今日から釜山からソウルを目指して韓国縦断自転車道約630kmを走っていく。
カムジャタン(じゃがいも鍋)
まずは、釜山駅近くの評判のカムジャタン(じゃがいも鍋)を食べに行き、パワーをつける。
二人で2500円の「中」を頼んだが、このボリュームでびっくり!
右のじゃがいもからサイズを推し量って欲しい(笑)
じゃがいもが3つくらい入っていたが、じゃがいも鍋というより、どう見ても豚骨鍋という感じでツルツルの韓国麺が入った巨大ラーメンといった感じ。
次男は釜山で食べたものではこれが一番うまかったらしく、やたら「替え玉」がしたいと言っていた。完成された味だそう。(笑)
いい味の大根キムチと一緒にいただきます。
韓国縦断自転車道の出発点「乙淑島」
釜山から首都ソウルまで6百数十キロの自転車道が整備されている。
釜山駅から10kmほど西を流れる洛東江( ナクトンガン)の河口にある乙淑(ウルスク)島がその起点だ。
乙淑島入り口
この橋を渡ったら乙淑島で、すぐに右手にサイクリングセンターがある。
カウンターのお姉さんから「サイクルパスポート」を入手する。
赤い電話ボックスみたいなのがスタンプの置いてあるところで、スタンプラリーをしながらサイクリングできる。
中に入って早速、最初のスタンプを押す。
洛東江(ナクトンガン)沿いの気持ちのいい景色が続く。
日本付近最大の桜のサイクリングロード
途中からサイクリングロードは桜並木の中を通る。
こんな道がなんキロも続く。
素晴らしい桜並木で、日本も含めてこんな素晴らしい桜のサイクリングロードは他にないのではないか!
絶対桜の季節に走るべき!
青春18きっぷ利用で関釜フェリーが半額の4500円になるのは4月10日までなので、桜に間に合いそうだ。
1年間でこのサイクリングロードが最も美しいのは桜が満開の数日間だ。
満開の桜の中をなんキロも走るのは素晴らしい経験になるに違いない。
これを読んだ自転車好きのあなたは早速桜の時期に休暇をとるべきだ!
きれいな移動式トイレ
サイクリングロードの途中にはこんな移動式トイレが置いてある。
中はこんな感じで、人が頻繁に巡回し掃除してくれている。
天井にはエアコンがあり、スピーカーからは穏やかな音楽が流れている。
私が今まで見た中で最も素晴らしい移動式トイレだ。
サイクリングロード沿いでは移動式カフェも営業しており、おでんとカフェラテをいただいた。
本格エスプレッソマシーンで淹れてくれる。
釜山市域を離れるとさすがにこういう施設はみかけなくなるが道はずっと快適だ。
それにしても桜並木は、相当続いている。
日暮れまで走っても桜並木。
韓国縦断サイクリング道の本線を離れ、支線を10kmほど走り、蜜陽(ミリャン)という地方都市に入る。
今日の宿はまだ決まっていないが、ある程度の都市なら何かあるだろう。
今夜の宿はチムジルバン(韓国式サウナ)
韓国には自宅にはシャワーしかない場合が多いそうで、チムジルバン(韓国式サウナ)という文化を持っている。
ちいさな都市でも数件はある。
たいてい24時間営業で泊まれるというのだ。
だからサイクリングロード沿いで地方の宿の見つけにくいところではチムジルバンに泊まってみることにする。
初体験である!
いったいどんなところなのか!?
日も暮れてきたのでまずはチムジルバンを見つけ、すぐ裏にある店で先に食事にする。
腹へった!
韓国焼肉は手軽でうまい
韓国で焼肉屋さんは、日本のラーメン屋、広島のお好み焼き屋みたいにどこにでもあって助かる。
気のいいニコニコした「お母さん」に「モガ マシッソヨ」(何がおいしいですか)と聞くと、何やら身振り手振りで「厚いのは好きか?」みたいなことを言うので、「それをお願いします!」ということで出てきたのがこれ。
分厚いトンテキみたいな焼肉(サムギョプサル)ひとり3枚で、お母さんが焼いたりハサミで切ったり、焼けたのを皿に入れてくれたり、色々お世話してくれて、ビール2瓶飲んでふたりで3800円。自転車で100km近く走ってきた若い男性でもお腹いっぱいになる量です。
ビールがひと瓶400円なら一人1500円くらいか。
とにかく韓国はお肉がおいしく安いので、何回か食べれば、日本で食べる時との差額で渡航費など簡単にでてしまう。
子どもに腹いっぱい焼肉を食わしてやりたいお父さんにとっては最適の旅行先といえよ〜
初チムジルバン!
靴をロッカーに入れてカウンターで渡すと、荷物用のロッカーキーとタオル、パジャマをくれます。
向こうから「sleeping」(寝るのか?)と聞いてくれるので「Yes!Yes!」というとあとで毛布を取りにおいでという。
料金はひとり千円ジャスト。
ブロンプトンのバッグはぴったりロッカーに入りました。
中は日本のスーパー銭湯的な感じ。
乾式と湿式のサウナがあって、冷たいのから熱いのまで湯温のことなる湯船が4つありました。
タオル石けんはあり、そこはシャンプーはありませんでした。
洗い場のパターンも日本とほぼ同じ、お風呂に関して何も迷うことはないです。
いったいどんなところに泊まるのか!
毛布を受け取って、指定された眠る場所に行ってみる。
夜は寒くなるからこの中に寝るといいよと教えてくれる。
こんなのがいくつもある。
低温サウナみたいな感じの洞窟(笑)
中に入ってこの洞窟全体がヒーリングストーンで覆われていることに気づいた。
炭も埋め込まれていたりする。
なにやらいろいろ癒やしのノウハウが詰まっているみたいだ(笑)
温度は布団をけとばして眠りたい夏の夜くらいだが、湿度はないので気持ちがいい。
こんなヒーリング洞窟の個室に泊まるのは楽しい!
日本人にはうれしい暖かい湯船につかれるしサウナには入れるし、ふたりでヒーリング洞窟の個室に泊ってひとり千円ならぜんぜんありだ!
韓国ではわくわくのチムジルバンにぜひ泊まってみるべきといえよ〜