【参院選】自民10減、憲法改正発議できず。れいわは史上初の快挙で政党要件獲得。

今回の参院選挙の結果は以下の通り。

赤の与党は過半数を確保したので、消費税の10月実施は確定した。

モリカケ問題や、年金問題、消費税増税などがあっても国民の過半数が支持するというのは驚き(笑)

改憲勢力3分の2割り込む

しかし、安倍さんが意欲を示す憲法改正の発議には、国会の3分の2が必要であり、参議院では164名必要だ。しかし、今回の選挙で自民公明・維新を含めた改憲勢力は160名だった。

4名ほど、憲法改正の発議に足りない。

これで一段と憲法改正がやりにくくなった。

一説には、この春のタイミングで平成天皇が退位し、政治日程を厳しくして、改憲議論を封じ込めたと言われている。

天皇は自ら退位することによって憲法改正を阻止するおつもりのようだ。

今まで3分の2以上あった参議院の改憲勢力が、今回の選挙で3分の2を割り込んだ。

天皇の退位と、今回の参院選で憲法改正は一段とやりにくくなった。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

といった平和憲法の変更を望まない人々にとって大きな前進だ。

自民は10減

内訳をみると自民党は10議席減らした。

公明が3議席も増やしている。組織選挙すごいね(笑)

維新も3増。維新は関西で強いみたいだけど、どこがいいの?大分には候補がいないし、私には何がいいのかよくわからない(笑)

れいわは史上初の快挙で政党要件獲得

私が応援した「れいわ」は2議席。山本太郎さんは落ちたけど、前回自分が当選した東京選挙区を沖縄の野原さんに譲り、比例でも1位2位を2人の身体障害の方に譲ったから、まぁ「わざと」だ。

政党要件を持たない諸派が2%以上得票し、比例議席を得るのは、2001年の非拘束名簿式導入以来、史上初の快挙だ。

組織も、資金もない、山本太郎さんが4月にひとりで立ち上げ、3か月でここまでやってきた。

今まで、組織や資金がなければ選挙に勝つことはできなかった。

しかし、ネットを使って情報を発信し、直接市民の支持を得て募金で4億円を集め、2人当選し、政党要件を満たした。

まぁクラウドファンディングみたいなもんですな。

私も山本太郎さんの国会での質問や、選挙の演説を動画で見て中身で彼の支持を決めた。

今までの選挙は資金力、組織力があるところしか当選できなかった。

今までの選挙は、公示日が来ると選挙カーが走りまわり、よく知らない人が、

「〇〇でございます。選挙のご挨拶に参りました。」

「〇〇、がんばって戦って参ります。」

「〇〇、あと一歩で御座います。」

「〇〇、最後の最後まで戦って参ります。」・・・・

以下略。(アホですか?)

そんなことばっかり言ってるわけですよ。

中身が何もない。(笑)

よくそんなんで投票する人がいるなと思うけど、それが日本の国会の過半数を占めて、今の政治を動かしている。

選挙カーやら、選挙運動員やらを動員でき「選挙のお願い」に走り回れる資金力、組織力があるところしか当選できなかった。

だから、今の国会議員は、資金と組織を握っている人に頭があがらない。

なぜ国民の声が政治に届かないのか

ここに、なぜ国民の声が政治に届かないのかの理由がある。

2017年、経団連は過去最多の23億2489万円を自民党へ寄付した。自民が法人税を減税したからだ。

選挙には金と組織がいる。だから金と組織を持っているところの意向が政治に反映される。

これが一般国民が負担する消費税を増税し、過去最高の内部留保を持っている大企業が減税される理由だ。

政治家も落選すればただの人なので、何とかして当選するしかない。当選するには金と組織がいる。だから金と組織を握っている一部の人の意向を反映した政治が行われ続ける。

今までと違う力学で国民の声が国会に届いた

ところが、山本太郎さんのれいわ新撰組は資金も組織もないのに、3か月で史上初の快挙で2人当選させ政党要件を満たした。

つまり史上初めて、今までの力学と違う方法で、国民の声が国会に届いたわけだ。たとえわずか2人であっても。

この「今までにない力学で」国民の直接の募金、応援で政党要件を満たしたというのが非常に大きい。

大きなくさびを打ち込んだ。

大分はがんばった!

西日本を見ると、与党の赤ばっかりなんですよ。

しかし大分を見てください!

当 23万6153票 安達  澄 無新
21万9498票 礒崎 陽輔 自現

わずか1万6千票の差で、首相補佐官の礒崎氏を落選させた。

あとは私の出身地の広島。

そして、沖縄。愛媛。

西日本で民度の高い県は、この4県くらいのもんである。(笑)

あとは、「〇〇、あと一歩で御座います。」のバカな選挙運動の、金と組織のあるところが順当に勝っている。

改憲勢力が憲法改正発議に4議席足りなくなったのは、沖縄、広島、愛媛、大分の私たち平和を愛する4県の県民が、自民党議員を落選させて、憲法改正発議を阻止したからである。

あとの県の人は、自分が憲法改正、消費税増税、年金問題、モリカケを支持しているのだから、その結果も覚悟しなくちゃね。

大分と沖縄と愛媛と広島は消費税なし、他の県は消費税を10%にしなくちゃいけない。(笑)

・今回の選挙は山本太郎さんのれいわが今までにない方法で、史上初の快挙で政党要件を満たしたこと。

・わが大分は、今の自民の政治にNOといったこと。

・改憲勢力は憲法改正発議ができなくなったこと。

そういう意味でとてもよかった。

次の衆院選ではれいわは100名以上の候補者を立てるそう。

あなたの県も、ぜひ消費税なしの県になろう!(笑)

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