4月14日今回の熊本地震の最初の震度7が発生した。
その時、家屋が倒壊し、多くの人が屋外に避難した。
建物の中は倒壊の恐れがあり危険だからだ。
4月15日現在の死者は9名。過去の震度7の地震に比べても住民の冷静な行動で最小限の被害に抑えられている印象だった。
政府の地震調査委員会の委員長を務める東大地震研究所地震予知研究センター長の平田直教授は「古い住宅などにいる方は、安全なところに避難してほしい」と注意を促している。
ところが政府はそれを無視し、まだ激しい余震が続く4月15日「全避難者の屋内避難」を指示した。
「松本副内閣相によると、「河野(太郎)防災担当相に『今日中に青空避難所というのは解消してくれ』と強く言われて参った」と力説したところ、(熊本県)知事は「避難所が足りなくてみなさんがあそこに出たわけではない。余震が怖くて部屋の中にいられないから出たんだ。現場の気持ちが分かっていない」と不快感を示したという。」
(翌16日には安倍総理が現地視察を予定しており、サミットを前にしてテレビや新聞等で現地のあわれな映像が報道されるのを防ぐ狙いがあったともいわれている)
その15日の政府の「全避難者の屋内避難」指示後、みなが屋内で眠りについた16日午前1時25分、史上初の同じ震源地の震度7が発生した。
その結果14日の
14日、熊本市東区で、自宅で転倒し60歳代女性1人死亡〔朝日〕
14日、家屋倒壊により木山で90歳代女性と61歳男性の親子、馬水で50歳代女性、寺迫で80歳代女性、広崎で60歳代男性、惣領で80歳代男性、安永で50歳代女性の、男性3人女性4人死亡〔NHK〕
14日、崩れたブロック塀がの下敷きになり20歳代男性1人死亡〔西日本〕
9名から
16日、益城町平田で80歳代の夫婦と80歳代男性1人、福原で70歳代と20歳代の女性、赤井で60歳代女性、上陳で70歳代女性、寺迫で80歳代男性、島田で80歳代女性、木山で80歳代女性、安永で90歳代女性の、男性3人女性8人死亡〔NHK〕
16日、平田の倒壊家屋で宗像市在住の60歳代女性死亡〔NHK〕
16日、平田地区で80代女性が死亡。検死がまだのため震災関連死として計上〔朝日〕
16日、嘉島町鯰で90歳代と60歳代の、上六嘉で70歳代の、男性計3人死亡〔NHK〕
16日、御船町滝川で70歳代女性死亡〔NHK〕
16日、南阿蘇村河陽地区のアパートの1階部分が押しつぶされ、東海大の学生合わせて12人が閉じ込められ、うち男性2人女性1人(10歳代男性、20歳代男女)の死亡確認〔NHK・NNN〕
16日、南阿蘇村河陽地区で70歳代と60歳代の女性が死亡〔NHK〕
16日、南阿蘇村土砂崩れが直撃した立野地区で60歳代夫婦と60歳代男性の計3人死亡〔NHK〕
16日、南阿蘇村土砂崩れが直撃した河陽地区の高野台団地では4棟が完全に埋まり、2棟が押し流される。18日と19日にそれぞれ女性1人、20日に男性1人発見、死亡確認〔朝日〕
16日、南阿蘇村土砂崩れが直撃した長野地区の「ログ山荘火の鳥」で香川県からの宿泊客2人と連絡が取れない状態に。18日にうち男性1人発見、死亡確認〔朝日〕
16日、南阿蘇村土砂崩れにより崩落した阿蘇大橋付近で1人行方不明〔読売〕
16日、南阿蘇村家屋の下敷きにより骨折した60代女性が21日に死亡、震災関連死に認定〔熊本県〕
16日、西原村家屋倒壊により鳥子で80歳代女性、布田で70歳代男性、宮山で80歳代男性、小守で90歳代と70歳代の女性の、計5人圧死〔JNN〕
16日、阿蘇市車中避難していた70代女性が体調不良を訴え病院に行くも死亡。
16日には圧死による死者数が大幅に増加した。
この史上初の同じ場所で発生した2つの震度7地震の波形は人工地震の波形である。
もしそうなら、政府の地震調査委員会の委員長の「古い住宅などにいる方は、安全なところに避難してほしい」というアドバイスを無視し、15日に政府は不自然な屋内退避を強く指導し、屋内でみなが寝静まった15日午前1時25分、その2回目の人工地震を発生させている。
この人工地震を発生させた者は、そのことを充分知った上で、いや多くの人が圧死することを狙って、このタイミングで2回目の震度7を発生させたことになる。
人間としてよくこんなことができるものだ。
もし人工地震でなかったとしても「政府の指示」をまともに聞いていたら命がいくつあっても足りない。
この記事は
熊本地震は人工地震か
熊本地震は人工地震か その2(気象庁発表:同じ場所の震度7は史上初めて)波形も2つとも人工地震
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