MBT(マサイ・ベアフット・テクノロジー)という靴がある。
靴底が丸くふくらんでおり、不安定で、立ったり歩いたりするだけでバランスをとる必要があり余計に運動になるという。
マサイ族のように不安定な大地を歩くことを靴で再現することで自然にスマートになるという。
普段の履いてるだけで余計に運動になればいいじゃないか!ということでこの靴を愛用している。
これまで愛用してきたウォーキングシューズよりも履き心地もいい。
ところが靴底が減ってきたのだが、正規代理店では2015年3月末日をもってソール張替え修理を終了している。
私も地元で手作りの靴のオーダーメイドまでやっている靴修理店に行って聞いてみたが特殊なソールで修理できないという。
そんな中、ネットで検索していると、「MBTを修理しました」という靴の修理職人ヒロさんの工房を見つけた。
お店が東大阪にある。
ああMBTを修理してくれる人がいるのだなとはわかったが、ずっとそのままになっていた。
しかし、大阪セミナーに呼んでもらって、このことを思いだし、セミナーついでに私のMBTシューズを持参したのであった。
その修理後のMBTシューズが届いた。
えらいきれいになってるじゃないか!
なんだか新品みたいだ。
あんなにくたびれていたのに見違えたぞ!
ソールの張り替えだけでなく、靴も磨いてくださっている。
靴ひもも交換したが、ぜひ一緒にお勧めしたい。
で、肝心のソールはこんな感じ。
このソールが丸くなって立つと不安定なのがMBTの特徴。
しっかし、きれいに再現されているじゃないか!
で、実際に履いてみた感じは、以前の状態よりも若干「固い感じ」がする。
MBTは「ぽよんぽよん」する感じがあって、あれはあれで結構楽しいのだが、その「ぽよんぽよん」感はなくなった。
これは、店主のひろさんが、高温多湿の日本では加水分解してしまうウレタンを、加水分解しにくい素材にしてくださっているからだ。
しかし充分に「あり」だと思う。
かかとから着地して、丸い靴底をつかってなめらかに体重移動して「雲の上を歩く」ような歩行もできる。
私のMBTはゴアテックスであり、これからの雨の季節にも蒸れなくてとってもいいのだ。
足になじんだMBTがすり減って困っているあなた!靴の修理職人ヒロさんの工房ところに送って、よみがえらせてもらって大切に使おう。
ちなみに私は持参したが、もちろん送ってもOK。私も修理後は送り返してもらった。
(でも持参すると消費税分まけてくれるよ!)
お店は東大阪の近鉄「長瀬駅」すぐ!
近大の学生さんがたくさん乗降している。
とっても小さい店でびっくりしてしまった!
ちなみに、「長瀬駅」は来た列車のホームの改札と、戻る列車のホームの改札が違う。(駅の中でホームの移動ができない!)
駅員さんに改札を出してもらって移動しなおした(ご注意を!)
まぁわざわざここまで靴を持参する人はいないかな(笑)
送ればいいからね。
「MOTTAINAI SPIRIT(もったいない精神はヒロさんのモットーです)
お客様の大切な靴を職人の技と真心でお直しいたします。」
いいね~ もったいないスピリット!
せっかく皮が足になじんでいい感じになった靴をソールを張り替えてもらって末永く愛用しよう!
日本にはこんな素晴らしい職人さんがおられるから、たとえ正規代理店がソールの提供をやめても、私たちはこうして、お気に入りの靴を履き続けることができる。
MBTのソールでお悩みの方はぜひ、ヒロさんのとろに相談してみるといい。
高野山もとっても楽しかったですよ!^^
再度底を修理しました!
2018年7月16日追加
上の記事を書いてちょうど1年と3か月経過していますね。
1年以上毎日のように履いてもヒロさんの修理はまったく問題なかったが、
私はこの靴をほんとうにかたきのように履くので、かかとの部分がすり減ってきた。
そして地元の靴の修理屋さんに持っていくと、「この部分だけの修理ならできる」ということで預けてきた。
その地元の修理屋さんもヒロさんの修理をみて、「この全体の修理はうちではできない。これをやったところはうちよりも腕がいい。」とやたら感心してました。(笑)
このかかとの色の変わっている部分が今回修理してもらったところ。
横からみたらこんな感じ。
厚さは同じ6mm。
これでまた、しばらく(1年くらい?)履けることになりました。
面積も少なく修理代金はヒロさんのところの3分の1くらい(技術も送料もかかならないからね)
MBTが痛んでしまった人は、まずは大阪のヒロさんのところで抜本的な修理をしてもらい、その後はこうして地元の修理屋さんでメンテナンスしてもらうのが、賢い選択といえよ~
こうして修理してくださる人がいるので、ヘビーユーザーは助かるね!