最終的に誰もが引退し、死んでいくのです。
子育てと同じです。
その時までに、子供が自立して自分の判断で自由に行動して幸せになれるように育てておくこと。それが本当の愛です。
いつまでも子供を監視して「ああしなさい、こうしなさい」では子供は自立できません。
会社でも同じです。いつまでも社員を監視して「ああしなさい、こうしなさい」では、いつまでも会社を引退できません。
今の会社は自立した社員にまかせ、自分たちは新しい事業に挑戦する、引退して海外旅行を楽しむ。
何でも自分のやりたいことができるようになるためには、社員を自立させないといけないのです。
それでこそ、自分たちが引退しても会社がずっと存続し、子孫まで配当をもたらしてくれるのです。
子供でも、ご主人でも、社員でも「あたなが自分の理想に向かって、目を輝かせて生き生き幸せいっぱいに生きているのを見るのが私の幸せ」になればみんなが幸せになれるのです。
それは神さまの愛に近いのです。
神さまへ感謝を表す方法はただ一つです。御賽銭も祝詞も必要ありません。
神さまへの恩返しは、人間が「私は幸せです。ありがとう。」と思うことだけなのです。
子供が「お母さん、私は幸せです。ありがとう。」と言ってくれること。それが親の最高の喜びであるのと同じです。
子供が手元を離れて自立し、自由に羽ばたくことを手伝うこと。
自分の身の回りの人、すべてにその人自身の幸せを手にすることをお手伝いすること。
それが本当の愛であり、神様の愛に近いのです。
それ以外は「所有欲であり、依存であり、執着」なのです。そんなものは愛ではありません。
人は幸せを求め、本当の愛を求める存在です。
自分が愛の人になる以外に、本当の幸せを手にする方法などないのです。