NHKサイエンスZERO シリーズ細胞の世界② 腸内細菌と免疫の不思議な関係より
人間の体は約37兆個の細胞で構成されていると言われるが、腸内にはそれをはるかに超える100兆から1000兆の腸内細菌が住むと言われている。
腸は5億年の歴史をもつ、人体の中で最も古い臓器のひとつだ。
腸は免疫の最前線
東京大学大学院医学系研究科 本田賢也准教授によると、
(6分20秒)腸は日常的に異物、病原体と非常によく接触する免疫の最前線であり、活性の強い免疫細胞を用意する必要がある。
2008年、アメリカ、ニューヨーク大学のリットマン教授が発表した論文の指摘に従って、実験用の無菌マウスを取り寄せて調べると通常10%程度腸内にいるはずの免疫細胞Th-17がわずか1.5%しかいなかった。
本田賢也准教授はSFB(セグメンテッド・フィラメント・バクテリア)をマウスに与えたときだけ、免疫細胞Th-17が通常の10%に増加することを突き止めた。
本田賢也准教授がニューヨーク大学に行って、実験用のマウスを調べるとやはりSFBがいなかった。
免疫細胞Th-17が生じるためには、外部からの侵入者である腸内細菌SFBが必要であることを突き止めた。
世界的な有力科学論文誌Scienceでは表紙を飾る重要な成果
小腸は食べ物などの流れが速くほとんどの腸内細菌は流されてしまう。SFBはその流れの中で小腸にとどまるために、腸の粘膜に自分の体を突き刺している。
これによって小腸に軽い炎症が起こり免疫細胞Th-17が生じると考えられている。
これらの成果は世界的な有力科学論文誌、CELL,nature,に掲載されScienceでは表紙を飾った非常に重要な発見となった。
腸内には免疫細胞のブレーキ役となるTreg細胞がある
クロストリジウム菌がTreg細胞を増やしている
クロストリジウム菌はたくさんの食べ物を分解して代謝産物を生み出している
その代謝産物がTreg細胞を誘導している可能性が高い。
クロストリジウムは人間が分解できない食べ物を分解してくれる大切な腸内細菌だ。
免疫はアクセル役の免疫細胞Th-17とブレーキ役の免疫抑制細胞Tregが揃った高度な仕組みであり、その働きは外部から体内に入った腸内細菌の助けなしにはあり得ない。
赤ちゃんは無菌状態で生まれるので、赤ちゃんが最初に細菌を受け取るのは産道やおっぱい
がん細胞は免疫抑制細胞T細胞よりも免疫抑制細胞を4倍も内部に取り込むことができる。
これによって癌は免疫細胞が自分を攻撃するのを抑制する仕組みを持っている。
世界で初めて免疫抑制細胞Tregを発見した大阪大学の実験免疫学教授、坂口志文教授は、癌を発症したマウスにTregの働きを抑える抗体を投与すると癌が2週間で消えることを発見した。
通常のエサで飼育したマウスの腸は正常だが無菌マウスの腸は炎症を起こしている
菌が入っていると腸は正常であり、無菌の腸は異常な炎症を生じるのだ。
東京大学の伊藤喜久治教授は、無菌マウスの腸を正常にするクロストレジウム菌の組み合わせを長年研究してきた。
また「腸内細菌」という言葉も知られていない時代から40年間も研究し続け、500種類以上ある腸内細菌から、上にも登場した、たくさんの食べ物を分解して代謝産物を生み出す「クロストリジウム菌」に目をつけ、それが115株(種類)のクロストリジウム菌を取り出した。
この株を個別に与えても腸は正常に戻らず、どの組み合わせが腸内を正常に保つのかえんえんと実験を繰り返した。
「最後の実験といいますか、これでダメならもうやめようと思ったんです。」
「これ以上は無理だと思ったんです。」
「神様のご加護か 最後にやった時に、普通の(腸と)同じ大きさに戻った時には震えました。」
46株(種類)のクロストリジウム菌を同時に与えた時にマウスの腸が正常に戻った。
46種類のネットワーク、色んな種類の株がひとつになってはじめてアクションを起こす。
NHKサイエンスZERO シリーズ細胞の世界② 腸内細菌と免疫の不思議な関係はここまで。
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腸内細菌の働きはもちろんこれだけではなくて、
アメリカのワシントン大学で行われた研究では、無菌マウスに、肥満の人と痩せている人の腸内細菌を移植した。
すると1か月後、太った人から腸内細菌を移植されたマウスは太り、痩せた人から腸内細菌を移植したマウスは体重が変化しなかった!
実は肥満も腸内細菌が引き起こしているのである。
美肌にも効果があることがわかっている。
アメリカではすでに治療に実用化され、優れた腸内細菌の持ち主の便は1週間で250ドル、ひと月10万円以上にもなるのだ。
それは抗生剤を飲んだことのない人なのだそう。
癌になったあなた!
免疫疾患のあなた!
免疫が弱くて病気がちなあなた!
抗生剤を飲んだことがあるでしょう。
それで腸内細菌が死滅するんですよ。
その腸内細菌には年に120万円の価値があるのだ!
10年で1200万円、80年生きるとして1億円以上の価値があるんですよ。
そんな大切なものを抗生剤を飲んで殺しているのです。
先日遠隔浄化中の看護婦さんから以下のメールをいただきました。
「先生、まだ患者様で、
ですからか、ウイルスが身体に痛いです。・・・」(2016年12月25日 21:01)
風邪は「ウイルス」であり「菌」ではありません。
風邪のウイルスに対して抗生剤はまったく無力です。
アメリカの小児科学会の一般向けパンフレットには風邪に抗生物質は有害ですと書いてあります。
ウイルスに抗生剤使っても効くわけないじゃないですかっ!
みなさん2016年12月25日のこの現代において、また日本ではこんな非常識な治療が行われているんですよ!
そのための施設、医師や看護師や多くの人の人件費、薬剤費、・・・・
それらが高騰して、日本1年間の税収と同じ50兆円を医療費に使って、私たちの健康保険料も非常な高額になっています。
何をやっているのか。
ウイルスに抗生剤を投与しているんですよ!
はぁ。
こんな医療のために毎月すごい税金と健康保険料を払っているのか・・・
そして、この患者さんは1億円もする腸内細菌を失って、免疫が落ち、癌や免疫疾患になりやすくなっていくわけです・・・
そりゃあ税金もあがるし、健康保険料もあがるわなぁ。
何が言いたいかというと、これを読んでいるあなたは自分の免疫の源である多数の腸内細菌を決して失わないようにしないといけないんですよ!
風邪とか2、3日で治るんだから。
抗生剤を飲むことでどれだけのものを失っているか。1億円失っているんですよ!
私は覚えている限り抗生物質は飲んだことがないんですよ。だから私はほとんど病気をしないし、ウイルスが体内に入ってもこじらせることがありません。
だから私の腸内細菌も1億円の価値があります。(>うんこ売りに行こうかしら)
しかも私は豆乳ヨーグルトとか、つい先日も奈良漬が食べたくなって、麹たっぷりのよっぱらいそうな奈良漬だけでご飯たべちゃいました!うまいのよ!
とにかく!
貴重な腸内細菌を大切にして、どんどん培養しましょう!
それが私たちの免疫の源なのだ!
[…] 大学の伊藤喜久治教授によると、人間の免疫は腸内に46種類の腸内細菌が全部そろってはじめて機能する。「(NHKサイエンスZERO シリーズ細胞の世界② 腸内細菌と免疫の不思議な関係) […]