【とびしま海道】をブロンプトンで走りました!「結構ディープな今治」

広島からJR呉線に自転車を乗せて、呉から「とびしま海道」を走った。

JR呉線からこの地図の左上の陸地まで走ってくる。

一番右端の岡村島は愛媛県今治市で、呉市から今治市まで自転車ならすべて無料の橋を通って行ける。

瀬戸の多島美がこのルートの魅力。

海も美しい。

みかんの花も満開だ。

そこら中に金木犀に似た感じのみかんの花の香りが漂っている。

み〜かん〜のぉ〜花ぁがぁ〜♪

咲いているぅ〜♪

思い出ぇのぉ道ぃ♪ 丘のぉ道ぃ〜♪

はるかに見えるぅ〜♪ 青い海ぃ〜♪

お船がぁ遠くぅ〜♪ 霞んでるぅ〜♪

鼻歌まじりに走っていると

あらら雨が。

みかん畑のそばの小屋の軒を借りて雨宿りをします。

島からぁ〜♪ 島へとぉ〜♪

渡ってぇ〜♪ ゆくのよぉ〜♪

幼い弟ぉ〜♪

ゆくなと泣いたぁ〜♪

(「瀬戸の花嫁」より。先日のクラス会で、音頭の瀬戸の出身という子がいたので、カラオケでこれを歌わせた(笑))

ついに島を巡って県境を越えました!

岡村島は今治市であり、ここから市営の高速艇で今治に移動する。

ブロンプトンは小さく折りたためるので、フェリーじゃなく、人専用の高速艇にも乗せられてとっても便利。

追加料金もいらない。

860円。

今治では、夜「千倉」という、地元料理の店に行く。

つきだしのタケノコとフキの炊いたのもうまかったが、何より特筆すべきは刺し身!

このタコあたりを見てもらえば、違いがわかるのではないだろうか。

大分はかなり魚のうまいところで、他所で魚を食べて、「これは!」と思うことはほとんどない。

何しろ、関サバ関アジで有名な関モノが地元に結構出回る。

しかし今治の「千倉」の刺し身は、すべて地物であり、来島海峡の急流にもまれて、関モノ的な身の締まったうまさ。

採った後の魚の処理も実に上手。

今治の人に聞くと、こちらの人はタイとミカンは自分で買って食べるものではないそう(笑)

そのくらい柑橘系と魚は、知り合いからもらうのがあたり前なのだそうだ。

そんな今治の人である、宿のマスターも「このへんでも「千倉」の刺し身は違いますね。」と言っていた。

養殖モノしかなかなか手に入らない都会に住んでいる人にとっては生涯トップクラスの刺し身であろう。

刺し身の他に2品頼んで、生ビールを2杯飲んでお勘定は3千円代だった。

私は今治に来たら、またこの店に来る。

ということで、普段はなかなか食べ物ネタを書かない私が、久しぶりに書きたくなった(笑)

今治はほとんど個人経営の店で、チェーン店は流行らないそう。

今治は、船で昔から大阪と博多と取引があり、独自の文化をもっているようだ。

なかなかディープな今治は結構おもしろい街だ。

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