような場所を広島では雁木(がんぎ)と言います。
昔はこのように広島では船が交通の手段でしたから、広島のデルタを構成する川には数多くの雁木があります。私も子供のころ釣りなどのために、よく雁木を上り下りしたものです。
これは2019年8月平和公園の西側の本川の雁木です。引き潮で水面が低いですが、満ちてくると黒く色が変わっているところまで水面が上昇します。
すずちゃんはこの雁木の石積みにもたれかかってノリを背負い直しています。
すずちゃんの足首から下は全体の色が濃くなっていますね。
2019年8月に撮影した平和公園西岸の本川の雁木です。
雁木を上っていくすずちゃん。
中島本町の商店街を歩いていくすずちゃん。
この正面の呉服店の建物は現在も平和公園内のレストハウスとして活用されています。
原爆ドーム前の元安橋を渡ってすぐ左手にあります。
小さなすずちゃんはここで道に迷ってしまいます。
ショーウィンドウにもたれかかって休んでいますね。
ここで「ばけもん」を空想をし、その背中のカゴの中で将来の夫となる少年周作と出会っています。
2019年8月現在、この建物は、耐震改修工事中で見ることはできません。
映画終盤の原爆ドームの前を歩いているシーン。
そして2019年8月現在、世界遺産の原爆ドームはもちろん見ることができます。
これは被爆後の原爆ドームと中島本町を描いたシーンです。
原爆ドームから歩いて15分くらいのところで福屋デパートが現在も当時と同じ建物で営業しています。
すずちゃんが広島に里帰りした時、ここも描いています。
2019年8月現在の福屋。
ここまでは原爆ドームから徒歩圏内なので、すずちゃんファンの方は広島に旅行されたらぜひ訪れてみてくださいね!
盆灯篭
すずちゃんがおばあちゃんに浴衣を着せてもらっているこのシーン、すずちゃんのお父さんが手にもっているのは広島特有の盆灯篭です。
広島の人は、これをお盆にお墓に供えるのです。
お盆前に広島に訪れたなら、2019年現在でもコンビニなどでこの灯篭が売っています。
白は初盆用の灯籠です。
お盆前に広島を訪れたら、これはすずちゃんのお父さんが持っていた灯篭だなぁって思いだしてくださいね!
(関連:映画「この世界の片隅に」見ました!)