バリ島2日目はクタ周辺の海の寺院を見て回る。
お目当ての寺院はバスなどの公共交通機関がない。
しかも車でどちらも1、2時間かかる。
こちらでは一般的に車をチャーターする。
1日チャーターして4千数百円。
ふたりで乗れば2千円数百円。三人で乗れば千円数百円。
日本では1時間程度バスに乗ればそのくらいすぐにかかってしまう。
ガソリン代はもちろん含まれている。
駐車場代などはこちらもち。
タナロット寺院は海岸にある小島だ。
ここは聖地なのでこのお姉さんたちのように足は腰布を巻いて隠さなければならない。
腰布は入り口で貸してくれる。
観光客は島には渡れないが、信者さんたちは海を渡る。
こちら側は波が荒い。
島に向かって左は比較的穏やかで浅くなっている。
バリではそのまでの岩場もそうだが、歩道や手すりをつけたりしない
お昼はクタの反対側、東のビーチで食べた。
こちらはクタ海岸より人がぐっと少ない。
流しのおじさんたちがやって来て、日本からと言うとどういう訳か長渕剛の「乾杯」をやり始めた。(笑)
さびのところは上手にハモるが、あとは意味がわからず歌っているようだ(笑)
バリの音楽を!というとさすがにこちらの方が上手!
ここは明らかに気がいい。
やわらかい非常にいい気が満ちている。
さすが聖地に選ばれるだけのことはある。
ここのでお目当てはケチャだ。
海に夕日が落ちるころ、上半身裸の男たちが「チャチャチャ・・・」を奇声を発しながらぞくぞく登場する。
円陣を組んだり、時々フォーメーションを変えながら1時間も集団で呪術的奇声を全力で発し続ける。
楽器は一切なく、それが音楽のすべてだ。
物語りの内容はチケット購入時に言えば日本語のパンフレットをくれる。
ところがお猿は結界を破り、見事脱出。
火を蹴散らしまくる。(今度は足の裏が熱い!)
これらが男たちの呪術的な奇声の和音の中で続くのだから見ごたえがある。
ただ単に観光的なイベントでは決してない。
長い伝統がなければ、こういうのは成り立たない。
ちなみに、ユーモラスな悪者が劇中挨拶した。英語では挨拶のあと「Do you understand?」と声をかけると会場から「NO~」の声があがった。(笑)何を言っているのかよくわかならい。
続いて「こんばんは!」と日本語で挨拶してくれた!
「こんばんは!」と会場から結構返事があがる!私も元気にあいさつした!
だって、うれしいじゃないですか!
英語の次に日本語ですよ!
フランス人もドイツ人も、中国人もたくさん来ている中、英語に次いで日本語で挨拶してくれた。しかもその後の日本語の挨拶が、よく聞き取れた。英語よりも上手だ。(笑)
バリでは日本の評価は高いのである!
チケットは800円程度なので絶対に見る価値あり。
夜は宿の近くで食事をした。
スペインで懐かしいサンミゲルビールがある。
ウェイターさんはローカルビールと言っていたが、ライセンス生産しているようだ。
実によくできたお面で、このへんの伝統の深さがバリ島の魅力だ。