今年の京都祇園祭ではストリートパフォーマーも見かけた。
旅ではこういう一期一会の出会いも楽しみにひとつだ。
若い津軽三味線のストリートパフォーマー
とっても上手だ。
私も思わず立ち止まってこの動画を撮影してしまった。(笑)
若いのに、こういう日本の伝統芸能をストリートでやって、そして道行くを立ち止まらせ、聞かせ、人の財布を開かせるというのは大変なことだ。
これだけ上手に演奏できるというとは、本当に日々練習に打ち込んでいるに違いない。
そして、腕一本で実力で勝負していく。
かっこいいじゃないか!
大したものである。
去年はマドリードでこういうパフォーマンスを見た。
これは外国ではよくあるパターンだ。
種はバランスが取れるように下に鉄板などがあり、それを鉄の棒でバランスをとり、見えない椅子につながっているだけだ。
だからこんなパフォーマンスをやっていてもお金はやらない。
そんな人の錯覚だけ利用して、ただ座るだけのつまらない生き方を助長したくないからだ。
(このアイディアを最初に考えて実行したやつはなかなか創造性があるが(笑))
しかし、この京都祇園の津軽三味線の若いパフォーマーのように、真の芸を日々の切磋琢磨の中で磨き上げて、それを世に問う生き方は本当に素晴らしいと思う。
つい応援してしまう。
ある時、パリで電車に乗っていると、セーヌ川にさしかかって突然、素敵な景色が目の前に展開してきた。
すると、それに合わせたように素敵なこんなアコーディオンが聞こえてくるのだ。
景色を見つめながら、とってもロマンチックな気分になっておもわずスイングしてしまう(笑)
ひとしきり演奏が終わるとそのアコーディオンの紳士は「ボンジュー ムッシュ」と帽子を差し出してきた。
こういうのに「弱い」日本人を見越した演出で、カモにされたのかもしれないが、こういう素敵な演出なら、喜んでカモになる。(笑)
この時も「ボンジュー ムッシュー」とにっこり笑って、思わず何ユーロか帽子に入れた。