ウポポイは、アイヌの歴史・文化を学び伝える2020年にできたのが国立博物館を含む施設だ。
アイヌ民族は文字をもたない民族なので、当時の手法で再現された集落で、囲炉裏を囲んで語りなどが行われる。
民族衣装を着ることもできて人気だ。
家ができると、アイヌの伝統にそって夏でも常に囲炉裏の火を絶やさない。
囲炉裏の火にはアペフチ「アペ」(火)、「フチ」(老婆)という老女の姿をした火の神でがいて、人間の言葉をほかの神様に伝えるだそう。
寒く長い冬にアペフチとじっくり語らったのだろう。
鮭などが干してある。
(アイヌのベビーベッド)
屋外の舞台では客人や神様をお迎えする踊りなども披露される。
入場時にもらったパンフレットに30分間隔でいろんなイベントが案内されており、巡回しながらそれらをみていると結構時間が過ぎる。
歴史や文化を紹介する映画も上映される。
博物館だから2〜3時間もあれば充分かなと思っていたが、結局ここで1日過ごした。
アイヌは樺太などロシアにも広がっており、係の人に「北海道とロシアのアイヌの方が出会ったらおたがいに会話できるのか?」と聞いたら、博物館の2階に案内されてわざわざ学芸員さんがでてきて、丁寧に対応してくださった。
交易とかがあって文化も共有しているが、方言がかなり離れていて、日本人が標準語どうしで話すような感じではない。日本でも東北や鹿児島の古老と話すと聞き取れないことも多いが同じ日本人であることにはかわりない。そんな感じなんだそう。神(カムイ)、魚など共通の語彙も多いということだった。
帰りにせっかくだからとここのレストランでアイヌの伝統料理「オハウ」を頂いた。
鮭などの具材でスープを採った塩ベースのスープだ。
(鹿肉と熊肉も臭みがまったくなく見事)
これを運んでくれた若いおねえさんが、あるロシア人がここに来てこの「オハウ」を食べた時、ロシアにも、同じような塩ベースのスープがあり「オハ」というと教えてくれて「同じだ」と感動したという。
先程学芸員さんに北海道のアイヌとロシアのアイヌとでも言葉が通じて、ある程度話ができると聞きました、というと「ほんとうですか!」と目を輝かせていた。






