「日本人に生まれたかった」と中国(北京)の女子大生から直接聞いた

連休中、中国は北京の女子大生4年生と昼食と夕食を一緒に食べる機会があった。

中国は秋が新学期なのであと半年で卒業である。

その後は日本の大学院で学びたいと下調べに来ていた。

独学で学んだそうだが、日本語も非常にうまくて日常会話はほぼ問題ない。

日本語は難しい言語なのにたいしたもんである。

なぜ日本に関心をもったのか?

なぜ日本に関心をもったのか聞いてみると、10歳から12歳のころには日本にすごく憧れるようになったという。小学校4年から6年生、つまり小学校高学年のころには日本に憧れるようになった。

「学校では反日教育がすごかったのではないか?」(榎本)と聞くと。

「それはものすごかった」(女子大生)

「どうして、そういう学校教育を受けながら、日本がいいと思ったのか?」(榎本)

「インターネットで色いろ調べているうちに、学校で教えていることは嘘で、日本はすごくいいところだとわかった」という。

へぇ~っ@@

中国の反日教育は小学生にも見破られる程度のものだった(笑)

それにしてもインターネットの力は偉大だね。

いくら金盾でインターネットを検閲し、情報をブロックしても、小学生にさえ学校教育の嘘が見破られているとは!(笑)

私も何回か中国を旅行したことがあるが、日本人だと言っても不快な思いをすることはなかった。

大人もほとんどわかっているのだろう(笑)

最近は日本にも中国人旅行者が増えているが、子供のころすごい反日教育を受けていて、しっかり「期待値を下げて」くれていて実際に日本に来て実態とのギャップに驚く人が多いという。

「江沢民になってから、特に反日教育がひどくなったでしょう」(榎本)と聞くと、

「そうです。とてもひどかった。」ということだった。(笑)

北京、上海の「都市戸籍」は中国人の憧れ

中国には「農村戸籍」「都市戸籍」というものがあり、日本のように「居住移転の自由」はない。

日本では引っ越し後、役所に行けばどこでもそこの住民票を得られる。子供をその地域の学校に通わせることができる。「居住移転の自由」は憲法で保障されている。

中国では農村出身者が、都市で戸籍は簡単に取得することはできない。

中国に「居住移転の自由」はないのだ。

文化大革命の時代、多くの知識人が農村部に「下放」された。

それは日本のようにほとぼりが冷めたらまた「汽車で都会に行けばいいじゃないか」というものではなくて、「農村戸籍」に縛られてしまい、都市ではまともな職業についたり子供を学校に通わせることができないのだ。

この「農村戸籍」「都市戸籍」は2019年の現在も厳然として存在している。

農村の子どもは勉強して都市の大学に入り、そこで就職するという極めて狭い門を通ることによってだけ「都市戸籍」を得ることができる。

北京や上海などの「都市戸籍」は全中国人の憧れなのである。

その北京の「都市戸籍」を持ち北京の4年生大学をまもなく卒業する彼女は、中国においては、極めて恵まれた上位層の市民と言える。

その北京の大学4年生が日本に憧れるとは。

日本のどんなところがいいのか?

色んなことがあるが、自然がきれいなところ、人が「みんなのことを考えている」ところなどをあげていた。

中国人はみんな「自分や自分の家族のことしか考えない」と言っていた。

最近は日本人も「今だけ、金だけ、自分だけ」の人が増えてきた気もしないではないですが、例えば、前回の記事の「琵琶湖」のように、滋賀県民の人みんなが琵琶湖をきれいにしようという意識がないと、あれだけ広大な湖をきれいな状態に保つことはできないんですね。

まぁ中国の河は汚いですよ^^;

私たち日本人は、普通に身についていてあまり意識することはないですが、自然とみんなのことを考えているのでしょうかね。

日本は街は世界と比べるとゴミが少ない。

そして穏やかで落ち着いている。

食べ物がおいしい。

自然が美しい。

外国から日本に帰ってくると、いつもホッとする(笑)

私も結構いろいろ外国を旅しますが、やっぱり日本が一番いいん(笑)

どうして日本人に生まれなかったのか悔やむ

そしてその北京の女子大生は「私はどうして日本人に生まれなかったのだろう。日本人に生まれたかった。」と言うんですよ。

これは強烈ですよね。

「インターネットでは世界中の国が調べられるので色いろ調べたけど、やはり日本が一番いい。

アメリカなんかまったくよくない。

アメリカには何の興味も関心もない。

だから私はあまり英語ができない。」

とまで言うんですよ。

そして、日本のよさに気づいた小学校の高学年の頃から、いつか日本に住むのが人生の目標になったというのです。

そこで日本語を一生懸命勉強して、反対する親を何年もかかって説得して、ついに日本の大学院に行くことを許してもらった。

私も漠然と日本はいい国だなぁとは思っていますが、小学生の少女が日本に行くことを人生の目標と定めて、憧れ、そのために人生を賭けてきたのです。

しかも北京の都市戸籍をもつ大学生ですよ。

中国では最も恵まれたポジションにいる人です。

その彼女は自分の国、中国で夢を描けなくなっているんですね。

日本のマナーをすっかり身につけている

日本のお豆腐を食べてみたいというので、京都の鴨川のほとりの老舗のお豆腐屋さんに行きましたが、食べ方も非常に上手です。たぶんネットの動画か何かで研究しているんでしょうね。

日本人よりもきれいに食べますよ(笑)

言論の自由・表現の自由

知恩院から八坂神社、二年坂方面へ歩いていると、ちょうど憲法記念日で、「憲法改正反対!」「平和憲法を守れ~っ」「安倍政権は退陣しろ~っ!」とかやっているわけです。

こういう政権に反対するようなことを言ってもいいんですよというと、それもとても驚きみたいで、興味深そうに見てましたね(笑)

日本は、思想信条の自由、言論の自由、表現の自由が憲法で保障されてますからね。

私もこのブログに時々書いてますが、安倍政権に反対ですよ。

あ~そうそう!

4月30日の天皇陛下の「退位礼正殿の儀」で安倍さん、

漢字が読めなくて詰まってしまって、

「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願って・・・(詰まって)・・・あらせられます事を願って已(い)ません」と読んでるんですよ。もちろん「已(やみ)ません」です。

大バカ野郎ですよ!


さすがに右翼団体も激怒しています。

安倍政権は大日本帝国憲法を規範としているとの見方もあるようですが、大日本帝国憲法には不敬罪というのがあった。

天皇陛下の「退位礼正殿の儀」で、「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願っていません。」などと読み読み違えるやつは、不敬罪で逮捕ですよ。

小中学生でも、卒業式の送辞・当時は、何度も読んで練習しています。

安倍さんは、天皇陛下生涯一度の「退位礼正殿の儀」で読む練習をしてないんですよ。

そして読み間違えた。

しかも逆の意味に。

大バカ者。

ほんとどうしようもないわ。

世が世なら不敬罪で逮捕ですよ。

安倍さんは憲法改正しようとしているが、自分が民主憲法に守られた(笑)

まぁ、私もそんなこんなで「安倍政権はどうしようもないなぁ」みたいなことを言うと、彼女にとっては実に新鮮なんですね。

中国で中国共産党とか、習近平国家主席の悪口を言うことはタブーですからね。

北京では天安門事件で、中国共産党反対を叫ぶ学生たちは武力で弾圧された。

日本では、連休中の憲法記念日にいろんなところでノボリたてて、「憲法改正はんた~い!」「安倍政権は退陣しろ~っ」などと言っているのが、非常に新鮮だったようです。

日本人は「またやってるな~」くらいしか思いませんが(笑)

日本人にとって、思想信条の自由、言論の自由、表現の自由、居住移転の自由、職業選択の自由は当たり前ですが、そうでない国もあるんですね。

まぁ日本も色々ありますけどね。

日本は四季の移り変わりがあり、自然と調和したとても美しい、穏やかで落ち着いたいい国です。

北京の都市戸籍を持つ、女子大生から直接、「私はどうして日本人に生まれなかったのだろう。日本人に生まれたかった。」と聞いて、びっくりした。

彼女の目には、欧米などどうでもいいんですね。

まったく関心がない。

日本こそが素晴らしい国に見える。

私は幸い日本人に生まれたので、彼女ほど熱く日本に憧れるみたいな感覚はないが、改めて日本はいい国と見られているんだなぁと思った。

特に、激しい反日教育を受けた、北京の都市戸籍を持つ中国では恵まれた小学生でさえ、強烈な憧れを抱かせていたことにとてもびっくりしたのであった。

この文章が読めるあなたは日本人だと思うが、あなたも私もとっても恵まれた素晴らしい国に生きているんですよ。

よかったですね!^^

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Loading Facebook Comments ...