【和して同ぜずの賢い女子になる!】「高校生の娘が人間関係で苦労しています。」

高校生の娘さんをもつお母さまから、「娘が苦労してる」とメールをいただきました。

そこは娘さんが「大人」の対応をするところです(笑)

 学校での人間関係で様々な方向から苦労してるみたいです。

クラブの部長なのですが、
その顧問の先生に「この教え方では生徒に伝わらないのだろうか」だけならまだしも、先生同士の愚痴やら辞めたいなどの話を、それこそ今時ですが部員と先生を交えたLINEのグループトークで話してきたりしており、その先生は精神不安定な人らしく、気に入らなければ八つ当たりみたいに酷い扱いにしてくるそうで。
それが嫌なので何とか答えてはあげなければならない、と矢面に立たされるのが部長のうちの娘のようです。

なかなかいい学びですね!(笑)

そうですね。

娘さんにとって「ダメな大人もいる」ということを学ぶことはとてもいいことですよ。
しかも大人は力を持っています。
たとえば先生は、内申点をつけたりできますからね。

そういう力を持っていて、しかも不完全で不安定な大人もいるという「現実」を知り、
そのなかでうまく生きていく術を身につけていくことはとても素晴らしい学びです。

それが現実を生きていく力というものですからね。

毎年5千人以上の先生が精神疾患で休職しています。184人に1人です。

精神疾患で「休職」した先生がそれだけいるのであり、精神疾患だけど精神薬を飲んで休職までには至っていない先生はその何倍もいます。精神的におかしいけど精神科にかかっていない先生というのもそのまた何倍もいます。

おかしい先生はいっぱいいるんですよ!

そこは娘さんが「大人」の対応をするところです(笑)

争う必要はないが、譲るべきところではない

 それと、今のクラスの中心人物となってる男子が、ひとの事を悪く言ったり馬鹿にして笑いにするタイプだそうで、娘は笑いは大好きだけど、そういうのは嫌で。


 いいですね。

私もそうでした。

そのことで争う必要はありませんが、譲るべきところではないです。

「自分の生き方」を貫く学び

 更にその男子が男尊女卑の思想というか、「女子は自分より目立って楽しくするな」と言い、バカやってみんなでワイワイしてる娘を目障りに思い、みんなの前で悪口を言ったりさらていたそうです。
初めは自分の事だけだから我慢をしていたけれど、最近周りにいる友達の方にも矛先が向けられて来て、それで苦しいのだそう。


 まずですね。

男尊女卑というのは今どき通用するものではありません。
その男子が怖くて言葉や態度に出せないかもしれませんが、
多くの女子、多くの男子が「そんなのよくない」と心の中で思っているんですよ。

周りの友達のことは、その人の選択に任せておけばいいのです。

すべての友達に、その男子に「長いものに巻かれる」選択もあるのです。

それをしないのは、その友達の選択なのです。

それはその友達が、その怖い男子よりも、「そういうのは違うよね」と内面で思っているということなのです。

そして、それにどう対処していくかは、娘さんの自分の生き方であるのと同様に、その子たちの生き方なのです。

そういうことを通じて「自分の生き方」を貫くことを学んでいくんですよ。

素晴らしいことです。

その学びをクリアするまで「同じようなキャラ」の人と縁がある

  中学の時に苦しんで苦しんで、やっと高校で離れられた同級生の男の子がいたのですが、まるで彼はその子の様だと。
なぜ中心人物なのかと訊いたら、そうでもしてないと自分もやられる位に酷いからと。
それもその中学の時の彼と同じでした。
まだそんなガキンチョかよ、と娘と呆れていましたが、トラウマになってる程に中学の時の彼には苦しんだので余計に今のが嫌みたいなんです。

まず「そういうキャラの男子」がいるのはわかります。

要は「そういうキャラの男子」と「どう間合いをとるか」なんですよ。

中学に続いてそういう男子に「縁がある」というのは、そういう男子との間合いの取り方を学ぶのが、今の娘さんの学びだからです。

人生というのはそんな風にできているのですよ。

たとえば、付き合って別れて、結婚して、離婚したりして、次にも「よくもまあ、またそんな似たような付き合うよね」という人がいますね。

それは、そういう相手から課題を学ぶのがその人の学びですから、その学びをクリアするまで人生でずっと、「同じようなキャラ」の人と縁があり続けるのですよ。

「そういうキャラの男子」は、どの学校にも、どの職場にもいるんですよ。

ただそういう人に「縁がない」人もいるのです。

同じクラスであっても、特段影響を受けない人もいるのです。

「和して同ぜず」

「仕方ないわねぇ。色んな人がいるからね。」で嫌うわけでもなく、その子分というかグループに入るわけでもなく、

「和して同ぜず」というやつですね。

日本には素晴らしい言葉がある。

「和して同ぜず」。

平和に穏やかに、仲良くしているけど、同類にはならない。

「和して同ぜず」素晴らしいですね!

この「和して同ぜず」を達成するには、内面に一定の強さが必要なのです。

「そういうキャラの男子」というのは、必ずちょっかいを出してくるのです。

中心人物になりたいですからね(笑)

「おれがボスだぜ」という「マウンテング」を群れの中で示して回るのです。

猿山のボス猿と同じですよ(笑)

そういう人は高校生だけじゃなくて、大人の中にもいっぱいます!

ボス猿になりたい人です(笑)

派閥の長になりたい人とか、何かとワンマンな人とかです。

まぁ男に多いキャラですけどね。

女子からみたら「まだそんなガキンチョかよ」と思うかもしれませんが(笑)

まぁそういうちょっと腕力が強かったり、声が大きいボス猿になりたい人は世の中には結構いるものです。

スマートに生きていく術を身に着けた「賢い女子」になる

娘さんもそういう社会に生きて行くんですから、そういう中でスマートに生きていく術を身に着ける非常にいいチャンスなのです。

中学、高校と「そういうキャラの男子」に縁があるということは、それは娘さんの人生にとって必要な学びなのです。

「和して同ぜず」ですよ。

和睦して、一見仲良く穏やかに暮らしているように見えるけれど、決して同類にはならない。

一見、顔は立てて「猿山のボス」でいさせてあげているように見えるけれど、その「グループの力学」に組み込まれていない。

「あなたって強いわよね」と「そういうキャラの男子」を持ち上げておいて、例えば誰かいじめられている子がいたら、「ちょっといじめられいる子がいて相談に乗ってくれる?」とうまく持ちかけて、「猿山のボス」が自分の群れを守る本能に訴えて、その子がいじめられないように「猿山のボス」ににらみを利かさせるとかですね。

「そういうキャラの男子」がいるこの現実の社会の中でうまく生きていく「賢い女子」にならないといけないのです。

「やっぱりあなたって頼りになるわね」と持ち上げておくのですよ。

そして一見和睦しているように見えるけれど、周囲から見ている人は、この人は何もかも言いなりになってる子分じゃないな、「和して同ぜず」だな。自分の価値観を持っているな、というのはわかるのです。

そういう「賢い女子」にならないといけないんですよ。

「猿山のボス」と衝突すると疲れるんですよ(笑)

そんなことにエネルギーを使っている場合じゃないんです。

うまく立ち回らなければ!(笑)

上のようなことを説明して「ああ、そうか!」という展望が見えれば浄化もよく入ります。

先の見えない「閉塞感」が一番いけないんですよ。

まぁ大人も先の見えない「閉塞感」で病気になってまいっているわけですから・・・

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