「デイリールーツファインダー2015年10大ニュース!」の番外編に書いたが、12月30日受験を控えた長男が急に「旅に出たい」とママチャリに乗って行ってしまった。
実は私もそういうところがあり、気持ちはわかり(理解している場合か!)そのまま送りだしてしまった。
以下は番外編の再掲、結末はその後に。
番外編 昨日(2015年12月30日)長男が急に「旅に出たい」と午後からママチャリに乗って行ってしまった。
(父)「どこへ行くのか!」
(長男)「北九州のおばあちゃんのところに行く」
(父)「今からチャリだと間に合わんぞ!」
(長男)「中津を目指して宿にでも泊まる」
(父)「・・・・」
夕食後もアルコールを控え、万一の時の出動態勢を整えて待つが、夜22時を過ぎても何の連絡もなし。
夜の22時半頃、電話がなる。長男からだ!
「今どこだ!」
(長男)「日田に着いた。」
ひ日田っ!中津を目指しとったんじゃなかったのか!なんちゅう方向感覚しとるんじゃ!
(長男)「駅前でビジネスホテルを見つけてチェックインした」
(ほほぅ そのくらいの知恵はついたか!)
(長男)「明日は北九州のおばあちゃんところに行く」
そして今日の昼電話があった。
(長男)「博多に着いた」
(父)「は博多っ!」なんちゅう方向感覚しとるんじゃ2!北九州はもっと東の方じゃろが!
今、一応北九州に向かって走っている・・・らしい(12月31日15時現在)
しかし、長男は高3だ。まもなくセンター試験を控えてる
枠がなさ過ぎというかめちゃくちゃというか・・・
この親あって、この子あり・・・(涙)
ここからがその後。
大晦日ツイッターにも書いたが、博多と北九州の真ん中宗像で「パンクした」と電話あり。
ネットで付近の自転車屋を検索し電話するも「もう大晦日で今日は・・・」というところばかり。
長男は自転車をおして何とかホームセンターにたどり着き、パンク修理セットを買う。
しかし初めての修理に悪戦苦闘、ついに断念。
北九州のおばあちゃんちに救助を要請し、車で迎えに来てもらった。
その大晦日の夜はあまりの疲労に紅白歌合戦も見ず、風呂も入らず眠り込んでしまったらしい。
翌朝元旦に発熱、食べたものを嘔吐。
これで長男も観念し、翌2日(昨日のことだが)、私がワンボックス車で長男と自転車を回収しに行って来た。
車の中で長男いわく、
寒かった。
峠では氷点下に下がり、長い下りでは漕がないので体が芯から冷えた。
もっと服をもっていくべきだった。
途中冬のどしゃ降りにあったが、カッパも着なかった。
ついにパンクし、修理もできず、心が折れそうになった・・・
そういう時はチューブごと交換するんだと教える。(電話でも言ったのだが、外ではパンク箇所を特定するのが難しい。)
ああ、これで長男も少しは懲りただろう。
車で帰りながら話している間に彼は元気を回復してくる。
「峠で見た星空がすごくきれいだった。道は暗かったけど、びっくりするほどたくさん星が見えた。」
家に帰って風呂に入るとすっかりリフレッシュしている様子だった。
風邪をこじらせなくてよかった。
しばらくすると彼は私に言った。
「チューブの交換方法教えて!」
反省せんかいっ!