以下は今日顧問の方に配信したメールです。ご参考に!
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「自分を大好きな人と自分を大好きになれない人の違いはなんでしょうか?」というご質問をいただき、前回以下の3つのポイントをお話ししました。
・「過去」(後悔)や「未来」(心配)を考えすぎることで、今ここにトキメキを感じられなくなる。
ああ、これが大好きというハートのフィーリングを大切にして生きる。
・自分が自分に欲ばりでいいし、それを追い求めていいし、それは自然の仕組みだということ。
・そして小さなものでも自分なりの「理想をもち」、「理想を手にする」ことで人生のコントロール感がもてるようになり、そのサイクルを繰り返すことでどんどん自分が好きなる。
なぜ私たちは自分を好きでない人になってしまうのでしょうか。
私たちのほとんどは学齢期に受験を経験します。
「もっと頑張って勉強しないといい学校にいけず将来困ることになる」などと親が子供に言っているのをよく耳にします。
これは未来の心配から来ています。
将来困るから「勉強しなければならない」。もうこの時点で、勉強は本当はしたくないものになっています。
未来を心配することで、受験という環境(枠)に合わせて自分を押し殺し、本当はしたくないこと無理やり自分に強いています。
自分を押し殺し、受験や学校、会社という(枠)に自分をあわせて生きるのが人生という人生観を持つようになります。
こんな人生が楽しいわけがありません。
これでは自分の人生に対する自分のコントロール感がもてません。
この枠に上手に自分をあてはめていけばいくほど、自分は本当は何がしたいのかというフィーリングさえ失っていきます。
自分を押し殺して、人の価値感に合わせて自分に枠をはめて生きる人生では、自分を好きになることなどできません。
これはすべて「未来を心配すること」から来ています。
そうではなくて、「理想をもち」、「理想を手にする」ことによる人生のコントロール感が大切です。
大きな理想である必要はありません。
例えば「自転車に乗りたいな」という理想でも自分がワクワクするなら充分です。
理想をもって「いいなぁ~乗りたいなぁ~」と思って練習した。
そしてついに乗れるようになった。
そのワクワク感、自分自身のコントロール感、これが「わぁ、僕にもできたぁ~」という
自己肯定感につながり、自分が好きになっていきます。
学習も、「未来の心配」ではなくて「理想」から入ります。
英語を話せて、外国を旅したら楽しいな。
いい仕事ができるようになって、いっぱいお金を稼げたら楽しいな。
いい仕事をして、素敵な車に乗れたら楽しいな。
いい仕事をして、素敵な彼女と素適な家に暮らせたら楽しいな。
いい仕事をして、おいしいものをいっぱい食べに行けたら楽しいな。
いい仕事をするには言葉や数字も必要だ。英語も国語も数学も、いい仕事のためのツールだ。
そうして「よし今度の試験では弱点だった〇〇をよくしよう」と考えます。
未来を心配するのではなく、理想をもち今(現実)を見て生きています。
そして自分で決めた理想(目標)をクリアできた、理想を手にした。
やった~!
いい仕事をして得る自分の素敵な未来に一歩近づいた。
この自己コントロール感が大切なのです。
これが自信につながります。
そういう理想に近づき、理想を手にする自分であればこそ、自分が大好きになるのです。
ポイントは未来を心配したか、
未来に理想をもったか。
この違いだけです。
ちょっと今から、時間ととって未来を心配してみてください。
「〇〇はどうなるんだろう」
・・・・・
未来を心配しましたか?
次に今から、時間をとって未来の理想を考えてください。
上の、
英語を話せて、外国を旅したら楽しいな。
いい仕事ができるようになって、いっぱいお金を稼げたら楽しいな。
いい仕事をして、素敵な車に乗れたら楽しいな。
いい仕事をして、素敵な彼女と素適な家に暮らせたら楽しいな。
いい仕事をして、おいしいものをいっぱい食べに行けたら楽しいな。
の例のような自分のわくわくする理想です。
・・・・・
未来の理想を考えましたか?
さて、その時のフィーリングを思い出してください。
未来を心配している時、自分の体から力が抜けていきましたね。
未来のわくわくする理想を考えている時、自分の体に力がみなぎってきましたね。
ですから、
未来を心配する人はどんどん弱くなっていくのです。
未来に理想をもってそれを追う人はどんどん強くなっていくのです。
ですから、親が「もっと頑張って勉強しないといい学校にいけず将来困ることになる」と未来の不安を言えば言うほど、子供はどんどん弱くなります。
そして実際体の力が抜けていきますから、無力感を感じますます自分が嫌いになっていくのです。
ポイントは未来を心配したか、
未来に理想をもったか。
この違いだけです。
ぜひ、自分がちいさなものから理想をもち、それを追い求め、手にする自己コントロール感あふれる生き方を子供に示しましょう。
心配ではなく理想を語ります。
そうすると、子供もそういう生き方を真似はじめ、体に力が入り、生き生きしはじめ、自分に自信をもち、自分が大好きになっていくのです。