【不安に対処する方法】「時々不安が顔を出しますが、いい世の中になっていくんでしょうか?」

ご質問をいただきました。

4月1日から、会社の中が大変スピードが速く変わったのを実感しています。
支配と従属が取り払われて、若い人が50歳の私にもあまり遠慮なく言ってきます。
付いていくのが大変な気持ちで、毎日会社に通っています。
時々不安が顔を出しますが、いい世の中になっていくんでしょうか?
私はどのような気持ちで仕事をしていけばよいでしょうか?アドバイスお願いいたします。

若い人ともきちんと本音で話し合えるのはいいじゃないですか。

ただ単に「年上だから」ということが権威になる時代ではないですね。

目上だから年上だからということでだけで決めていては物事はうまくいかなくなっています。

過去の成功体験が通用しなくなっていますからね。

いい世の中になっていくんでしょうか?

いい世の中になっていると思いますよ。

インターネットも普及し、今までになかった選択肢が手に入る時代です。

多様な選択肢はいつでもいいものです。

隠し事がしにくくなっていますし、知りたい情報もずっと入手しやすくなりました。

ネット通販のおかげで地方に住んでいても買い物格差はありませんしね。

世の中に期待しない方がいい

私は大局的には今もずいぶん世の中はよくなってきたと思いっています。
これからもよくなっていくと思っています。

しかし、今の体制がそのままいい方向へ変化していくと思いますか?

例えば今年の秋消費税を10%に上げるそうですが、理由はもちろん国にお金がないからです。

じゃな何に使ってるかと言えば、50兆円税金を集めて40兆円医療費に使っている。

その40兆円でマイスリー漬けにしたり、ステロイド漬けにしたり、抗生剤で腸内細菌を壊したりしている。これらをすると人々の免疫がどんどん下がることは医学的にもわかっているからもっと医療費がかかる(笑)

で、消費税をあげるわけです。

個人の所得には重い所得税や社会保障費がのしかかりますが、株主の配当金や売買益の税率はどんなに所得が多くても20%までです。

今日本の会社も外国人の株主が増えましたが「新自由主義」により自由貿易、自由競争が促進されてきました。

株主である資本家の意向を受けて会社の経営陣は、「競争が厳しいから危機感を持て!」と激励します。

実際競争は激しい。

しかし、資本家は競合させている両方の株をもって、会社の従業員が安い賃金で一生懸命競争して働けば働くほど、たくさん配当がもらえる仕組みになっているのです。

そういう仕組みを着々と作ってきた自民党(与党)は、現在3分の2以上の絶対安定多数の議席をもち、憲法改正も発議できるほどです。

つまり、そういう体制を国民の3分の2以上が支持している。

まぁ大きな枠組みはこうなっているわけです。

ということは変化しませんよね。

今の体制がどんどん推し進められていくだけです。

ということはますます税金はあがり、競争は激しくなるってことですよね。

ですから足元で現在の体制を作り上げてきた自民党(与党)を国民の3分の2が支持している以上、すぐには変化しないでしょうね。

世界では変化が起っている

アメリカではトランプさんが大統領になりました。

これにはびっくりしました。

トランプさんは保護主義に舵を切っていますよね。

もうアメリカの中産階級は落ちぶれて、ホームレスがあふれているわけす。

一種の生活保護であるフードスタンプの受給者は4700万人に達している。

ですから、自由貿易によって国民が自由競争にさらされるのを防ぐために、保護貿易を打ち出して、国内の労働者を守ろうとしているわけです。

イギリスもEU離脱を決めた。

フランスではイエローベスト運動が燃えさかっていますし、イタリアでは新政権が樹立しています。

諸外国では国民はもう我慢しなくなっている。

しかし日本では安倍与党は3分の2の議席をもっており、やりたい放題であり、今のところは変化しそうにないですね。

まぁ私も山本太郎さんの「れいわ新選組」が選挙で過半数をとって政権与党になったら、世の中変化するかなとは思いますが、アメリカがトランプ大統領になったところでアメリカの財政赤字が消えるわけではないんですよ。

それは日本でも他の国でも同じです。

どこかの時点で「旧体制の清算」が起ってから本格的に変化が始めるでしょうね。

だって、日本もアメリカもどこの国もそうですが、国の借金がどんどん増え続けています。

その利払い費がどんどん増えてしまって、消費税もまた上げると言っています。

借金が増える限り、利払い費は永遠に増えるんですよ(笑)

トランプになろうが、山本太郎になろうが国の借金がなくなる訳ではありませんからね。

不安は「自立」の尺度

不安って何でしょうね(笑)

例えば、小さな子供がお父さんとお母さんが離婚すると聞けば不安になるかもしれませんね。

ぼくはどうしたらいいんだろう?

しかし、子供が社会人になっていれば、親が離婚すると聞けば、「しっかり考えて好きにすれば」と言うかもしれませんね。

つまり不安というのは「自立」の尺度なんですよ。

会社に依存していれば、会社が傾けば不安になります。

国に依存していたら、国が傾けば不安になります。

親であれ、会社であれ、国であれ、何かに依存していれば、それが傾けば不安になります。

何がどうであろうと自分で生活し、生きていく。

その度合いが高ければ高いほど不安は少なくなります。

例えば田舎で自分で食べものを作っているおじいちゃん、おばあちゃん。

私の祖母も96歳で他界しましたが、表情に何の不安もないですよ(笑)

お金なんてないです。

ばあちゃんがお金を使う姿をあまり想像できない(笑)

いつも畑に出て、ニコニコしている(笑)

もう、会社、国も、安倍政権も、世界大恐慌もなんも関係ない(笑)

だから不安がない。

元気に長生きしましたよ(笑)

もう自己完結している。

完全な自立です。

これが不安のない状態ですね。

自分の生命の糧を誰かに委ねている限り、そこにある程度のリスクがある。

それが不安になります。

それは当たり前なんですよ。

リスクにどう向き合うか

東大を出たキャリア官僚だって、2014年 内閣人事局が設置されて殺生与奪権を官邸に奪われると、「ただの忖度野郎」になるわけです。(笑)

自分の生命の糧を誰かに委ねると、もう正義も何もない。

ただの言いなりです(笑)

基本は自分の生命の糧は自分で得るということしかない。

だからアナスタシアは、すべての人が「我が祖国」という菜園つきの家を持って、すべての人が自分の生命の糧はまったく不安がない状態になることを提唱した。

自分の生命に不安なく生きることを可能にする「我が祖国」は基本的人権のひとつであるというのですね。

その通りだと思います。

私の田舎のばあちゃん状態です(笑)

それだと一切不安なく、長生きする(笑)

だから私も「我が祖国」を作るために、昨年から1㎡自然菜園を楽しみながらはじめた。

そこに自分の手の届くところに食えるものが常になっていれば、何の不安もない(笑)

不安は選択肢が多ければ減る

不安は選択肢の数によって影響を受けます。

例えば、自分の乗っている飛行機のエンジンが止まってしまった。

自分にできることと言えばシートベルトを締めることぐらいしかない。

これはやっぱり不安です。

ところが、自分の乗っている飛行機のエンジンが止まっても、軍のパラシュート部隊であったなら、「パラシュートをつけてスカイダイブする」という別の選択肢を持っているわけです。

そうするとパラシュート部隊の隊員は飛行機のエンジンが止まっても、他に方法がない乗客より冷静でいられる。

人生にはこれしかないと思っていると不安は大きい

例えば、自分はこの仕事を続けるしか生きていけないと思っていると、不安は大きいのです。
例えば、私はこの人と別れたら生きていけないと思っていると不安は大きい。

ところが、もしこの仕事がダメなら田舎に帰って田んぼでも耕そうと思っていると、その人が究極的に追い詰められることはない。

自殺しない。

常にこれがダメならあれがあると思っている。

その「選択肢の多さ」が不安を緩和するのです。

たとえ自己完結した生活をしていたとしても、大地震とか原発事故とか、そういうことが起る可能性はあります。

そんなことをいちいち考えていたら仕方がない面もありますが、やはり万一の時は非常袋を持ってここに逃げようと、考えておいた方がいい。

もし、日本全体が放射能汚染されてしまったら、しばらく沖縄とか外国に行っておくかという選択肢を頭の片隅に入れておくといい。

もし自分の人生に選択肢がないと考えていると、思考が追い込まれてしまう。万一の場合は、こうしよう、ああしよう、つまり自分には「別の選択肢もある」と思っておくといいのです。

複数の選択肢をもっていると、不安が減ります。

究極的には何が起きても何とかなると思っておく

いちいちリスクを想定して、あれこれ心配しても一定以上はしかたがない点もあります。

究極的には何が起きても何とかなると思っておきます。

日本人は第二次世界大戦時、多くの都市が空襲され、家も仕事もなくなり、街も燃え尽きてしまったところがたくさんあったのです。

それでも何とかなってきました。

それはわずか数十年前の話なんですよ。

今は、その戦中戦後よりもはるかにましな状態です。

あんな状態でも日本は大丈夫だったのですから、何が起きても何とかなると思っておきます。

何かが起きたら、起きたで、さつまいもを栽培したり闇鍋を作ったり何でもしなくちゃいけない(笑)

その時はその時考えるしかないのです。

ですから、何が起きても何とかなる。

何が起きても何とかする。

それだけ腹に決めて、それ以上あれこれ考えてもしかたがないんですよ。

人生を楽しみます。

思考の現実化をマスターする

思考が現実化するというのを聞いたことがあるかと思います。

もし思考が現実化するなら、思考をマスターすればいいわけです。

それに熟達すれば「自分の好きな現実」を創造すればいいのです。

今私が取り組んでるのがこれです。

もし「100%思考が現実化する」ことを体得し、

思考をどう用いればいいかが完全にわかれば、自分が自分の現実の100%の原因者であって、他に不安要因は何もないわけです。

自分の現実を誰にも委ねていない。

これが究極の不安解消法です。

どんな現実であろうと、自分の思考が現実化しているわけですから、そのすべてのプロセスを体得したら、不安になりようがないですね。

自分が創造した現実に腹を立てたり不安になってもしょうがないわけです(笑)

嫌なら思考を変えればいい。

この思考の現実化のマスターが究極的な方法ですね。

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