スペイン巡礼12日目 リバディソ・デ・バイショ着 こちらの日本人に対する反応

スペイン巡礼路を歩く日本人は多くない。
巡礼者の日本人を見つけて話したことはまだ一度もない。
ただ結構こちらを見ると日本人だとわかる人も多い。

一番嬉しかったのは川でスペイン人がバカンスを楽しんでいたモリナセカを歩いていたときだ。

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とってかわいい街でどこを写しても絵になる。通過するだけではもったいない街だ。
その街中を歩いていると向かいから歩いてきた小学生くらいの3人組がすれ違いざまに声を揃えて「コンニチワ!」と言ってくれたのだ。
「わぁ~こんにちは!」とびっくりして手を振って挨拶を返した。

小学生くらいの子供が見ただけで日本人であることを識別したこと、そして日本語の挨拶を3人の子供が知っているというのはうれしい驚きだった。

大人でも東洋人は見分けにくく、韓国人や中国人と間違えられることもよくある。
それは私たちが見ただけでスペイン人かイタリア人かフランス人かよくわからないのと同じである。お互いさまだ。だからこの子達が一発で日本人と判断したことに驚いた。

巡礼路は主に農村を通る。
田舎のおばあさんが「ブエン カミーノ!」(よい巡礼を!)と声をかけてくれたので、
「グラシアス」(ありがとう)「ソイ デ ハポン!」(日本から来ました!)と言うと、おばあさんは両手を大きく上げてスペイン語でまくしたてた。

「何だって!日本から来たって言うのかい!この私だってサンティアゴに歩いていったことあがないってのに、お前さん日本からきたってかい!こりゃびっくりたまげたわ!」

もちろん意味はわからなかったが、たぶん雰囲気からしてこんなことを言っていたと思う。(笑)リアクションが面白い。

昨日もカフェバーで休んでいると「Where are you from?」と声をかけられたので「Japan」と答えると、「まぁ!私は来年3人の息子たちと日本に旅行に行くのよ!日本はとても美しい国なのでとっても楽しみにしているの」と話してくれた。

ちなみに日本のどこから来たと詳しく聞かれることもあるその時「大分」(おおいた)と言っても絶対に誰も知らないので、出身地の「HIROSHIMA」と答えることにしている。
今まで「HIROSHIMA」を知らなかった人はいない。

またヨーロッパではリビアなどからの移民が問題になっているが、地中海をはさんで対岸にあるスペインだが巡礼路上の町で移民らしき人を見かけることはまったくない。

最近ではロンドンやパリなどでも「ここはいったいどこの国?」というくらい移民が流入しており、イギリスのEU離脱の直接の原因は移民の流入にあったと聞く。

スペインでも都市部ではスプレーの落書きも多く、若者の失業率の高さが心の荒廃を招いているのかなという印象もある。

落ち着いたヨーロッパらしさを味わうには、この田舎の巡礼はぴったりかもしれない。

牛を引くおじさんも歩いている。

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草を食べ始めると引っ張ってもなかなか動かない(笑)

乗馬を楽しむ人も見かける。

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馬の警察も2回ほど見かけたが、敬礼をして「ブエン カミーノ!」(よい巡礼を!)と言ってくれる。

とってもかっこいいのだ。

今日は川の流れる小さな村リバディソ・デ・バイショに泊まります。

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夕食は村に一軒だけのレストランでポテトサラダ(ロシアンサラダ)にイカリング。

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また一本4ユーロ(480円)のワインをボトルで開けてしまった。

今夜の宿はこちらです。

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